「ホームレス」の生活実態 by Naoko fujita
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はじめに      

 私は、今回卒業論文を書くにあたって、「ホームレス」とは何だろうと考えた。ただ不景気によるリストラ等で家を失い「ホームレス」になるとは、容易に想像がついた。しか し私は、大阪・京都などで「ホームレス」の人々を見かける事はあるが、それ以上は、彼等の事が分からない。むしろ分からないというより、我々にはrホームレス」の人々に対 する関心が薄いのではないだろうか。

 「ホームレス」の人々について調べているうちに、私は大阪府の西成区にある、釜ヶ崎(アイリン地区)の存在を知った。以前から何度かテレビ・新聞等の報道でその地区の事 を少しは知っていたが、その時はそこが「日雇い労働者め街」だという事は全く知らなかった。

 釜ヶ崎にフィールドワークに行ってみると、多くの露店が並んでいるのを見かけた。また、大勢の人々の往来があり、私が予想していた悲壮感あふれる街というよりは、むしろ活気 がある様に私には感じられた。そこで私は、普段我々が考えている「ホームレス」像と、実際に釜ヶ崎で「ホームレス」 と呼ばれている人々とでは、違いがあるのではないか。私は狭い範囲ではあるが、本学の 社会福祉学科の学生から得られる「ホームレス」像を導き出す為に、アンケートをとり、 それを基に、私は釜ヶ崎で3泊4日の生活体験を行った。

 この論文では、上記のアンケートと生活体験を基に、「ホームレス」とはどの様な人なのかを導き出していきたい。

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