今日の大阪はとても暖かい。そうなると、ねずに遭遇できる機会も増える。。。
ねずは変わったネコだ。なでなでされていると気持ちがいいからなのか、
なんなのかはわからないが、必ず匍匐前進のようにずりずりと移動する。
なでている方としても、非常になでにくい。
だってどんどん前へ進んでいくんですよ!?ねずをなではじめた場所は確か、
動物病院の前だったはず、なのに何で今は隣の家の前!?
なんてことがしょっちゅう!
ねずのずりずりに合わせて、進んでしまった結果ですね(笑)

そして、冬になろうものなら、スキを見て、膝の上に乗ってこようとする!
別に乗られること自体は可愛いし、OKなのだが、
その時ねずはツメをたてるのだ!!!
おかげで、私のストッキングやタイツ、何度伝線させられたことか。。。
いや、いいんですけど、それぐらい。。
でも、やっぱり。。。以下同様。

ねず、それは器用にセンサーにタッチし、動物病院の自動ドアを開け、
ちゃっかり病院内に入りこむネコ。。。

私は毎月、ノミのお薬を買うため、ねずがいる動物病院へいっています。いつもだいたい、ねずは入口の前で座っているのですが、私が入る時、一緒には入らず中から「ねずおいで」と言うと、ねずの身長より少し上にある自動ドアのタッチセンサーに前足でタッチして、自動ドアをあけて、自分で入ってきます!!
なんて器用な…しかも、頭いいやんか!!ねず!!
いつものおバカぶりはどこへ!?

しかし、さすが、ねず!!落とすことも忘れていません。
感心している私に、先生が一言。
「ね〜、ねずね〜、入ってこれるのに、自分では外へでられないんよ。全く同じことすれば出れるのにねぇ。外へいきたい時は鳴くんやで。」
ねず!!やっぱり、お・ば・か(笑)
ねず。。あんまり会えてない。会えてもダラダラと寝てる時が多いです。
暑いので仕方ないんですが、寂しいことです。。。
でも、ねずは私の姿を確認すると、走ってきてくれます。
そんな時、ねずの走り方は欽ちゃん走りなのだ(笑)
なぜに、欽ちゃん走り。。

その理由は、その昔、ねずは交通事故に遇ったのだ。
下半身が麻痺するかもしれない可能性があった大怪我。でも、動物病院の先生の手術のおかげで奇跡的に下半身麻痺にはならずに、復活をとげたのです!
でも、後遺症で、少し走り方がぎこちなくなってしまったのです。。
でも、そこはねず。欽ちゃん走り!!
怪我しても笑いの要素は忘れてはいません。(笑)
でも、本当に良かった、ねずが無事で!
私は飼い主ではないけれど、ねずはいなくてはいけない存在なのだ。
きっと、ねずもそう想ってくれているはず(^-^)
最近、ねずに会う機会ってあんまりないんですよねぇ。。
あまりにも暑すぎて姿を見せないんです。5月にしては異常に大阪は暑いんです。
ねずに会えなきゃ、観察日記どころではないですね(笑)

ねずの名前の由来を話したいと思います。
「ねず」は「ネズミ」からきています。なぜ、ネズミ?
このお話はねずをお世話されてる獣医さんの奥さんから聞いた話です。
動物病院の前には公園があるんです。
そこに、ネズミ捕獲器が設置されていたそうです。
おびきよせるためのごちそうと一緒に。。。
もうおわかりですね?
そう、ねずはネズミをくわえたまま、そのワナにかかってしまったのです!!!
じたばたしてるところを奥さんに助けられ、
ねずという名前をもらい、現在に至るというワケです。
でもネズミ捕獲器にかかったって、ねずよ。。。(笑)

とある晴れた日。お昼ご飯を買いに会社をでて、
いつものように動物病院の前を通ると、
お隣の門柱の上で、ねずがひなたぼっこしていた。
ねずはたいがい、そこにいて、私を見つけると、ポストまで一旦降りてから、
私のそばまで降りてくる。
しかし、この日は少し、いや、かなり違った。
普通ならすんなりと足取りも軽く、しかもネコなんだから、
しなやかに降りてくるはずなのに、彼女はあろうことか、
門柱から足をすべらし、下半身が宙ぶらりんになってしまったのだ!!
よく、マンガにもでてくる、あの、上半身だけでつかまって、
足をバタバタする図そのままであった。。。
ねずも4・5回足をばたつかせるも、なんとか体勢を持ち直し、
私のところへ「ふ〜大変やったぁぁ。。」的な面持ちでやってきた。
私はかける言葉がなかった。
私の中では「ネコなのに!!!足をすべらした!!
しかも下半身バタバタ!!!!」
私が涙を流して大笑いしたのは言うまでもない。
とある晴れた日。お昼ご飯を買いに会社をでて、
いつものように動物病院の前を通ると、
お隣の門柱の上で、ねずが座ってひなたぼっこしていた。
いつもなら声をかけなくても私の姿を見つけると駆け寄ってくるのに、
この日は声をかけても降りてこない。
側によって見てみても目は開いてるし、眠ってはなさそう。
「ねず!」と声をかけてみるも無反応。どうしたのか。。。。
しばらく、声をかけず、ねずが気付くまで待つことにした。
30秒後、ねずはとても驚いた顔をし(人間のよう。)
慌てて私のもとへ降りてきた。
「びっくりしたなぁ、もう〜。いるんなら声をかけてくれなきゃ〜」的な面持ちでやってきた。
私にはかける言葉が見つからなかったのは言うまでもない。