全国綱遊会第8回定期総会報告 PART1



平成13年11月23日〜25日(広島市内・宮島)



かつてない長期滞在(ゴルフ組は3泊4日!)となってしまった今回の全国綱遊会定期総会。
なんと二部にわたって紹介してしまった・・・めんどくさ。




広島市民球場。日本全国で唯一、巨人戦がとても見やすいところです。

今年の舞台は広島。全国綱遊会初の西国遠征である。
とにかく幹事の芳幹ががんばってくれました。
ゴルフ組は仕事を早々と切り上げ、(と言うよりも仕事が手につかない)
23日の金曜日に広島へと向かった。
出発直前にどうしても得意先に行かなければならず、車を弁天町の大綱株式会社に停めさせてもらって
石川とふたり新大阪へと向かった。そこで中野正幸と今回初参加の中野勝正と合流。
缶ビール片手に新幹線に乗り込みました。


ここに来ると不思議と厳粛な気持ちになる。日本で生まれ育った人間にとってはまさに聖地なのかもしれない。

広島までは早いね。2時間かかんない。ビール飲んでワイワイ言ってるうちに広島到着。
幹事の芳幹は空港にカトちゃんを迎えに行ってるので合流は遅れそう。
先に4人でホテルチェックインを済ませ、タクシーで繁華街の流川に移動。
めっちゃ適当に居酒屋を探して、とりあえず広島で最初の乾杯!
一年で一番熱い時間が始まった。


建物ってのは迫力を感じさせてくれる。それが歴史的遺跡であればなおさら。

広島と言えばやはりカキ。今回の旅ではたくさーんカキを食べました。
とうぶんはいらん!ってくらい。現地で食べるからよけいにおいしいんだろうけど。
4人で飲み始めてもなかなか芳幹とカトちゃんはやって来ない。
電話で確認すると高速の降り口をしゃべっていて行き過ぎてしまったらしい。
早くもカトちゃん絡みでアクシデント発生に、一同ざわめきたつ。(笑)
明日のゴルフのために広島営業所に立ち寄り車を乗ってきてもらうのであんまり文句も言えないし。
カキフライを噛んだあとのジュワーっと広がる苦さが何とも言えず、
酒はますますおいしくなっていく。そう言えば、勝ちゃんはカキがぜんぜん食べられなかったのだが、
今回の旅行をきっかけにカキフライなら何とか食べられるというまでになった。
単なる食べず嫌いだったわけだ。
でもカキ食えないなんて可哀相だよなあ。特に広島に住んでいる芳幹。


会長と関西支部長のツーショット。濃すぎてあんまり近づきたくないんです。

ようやく幹事とカトちゃんが到着。そう言えばカトちゃんて関東支部長という肩書きがあったはずなのだが、
あまりにも関東では会長の力が偉大すぎて、みんなに忘れられている。がんばれカトちゃん。
駆けつけ三杯で久しぶりの再会でまたまた乾杯。ようやく全国綱遊会らしくなってきた。
前後してマサが夜行列車に無事乗車という連絡が入った。
無理してゴルフせんでも(結果的にはめっちゃ悲惨やったから)翌日ゆっくりと来たらいいのに、
というみんなの誠意を振り切ってマサは夜行に飛び乗った。鬼だ!(笑)
可哀相なのは芳幹。早朝駅まで迎えに行かなあかんからね。
ほんとごくろうさん。


ゴルフではすっかり意気投合のふたり。でも2人とも俺のカモだと言うことを忘れるな。

居酒屋を出て、なんか自然と二つに分かれてしまった。
俺と芳幹とカトちゃんはいつも広島に来たら行く店に向かって、
残りのカツ・マサコンビはサンタクロースの格好をしたキャバクラ嬢の前から離れようとせずに、
石川はそのコンビに合流してどっかのキャバにしけこんだらしい。
金曜日とあって結構店内は混んでいた。
一応キープしてあるボトルを飲み干しておかわりキープ。
この店も最初は新規飛び込みで入ってからずいぶん経つなあ。
ぜんぜん気をつかわんでいいから楽です。
ママも加古川出身でシャレわかる人やし。
初日はこれくらいにしといちゃるということで、
ほどよくホテルに戻ったけど芳幹にとっては地獄の三日間が始まったのでした。


はいはい、ここにもカモが二匹。大切に育てて一度に食べずにジワジワと。(笑)

さーて、ゴルフ当日。この日のことはあんまり憶えていません。
マサも無事夜行で到着していた。しかし夜行で合流ちゅうのも鬼気迫るものがある。
昨年の雪辱と思い、会長にリベンジを申し込み(しかもスコア下げてもらつてんだぜ、セニョール!)
意気込んだまま午前中で早くも沈没。だって当たらへんもん。(涙)
しかも空振りも2−3回してんだぜ。ゴルフ歴は10年経つぜ。
もうクラブが悪いとか言ってられない。センスないなあ、トホホホ。
と、めっちゃ落ち込んで午前中を終えて、クラブハウスに戻るとやってくれました。
カトウ大先生。やはり君は救いの神様です。
オイラを癒してくれるのはもはやカトちゃんか井川遙しかしない!
めっちゃ難しいアイアンを使ってるもん。あれでスコアすごかったら尊敬するんだけどなあ。
お互いまだまだ修行が足りません。
全員三桁を叩き、マサは特にひどすぎ!最後はふてくされてました。
カトちゃんを見習え!あれだけ叩いてもふくれてないやん。
これ本当に誉めているのよ。さすが我らがアイドル。
でもひとつだけカトちゃんのスーパーショット見せられて、一同唖然。
俺が3番使ってるのに6番でベタピンやもん。当たればすごいんだけどな。
ということで今年も雪辱を果たせずにゴルフはコースだけは良かったけど、
玉砕して第二日目の夜を迎えるのでした。
ハアー。(男の吐息)


幹事と二年ぶりのヤッちゃん。遠くから参加してくれるのはほんとに嬉しいなあ。

二日目にはいよいよ会長のご到着だ!皆の者、丁重なおもてなしを頼むぞ。
と広島駅まで迎えに行ったらいつものジャージだった。(笑)
延々と新幹線で東京から乗って疲れたみたい。身体と頭がでかいわりには、身体弱すぎ!
ホテルのチェツクインの際にマサの分が2日目も一緒にキャンセルされていたことがわかり、
幹事が慌てて交渉してた。たいへんだっねー。幹事は。
何とか別館で泊まれることになり一安心。
この日はゴルフ組と会長でまたまた流川に向かった。
今年の幹事はほんとよく行き届いていて、すでに店を予約していてくれた。
「生ガキ、生ガキ」とうるさく言い続けていた会長に仲居さんが一言。
「うちは生やってませんから」一同シーン。
会長のこめかみは引きつり、血管が浮き出て、その血管が破れて血がドピュー!
みんなは会長の血にまみれながら血の海を泳いでいた。
「ヨシキー!」と幹事がすぐに呼ばれたのは言うまでもない。
会長がわざわざ広島まで来て、酢ガキを食べられない落胆がどれほどのものか芳幹にはわからない。
その時の芳幹の一言を私は一生忘れないだろう。
「だって俺カキ食べないもん」


とっても神聖な場所にもかかわらずバカはどこにでもいるものです。なんでガッツポースやねん!

何とかカキ食べ組と食べない組とが分かれまして、前夜祭は始まりました。
カキのタタキが絶品。カキがおいしいほどにお酒もおいしく飲める。
いやー、下戸に生まれなくて良かったよなあ。
考えてみりゃ、下戸だと全国綱遊会には入れないしなあ。
座敷だとほんと落ち着いて飲めるし、知りすぎたヤツらばかりなんでほどよく酔えるちゅうか。
まあ気を許したお酒というものはおいしいもんです。
前夜祭とは名ばかりでして、一歩外を出れば広島のネオンがまばゆいくらいにきらめいています。
ほどよく酔っぱらって、さてどうしようかととりあえず路地に全員集合。
「女!」「まだ飲み足りへん!」という意見の中、石川が「サウナ行く!」と言い出した。
酔って身体あっためたら悪いと言ってんのに懲りないヤツだ。
「カトちゃんも行こや、なっ」と半ば強引にカトちゃんを勧誘すると、
「そ、そうですね。行きますか」といつものカトちゃん節が炸裂!
「勝手に行ってこい!」と2人を残して私らはネオンへと向かった。


この日はとてもいいお天気で人出も多かった。青い空の下で原爆ドームを見て人は何を思うのだろうか?

執拗なまでに「女」「キャバクラ」を主張するマサに会長が激怒した。
マサが資金が怪しいのは会長も俺も知ってた。
行ったところで誰かから援助されるというのは目に見えている。
飲む金くらいは自分で何としても都合せい、という暗黙の了解の下全国綱遊会は成り立ってきた。
そこはしつこく主張するんではなく、なければない、みんなに頭を下げて事情を話しするのが筋やで。
結局会長が心を鬼にして、マサをホテルに返した。
「もう名古屋へ帰ります」と呟いてホテルに帰ったけど、一晩経てばケロッとしているのも
マサのいいところなんだから心配はしてなかった。
そんなこんなで残りの者は再びネオンへと歩いていった。
ところがマサユキ・カツマサコンビがまたまた消えていった。
せっかくここまで来たのだから「女」は彼らにとって必需品。
ぼったくられなければええけど、と俺と会長と芳幹はメイン通りを二往復くらいして、
手にはいっぱいチラシを貰って誘われるがままにキャバへと消えたのでした。
でも広島のキャバクラは安いなあ。びっくりした。
貝塚の田舎の方がなんで倍以上高いねん!


またまたカモですなあ。でも最近は一緒に行かないんで実力はわからん。なんせ俺のホールインワンしたアイアン使ってるだけにあなどれん。

広島では結構テンション高かったなあ、会長は。葛西の新年会ではやたら沈んでたけど。(笑)
まあ横に女の子がいるだけでテンション上がるのはみんな同じやけど。
しかも入店したての18歳って、聞けばそりゃ普通ならば会話かみ合わないだろうけど、
おじさんたちは必死だもん。女の子も商売だから愛想笑いとはわかりつつも、おじさんたちは楽しく飲めてしまうからなあ。
バカと言えばバカだし、スケベと言われりゃその通りだ。(笑)
石川・カトちゃん組から連絡があり、合流するとのこと。
携帯ってほんと便利だとつくづく思いました。
サウナで汗流して2人ともやけにスッキリしてた。
笑ったのは店に来る途中で、キャバクラとか風俗の案内所があるんだけど、
そこでカツ・マサコンビを発見、声掛けたらびっくりしてたらしい。
俺らと別れてずいぶんと時間経ってるのになあ。
いつまで迷うてんねん!(笑)


遠くから見ても間違いなくヤッちゃんとわかります。(笑)

途中で石川、カトちゃんが先にホテルへ帰った。
ほどよく酔っぱらうと俺らはラーメンをすすった。時間が何時かは憶えていない。
芳幹と別れて○○とタクシーでホテルへ帰った。
車中で○○の発作が始まった!「女や、女が欲しい!」
「運転手さん、どっかないの?ソープとか」
「あるのはありますが、もう時間がね」
「くそー、もう少し早めに行っとけばよかった。明日の宮島は女いるかな」
「お客さん、宮島は女なんていないよ。遊ぶとこじゃないもん」
「マジ?じゃあやっぱ今日しかない」
「ホテルに呼ぶ女ならいるんやないかな」
「あっ、そう。どこで調べりゃいいんだ?ぜんぜんわかんねえ」
○○と運転手の会話を聞いていた私がようやく口を開いた。
「風俗情報誌や。あれならいっぱい載ってるんちゃうの?あっ、ローソンあるやん。ここで止めて!」
ということで、コンビニ前で急停車。
脂ぎったでかい男2人一目散に雑誌売場へ直行。
「こ、これや」と破れんばかりに乱暴にひったくり、レジまで早歩きで持っていった。
きっとレジのバイト、呆れてたんやろな。
ローソン出てホテルまでワクワク、テクテクと歩いて行った。
○○の顔がいやらしくテカッていた。ピカピカやん!


あー、なんてむさい集団なんや!神様、Help me・・・

そんでホテル戻ったらとりあえず仲間を増やそうと●●、石川を電話で起こした。
でも2人とも寝入りっぱならしくて起きようとしないんで、
●●の部屋のドアをガンガン叩いて無理矢理起こした。
●●はボケーッとした顔してたけど、雑誌を見せると一気に眠気が醒めたらしく、
めっちゃ乗り気に目が輝きだしてきた。こいつも鬼やー。
石川はどこで寝ているんや?と部屋番号がわからず廊下で携帯を鳴らした。
するとある部屋から携帯の音が。続いてもしもし・・・もしもし・・・誰?
とでかい声が聞こえてくる。なんか思いきりそれがおかしくて、ツボにはいってしまいしばらく笑いが止まらなかった。
無事部屋も突き止めて、石川拉致に成功。
狭い部屋で男4人で内緒のお話し・・・ヒソヒソ。
結論から言うと、●●以外は女の子に恵まれなかった・・・
俺と石川は部屋に帰り、○○と●●は電話で女の子注文したらしいんだけど、
フロント検問に引っかかり、○○はゲット出来ず、玄関まで迎えに行った●●の作戦勝ち。
さすが風俗の帝王だけのことはある。
いよいよ明日は本番、宮島出撃である。


ジャイアント馬場のモノマネ中。アッパー・・・!

平和公園では火が燃えていた。
二度とあの過ちを繰り返さないように、犠牲者に誓っていた。
過ち?戦争とは本当に過ちなのだろうか?
しかし現在に至るまでその過ちは絶えることなく、世界のどこかで多くの犠牲者が出ている。
その一方ではそんなことに関係ないとばかりに、平和な日常にどっぷりつかっている我らがいる。
こんな平和な国で過ちと言っても誰も聞かないよ。
それ以前に罪の意識すらない人間が多すぎる。
未成年、新成人、いろいろ言われるけど、国の政を司るエライ人間が平気で嘘ついてるんだもん。
真実なんで誰にもわからへんよ。
どうでもよくなってきた、この国は。
そう思う人が多いんだろうね。
そんな今の日本を広島の炎はどう映しているんだろうか?


さすがの会長も沈痛な表情。合掌。


PART2