最新情報ある秘書氏の嘆き



ある衆議院議員秘書氏の嘆きをご覧下さい


全文転載では問題ですから大部分を削除しています 国会で何か高尚なことが行われていると考えたいものですが 残念なことに真実はこのようなことです


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ooさんの感想のように明らかに、傍聴人の方が議員より真剣だろ うと思います。 私も、河川法の時、そのように思いました。私達の10分の1で いいから、この人たち(議員達)真剣に考えてくれないだろうか、 と。 審議に加わった議員はともかく、審議に参加しなかった(質問も 答弁もしなかった)議員は、法案の中身自体、熟知していな いかもしれないと思います。


○国会の審議とは何なのかも。数の上からいって、野党は最初か ら負けている。与党は最初から勝っている。すべてはその虚無感 と安心感から来ている。そこで議員達は、根本的な闘争本能のよ うなものを失っている。勝っているとすれば、それは世論を背負っ ているからなのですが、世論が審議の中での数には数えられない ことを知っている。本来は世論は数には変えられない「力」であ るはずなのに、それを信じていない。正しいと信じる世論を背景 に徹底的に闘えば、そこで理解はされるはずで、その場で負けても 次への理解へつながるということがどうもわかっていない。それよ りも何も、どこまでが自分の信念として審議を尽くす気なのか、分 かりにくい部分もある。根本的な意識の中で負けている中で行われ る闘いは所詮、アリバイと言われるものに終わる。


○それ以前の問題(関心の高い議員達の数の少なさ。議員達の仕事 の時間配分。与野党をあげてのoo委員会の性質)はありますが、今 は書きたくありません。


○審議の日、「選挙区の用事」があるからと帰ってしまう議員もい て、それが何の問題もなく、どころか「どうぞ、お帰りください」 と容認される環境にあることはよくわかりました。


○そして、また、そうやって選挙区へ戻って選挙区民や後援者のご 機嫌を取った方が、国会の中で真剣に議論する議員よりも票を集め ることができるのだから、そちらの方が大事だ、当たり前だ、と議 員達は程度の差はあれ、皆、信じていることもよくわかりました。 ○こんな状態(議員の頭の半分以上が選挙区や選挙のことで一杯) では、まともに審議されるべきことが何も審議されない。


○選挙民が国政で何をやる議員かを見て選ぶ時代がこなければ、選 挙区でどれだけ選挙民に頭を下げるかで選ぶ時代のままでは、まと もな法律など一本もできない、と思います。これは議員だけの責任 でなく、自分達の選挙区から出た議員が、重要な法案の審議をやっ ている最中に地元でウロウロしているなら、「何をやっているんだ。 国会へ帰れ」とどやすくらいにならなければならないと思います。 国会で審議されていることに興味を持っている人が少なすぎる状況 では、これはほど遠い。国会は、自分達では変われない情けない状 態なので、外側からどんどん批判するしかない。行政や官僚批判と 共に、国会批判をすべきだと思います。


○それから、選挙だけを意識して、法案に賛成反対を決める政党が あることも最近わかってきました。以前にはまったくピンとこない 話題でしたが、最近よくわかるようになりました。現場(?)の議 員達の意見と、政党としての結論が合っていないというか無 視されているというか、実に情けない党があるもんだと。


○「審議をする」というけれど、本来すべきことは、一条、一条に ついて、それぞれの議員や政党がどう思うのかを、徹底的に意見を 述べあい、反論と議論を繰り返していくことであって、政府案をご 説明して理解していただくというだけではおかしいし、ーーーーーー ければ、せっかくの対案でも、本当にどちらの法律のどのへんがよく て、どちらをとったらよいのか、アピールできない。議論をしてより よい法案にしてくことが、今の一対一の質疑形式では、不可能。「野 党議員」対「政府」という構図では、建設的な審議は控えめに言って も限界がある。正直言って無理。


○正直言って、こんな様々なくだらないことが分かるために、永田町 へ来たのか、というのが私自身の感想。 ○なぜ、このような形式的な審議が繰り返されているのか。国会関係 者はなんの不思議も感じていないのか。変えようと思わないのか。は なから諦めているのか。そんなことに時間を使うより、選挙区でどぶ 板活動をしているのが大事なのか。


○与党が官僚におんぶにだっこだったりするのと同じで、野党は野党 で、スタッフにおんぶにだっこだったりする。スタッフもそれを許す 。議員達は一人では何もできない。ステージの上の俳優と同じように 、スタッフに支えられてやっと立っている。


これ以上、現時点、永田町で仕事しても仕方ないかなと思います。 まだまだ、別の方面からできること、すべきことがあるかもしれませ ん。(人間は「環境」に左右されますから。多少嫌なことを我慢して でも、目をつぶってでも、どんなことが国会で行われているのかを観 察したり、影響を与えたりすることに意味はありますが、観察したり 感化しているつもりが、ミイラとりがミイラになってしまっては元も 子もありませんから)。中にどっぷりより、つかず離れずの距離で 仕事(活動)をする方法が何かあるだろうと思います。


通産大臣も 投票率の低さをちゃんと自覚しているんだろうか、この人、と。 一部の国民の代表でしかない、少数派や、政治家そのものを支持しな い人たちのことをまったく無視して、自分は国民の代表だ、と思って いるなら、おごりですね。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


数カ月前まではこの方は燃える秘書だったのですが、セレモニー化し ている国会に嫌気がさしはじめたようです。


又元のNGO活動に戻ることを考えておられるのかも知れません 世界の国で、日本の子供達がもっとも将来に悲観的とのことです。 まさに政治家の恥なのですが、彼等には世界一の債務で実質的に破綻 してしまっていることすら理解していないのでしょう。


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