参政員制度Q&A

 政策と言うものは中長期にわたって整合性がなければ効果は上がらないし意味はない



 中長期にわたって整合性が必要と言われますが、5-4年では短いと言われるのでしょうか。
   時代も人の価値観も進歩して止みません、政治制度、施策も時代に即したものでなければなりません。
与党自民党が長期に政権を握った結果は国民の八割が「もはや政治からは何も期待しない」です。そして「政治が変わる」 と期待した民主党政権ははじめに「政治主導」を謳いあげたために霞ヶ関から「どうぞ、お手並みを拝見させて貰います」と非協力 に出られて政治が停止し、霞ヶ関にすがりつくという醜態、政治不信はさらに亢進してしまいました。 「中長期に一貫性」については例えば「ゆとり教育」は数年で方針が変わりました、一貫性は否定されました。一度決めたら「変えては ならない」などということでは日本はまさに奈落の底に落ちるでしょう。生き残る最大の要件とは「変化ができる」ことです。 さて、誰の為に成功すべきなのでしょう。大衆の意思を汲まずに公共事業、原発などが進められてきたのではなかったでし ょうか・・各地の道路や港湾・空港建設についての利用予測がどれほど水増しされていたことでしょうか。 報道では原発関連施設はあと100兆円も必要だそうです。しかも汚染水の収容タンクの増加と維持の難しさを見れば、原発路線を長期に 続けることは不可能なことは明らかです。それでも継続せよとお考えなのでしょうか。
   ゼネコン、バックの欲しい議員、おこぼれに預かる学者や役人にとっては、現在の政治制度は極めて有効で素晴らしい 制度と思われているでしょうね。例えば八ツ場ダムはじめ2700ものダムの多くは 治水の必要性よりも、ゼネコンやバック 狙いの議員、そして天下る場所の欲しい 役人の三者が長期にわたって推し進めてきました。結果は世界一の借金、先進国最低の地位です。
八ツ場ダムの場合は 天下った役人は今もって57名とのことです。この構造的な恐ろしい流れを民主党がとめ得ると国民は信じて衆院は大勝しました。
しかし「議員は役人に遠慮する」が真実であつた故に、又役人のご進講で首相が消費税10%を示唆したために参院選では  大敗しました。(霞ヶ関の過半数の官僚は民主党を煙たく感じています。民主党が墓穴を掘った事に官僚は快感を得たでしょ う)

尚    参政員政度は政策各論ではありませんし、政治的成功が目的ではありません。
裁判員制度は、 「裁判官が役人の顔色を伺いつつ判決をする」結果は偏らざるを得ないのです。その軽減も目的の一つです。
政党を問わず、献金意思や役人の顔色を伺いつつ法を作る事が現在の破局の原因の一つです、 そのような制度を保存し、中長期的に存続させることは無意味ではないでしょうか。 維新の会は大変な人気です。国民は中長期に現体制を継続させるのは否定的であると考えているのかも知れません。 立法の票決の機会に国民の正義感と常識を参加させ、算入させる事、一任ではなく「より精細に選べる」制度は一日も早 く必要です、   

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