ワディム・レーピン/バイオグラフィー


公式バイオグラフィー

  2014年5月 公式ページ より (英語版の公式バイオグラフィーはこちらです)

燃えるような情熱と非の打ちどころのない技術、詩情と繊細な感性は、レーピンのトレードマークだ。
1971年シベリアに生まれ、5歳でヴァイオリンを始め、その6ヶ月後にはステージで初めての演奏を果たした。 11歳でヴィエニャフスキ・コンクールで金メダルを獲得し、モスクワとサンクトペテルブルクでリサイタル・デビュー。1985年には14歳にして東京、ミュンヘン、ベルリン、ヘルシンキ、翌年にはカーネギーホールにデビューしている。(訳者註:東京デビューは1987年、15歳のとき。カーネギー・デビューは1988年16歳のとき。) 

17才でレーピンは、世界で最も権威があり厳しいヴァイオリンコンクール、エリザベート・コンクールの最年少優勝者となった。

それ以来、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニック、ロンドン交響楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、NDRハンブルク、ニューヨーク・フィルハーモニック、パリ管弦楽団、フィルハーモニア、フィラデルフィア管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ、サンフランシスコ交響楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニック、そしてスカラ座管をはじめ、世界有数のオーケストラと演奏し、アシュケナージ、ブーレーズ、シャイー、チョン、コンロン、ドホナーニ、デュトワ、エッシェンバッハ、フェドセーエフ、ガッティ、ゲルギエフ、ヤンソンス、ユロフスキ、ネーメ・ヤルヴィとパーヴォ、クリヴィヌ、レヴァイン、ルイージ、マリナー、マズア、メータ、ムーティ、長野、小沢、ラトル、ロジェストヴェンスキー、テミルカーノフ、ティーレマン、ジンマンなど卓越した指揮者と共演してきた。

ニコライ・ルガンスキー、イタマール・ゴランとは定期的にリサイタルを行っており、他の室内楽パートナーにはマルタ・アルゲリッチ、エフゲニー・キーシンとミッシャ・マイスキーがいる。最近のハイライトとして、ロンドン交響楽団/ワレリー・ゲルギエフとのツアー、東京でクリスチャン・ティーレマンと、ニューヨークでリッカルド・ムーティと、ライプツィヒでリッカルド・シャイーとの共演、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/ウラジミール・ユロフスキとのオーストラリア・ツアーがあり、また彼のためにジェームス・マクミランが書いたヴァイオリン協奏曲は、ロンドン、フィラデルフィア、ニューヨークのカーネギーホール、パリのサル・プレイエル、アムステルダムのコンセルトヘボウで初演されて絶賛され、昨夏にはBBCプロムスで完売のロイヤル・アルバート・ホールで演奏され、最高潮に達した。

CD録音も多く、ワーナー・クラシックで録音したショスタコーヴィチ、プロコフィエフやチャイコフスキーなどロシアの偉大なバイオリン協奏曲は次々と賞を獲得した。ドイツ・グラモフォンではリッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲をマルタ・アルゲリッチとのクロイツェル・ソナタとカップリングで録音し、リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団とのブラームスのヴァイオリン協奏曲及び二重協奏曲(トルルスモルク、チェロ)、ミッシャ・マイスキー、ラン・ランとのチャイコフスキーとラフマニノフのピアノ三重奏曲(エコークラシックを受賞)、ニコライ・ルガンスキーと録音したグリーグ、ヤナーチェク、セザール・フランクの作品は2011年のBBC音楽賞とエジソン賞を受賞した。
昨年にはアルテとバイエルン放送のクラウディア・ヴィルケによる1時間のドキュメンタリー・フィルム「ワディム・レーピン−音の魔術師」が放映され、彼のキャリアが始まったシベリアに戻ったところから、ベルリン、パリや他のヨーロッパの都市へと彼を追って描かれている。

2010年2月フランスで最も権威ある音楽賞"Victoire d'honneur"を受賞。同年12月には芸術文化勲章を受章した。("Chevalier de l'Ordre des Arts et Lettres")

昨シーズンはデニス・マツーエフ、ジャン=イヴ・ティボーデ、ゴーティエ・カプソン、アレクサンダー・クニャーゼフや他の仲間とパリとリヨンでの室内楽や、イタリア、スペイン、フランス、アメリカでのリサイタル、日本のパシフィック・ミュージック・フェスティバルでの一連のコンサートがあった。今シーズンのハイライトとしては、ネーメ・ヤルヴィ指揮スイス・ロマンド管弦楽団とのヨーロッパ・ツアー、ウィーンの楽友協会ホールとコンツェルトハウスでケント・ナガノとライオネル・ブランギエとの共演が含まれる。2014年3月にはレーピンが芸術監督としてノヴォシビルスクの壮大な新しいコンサートホールで初めてのシベリア芸術祭を開催する。

ワディム・レーピンは1736年作のグァルネリ・デル・ジェズ「ラフォン Lafont」を使用している。



Translated by AK on June 15, 2014.

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