(最新判例情報 平成11〜12年)
●東京地裁平成12年12月19日判決キーワード:外債・日興證券・説明義務違反
ペレグリン債の売買につき、信用リスクの説明義務違反を肯定。
解 説
●熊本地裁平成12年9月27日判決
キーワード:株式・大和證券・利益保証を伴う一任取引
約8年間の取引につき、利益保証を伴う一任取引であり、全体として違法
と判示。過失相殺2割。
解 説
●広島高裁岡山支部平成12年9月14日判決
キーワード:ワラント・大和證券・説明義務違反
高度の説明義務。不法行為は時効のケースで債務不履行構成を肯定。
解 説
●名古屋地裁平成12年7月25日判決
キーワード:ワラント・大和證券、岡三証券・適合性原則違反、説明義務違反
一般投資家にマイナスパリティのワラントを勧めることは適合性原則違反。
解 説
●大阪高裁平成12年10月24日判決
キーワード:株式・野村證券・過当取引・原審維持
法人たる投資家の過当取引被害に関し、16億5000万円の賠償を命じた原
判決を維持(但し対象期間の短縮により15億5000万円に減額)。
新聞記事
●大阪高裁平成12年9月29日判決
キーワード:株式・野村證券・過当取引・逆転勝訴
過当取引に関する初の高裁逆転勝訴判決。法人たる投資家につき、3要件を
肯定(年次回転率6.8回、手数料化率10%)。
新聞記事
●東京地裁平成12年8月31日判決
キーワード:ワラント・野村證券・その他(一任取引、断定的判断類似行為)
担当社員が売り時を判断する旨の勧誘は、一任取引及び断定的判断の提供
に類似する行為として違法。
解 説
●大阪高裁平成12年8月29日判決
キーワード:オプション・菱光証券(東京三菱パーソナル)・適合性原則違反
京都地裁11/9/13の控訴審。適合性原則違反で責任を認めた原判決を維持。
解 説
一審総論準備書面
控訴審準備書面@、A、B
●大阪高裁平成12年8月24日判決
キーワード:ワラント・野村證券・説明義務違反・逆転勝訴
3名の顧客につき、1名認容額増額、2名一部逆転。理解を前提とした説明義
務を認め、マイナスパリティワラントの特質を説明しないことは説明義務違反。
解 説
●大阪地裁平成12年7月28日判決
キーワード:株式(信用)・大和證券・断定的判断、その他(不当勧誘)
主幹事銘柄の推奨販売につき、断定的判断の提供を肯定。その損失解消の
ための別銘柄の勧誘についても、一体的、全体的判断で違法性を肯定。
解 説
●名古屋地裁平成12年3月29日判決
キーワード:投資信託・東海証券(東海丸万証券)・適合性原則違反、説明義務
違反、無断売買
高齢で年金生活の夫婦に、借入を行わせて投資信託を購入させた事案。2つ
めの投資信託については原告らの意思に基づくものとの立証不十分。
解 説
●東京高裁平成12年7月24日判決
キーワード:株式・新日本証券(新光証券)・外務員の騙取横領、過失相殺なし
一審判決を変更して預託金返還請求を認め、実質的な逆転全面勝訴。
解 説
●大阪地裁平成12年7月13日判決
キーワード:投資信託・ユニバーサル証券(つばさ証券)・説明義務違反
外国投信につき、「理解」をキーワードとして説明義務違反を肯定。
解 説
●大阪地裁平成12年6月28日判決
キーワード:株式(信用)・山一證券・断定的判断・過失相殺3割
破綻報道前日の山一株勧誘につき、断定的判断の提供を肯定。
解 説
●大阪地裁平成12年4月18日和解
キーワード:オプション、株式(信用)・エース証券・誠実公正義務違反等(主張)
請求額の約47%(450万円)で和解
請求原因等
●福岡地裁平成6年5月27日判決
キーワード:株式(信用)・ユニバーサル証券・説明義務違反
信用取引につき、適格性を十分見極めた上で、仕組み、危険性等につき説明
し、理解を確認した上で勧誘すべき注意義務を認めた(過失相殺2割)。
解 説
●大阪高裁平成12年5月11日判決
キーワード:ワラント、投資信託・山一證券(破産管財人)・説明義務違反、適
合性原則違反(ワラント)・過失相殺なし(ワラント)
大阪地裁平成11年3月30日判決を、投信の過失相殺5割に減少して維持。
債務不履行構成を前提に、商事時効の適用なく時効は損害確定から10年。
解 説
地裁・高裁合体版判決全文(PDF)
●東京地裁平成12年4月26日判決
キーワード:外債・日興證券・説明義務違反、その他(目論見書交付義務)
現職裁判官が原告、ペレグリン社債につき、会社概要を記載した文書交付や
格付けの説明はあったとしつつ、信用リスク情報の説明義務違反、目論見書
交付義務違反を肯定。
解 説
新聞記事
●大阪地裁平成12年4月24日判決
キーワード:株式(信用)・その他(太平洋証券)・その他(無意味な反復売買)
同一銘柄についての指値売却注文中の買い増しや売却成立と同日の買い直
しにつき、「無意味な反復売買」による違法を肯定。
解 説
●名古屋高裁平成12年2月23日判決
キーワード:ワラント・野村證券・説明義務違反・高裁逆転勝訴
「理解の有無」を中心とした事実認定で逆転勝訴。
解 説
●神戸地裁平成12年2月16日判決
キーワード:ワラント・新日本証券・説明義務違反
「自主的な判断」と「理解」を前提とする高度の説明義務を肯定。
開業医である原告につき、5割認容。
解 説
●東京高裁平成11年10月28日判決
キーワード:ワラント・大和證券・説明義務違反・高裁逆転勝訴
顧客が的確に理解し得るよう銘柄の個性に即した個別具体的な説明が必要。
原判決とは異なりマイナスパリティ問題を重視、逆転勝訴で7割認容。
解 説
●岡山地裁平成11年9月30日判決
キーワード:ワラント・大和證券・適合性原則違反
説明はあった、投機的取引を行っていたとしつつ適合性原則違反で5割認容。
不法行為は時効としつつ、適合性原則違反による債務不履行を認めた。
解 説
●名古屋高裁平成11年9月16日判決
キーワード:株式、ワラント・日興證券・無断売買、断定的判断・高裁逆転勝訴
相当程度の取引経験を有する投資家との関係で断定的判断の提供を肯定。
経験則に合致した認定で無断売買も肯定。
解 説
●大阪地裁平成11年12月15日判決
キーワード:株式・国際証券・欺罔による勧誘・過失相殺なし
端的に勧誘が欺罔行為に当たるとして過失相殺なく投資家の請求を認容。
解 説
判決全文
●東京高裁平成11年7月27日判決
キーワード:株式・新日本証券・過当取引、適合性原則違反
東京地裁平成10年8月26日判決の控訴審判決。
一審判決を維持、証取法上の適合性原則の条文の意義・効果にも触れている。
解 説
地裁・高裁合体版判決全文
一審最終準備書面
●大阪高裁平成11年10月12日判決
キーワード:株式・野村證券・断定的判断
奈良地裁平成11年1月22日判決の控訴審判決。
二部上場銘柄のリスクの説明の欠如との「合わせて一本」で7割認容。
解 説
●大阪高裁平成11年9月22日判決
キーワード:株式・神栄石野・無断売買
神戸地裁姫路支部平成11年3月24日判決の控訴審判決。
相場下落時の成行注文等の客観的事実から無断売買を認定。●京都地裁平成11年9月13日判決
キーワード:オプション・菱光証券(東京三菱パーソナル)・適合性原則違反
日経平均株価指数オプション取引につき、適合性原則違反を肯定。
顧客の理解能力の有無で適合性原則違反と説明義務違反を峻別。
解 説