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演劇[表紙] [1997年][1998年][1999年]

【演劇鑑賞日記(2000年分)】

日付公演名(劇団名)・場所感想
00/02/08 「大狂言会」

フェスティバルホール

すみません、演劇のページに入れさせていただきます(^^;; さて、狂言体験は やっと2度目、ちゃんとした「劇場」で見るのは初めて。今回は茂山一家だけじゃなくて野村家も 出演という豪華版! 狂言用にしつらえた舞台はステキですねえ。狂言そのものもほんっと楽しくて、 大笑いしました。ますますハマりそう、狂言・・・。
00/03/04 「ニジンスキー」

シアター・ドラマシティ

市村正親さん主演なら見ておかなければならないでしょう! 精神を病んでしまったバレエの天才、ニジンスキーを描いたお芝居。主役のニジンスキーを2人が演じ分ける(市村さんと首藤さん)手法とかおもしろいと思ったし、芸達者が揃っていてそれなりに良かったけど、でもやっぱり脚本がイマイチ弱い様な器がする。結局、どうして彼の心がこうなってしまったのかよくわからない(恋人との痴話喧嘩か?!)し、精神科医の役割も定まっていないし。もし再演があるならもっと練り込んで欲しいな。
00/03/26 「ラ・ソバージュ」

(劇団四季)

四季劇場「秋」

「ラ・ソバージュ」=「飼い慣らされない女」らしい。野村玲子さん(テレーズ)(壮絶な演技、かわいらしくて芯が強くて。すばらしい)と我が石丸幹二サマ(フローラン)主演。石丸さんには惚れなおした。本当に二枚目で本当にかっこいい。で、ストーリーはやや難解だが、持てる者と持たざる者との溝は、愛をもってしてもうめることが出来ないのか・・・というようなところかな。マチネ・ソワレ連続して見てしまったのだが、1回目はどうしてもテレーズに感情移入できなかった。そこまでこだわらんでもいいじゃない、幸せになる勇気があなたにはないの? そもそも結婚なんて思い切りでするもんよ(一般論ね)などと思ってしまった。でも2回目をみて、やはりフローランとは一緒になれないって気持ちが痛いほど分かった。テレーズには見えたんだね。フローランはいい人だけれど、それは「今」いい人だけなんであって、将来どうなるか判らない。だって、あんな変な妹とかおばさんに囲まれてあんな環境で育ってきた、そういう血が流れているんだもの。将来にわたって自分を愛してくれるかどうか信じられなかったら、やっぱり恐いよね・・・。いやはや。脇役の充実ぶりも素晴らしかったし、やっぱりこういう演目を定期的にやってほしいな。あ、ちなみに「ユリディス」のほうが私の好みだけど!
00/04/22

00/04/25

00/04/28

「MIRAGE」

(演劇集団キャラメルボックス)

近鉄劇場

もう、キャラメルも1演目1回の観劇じゃものたりない体になってしまいました。ということでこの演目、3回見ちゃった(^^;;。でも、その価値はある。この「MIRAGE」、奥さんを亡くした教師を、元・教え子達が元気づけるためにいろいろ工夫する話なんだけど、あまりの素晴らしさに号泣しかけました・・・。 まずセットが美しい! そして1つのセットなんだけど、あるときはその先生の家、あるときは教え子の仕事場、あるときは砧公園の一角、あるときは学校の教室ってかんじに、照明ひとつで見事に転換するんです。そしてストーリーときたら。主軸の「教師と生徒」はもちろん、親と子、夫婦、そして友達、仕事仲間っていういろんな人間関係が密に密に書き込まれていて、どのエピソードも胸が熱くなる。キャラメルボックス、どうしてこんなに素晴らしい新作を作り続けられるんでしょうか? 「TRUTH」も良かったけど、流した涙の量ではこの「MIRAGE」が一番!もっと何回もみたいくらい。


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