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ミュージカル[表紙]

ミュージカル鑑賞日記
(1999年分:5・6月)

「ライオンキング(5/4)」
「アスペクツ・オブ・ラブ」(5/14)
「ライオンキング(5/28)」
「ライオンキング(6/12)」
「コーラスライン」
「オペラ座の怪人」
「アスペクツ・オブ・ラブ」(6/26)

日付 公演名(劇団名)・場所 感想
99/05/04

「ライオンキング」

(劇団四季)

大阪MBS劇場

ライオンキングも既に4回目。だって 今日は、四季MLの観劇オフなのよっ! もう内容的にはあんまり言うこともないんだけど、注目は 末次ラフィキ。丹さんより土着性みたいなのはないけど、母性あふれる包容力のあるラフィキだった。 あと要チェックはアンサンブルの田中さん! 阿久津さんに負けない濃い(失礼)顔、大きな体、 それにステキな声。シンバにもキャスティングされてるから応援しなきゃあ。オフも楽しかったし、 うん、充実。(↑上へ)
99/05/14

「アスペクツ・オブ・ラブ」

(劇団四季)

四季劇場「秋」

大阪で観て以来のアスペクツ。なんだか思いっきり「入り込んで」観てしった。大阪での2回は 展開についていくことや、音楽のすばらしさなんかに夢中だったけど、今回はそれぞれの登場人物の 「恋」に胸が苦しくなるほど。去年の大阪公演よりも、主演5人の方たちの演技がより深く なっているように感じた。特に、井料さん。衣装や髪型が変わったことも手伝ってか、いろんな恋を 経験した懐の深い芸術家、でも本当は愛する男を求める情の厚い女性・・・というジュリエッタ 像を素晴らしく演じてらっしゃった。ほかのキャストのみなさんも最高の出来。アレックスの、 ローズへの思いとジェニーを愛しく思う気持ち、ローズの「孤独を怖れる心」、ジェニーの 「いけないのは、自分を偽ることよ」という一途さ、ジョージの、娘を愛するが故に手放したくない父性。 思い出しただけでなんだか本当に苦しくなるような。見終わって「あー良かったね〜」と気持ちよく なれる作品ではないけれど、こんなにいろんな思いを抱かせてくれる作品はないね。細かいところでは、 「あ、アレックス、ローズがアルマニャックを注文したらポケットの中のお金確かめてるっ!」とか、 しょうもないことにも目が行ったけど、大満足の舞台。なお、この日は招待客らしき人が多かった。 自民党の河野洋平氏、評論家の田原総一郎氏、女優の藤村志保さん。あと、この日はバックステージ ツアーも参加! 舞台に上げてもらえるという貴重な経験。私は「おおおっっっ! これがジェニーが アレックスを誘惑する(?!)ベッド!!!」「アレックスとローズがキスしまくる列車の座席!!!」 と思いながらの見学。舞台助監督の方との質疑応答もあったんだけど、「インターネットなんかで 広めないでね」みたいなことを言われちゃったのでココには書きません。もし知りたい方がいらっしゃったら メール下さい。 (↑上へ)
99/05/28

「ライオンキング」

(劇団四季)

大阪MBS劇場

5回目。会社の同期の友達と。 まず全体的に。一幕、ややリズムが悪いなあ、と感じたけど、ティモンとプンバァが例によってグッと 客をつかみ、阿久津シンバの登場で盛り上がる! そのままの勢いでラストまでなだれ込んで、 「やあ、めでたし、めでたし」の大団円。と、キャストが変わってもLKらしい醍醐味。カーテンコールは 4回くらいで、最後はスタンディング(いまだに!)。拍手に応える役者さん達 も目を丸くしてた。友人の1人は妊娠5ヶ月(!)で「(赤ちゃんが)むっちゃ反応した!!」とのこと。良い胎教になっていたらいいな。日は雌ライオンの涙の場面のみならず、1幕で草を頭の上にのせた人 が出てきたところでも笑いが起こってしまい、ちょっと悲しい。私にとっての初見キャストについて・・・ なんてったって注目は阿久津シンバ。一幕のラストで出てきた瞬間、「やっと出番だあ〜」っていう嬉しそうな顔で登場! 体が大きいので舞台映えするし、とにかく活き活きしていて、素晴らしいシンバ! 歌も全然坂元シンバに負けてないし、ナラとのコンビネーションもばっちり。最後にプライドロックに登っていく時はこちらまで「あああ、良かったねえ〜〜」としみじみ嬉しくなってしまうほど。阿久津サン、本当に良かったね〜。これからもっと良くなっていくような予感! カーテンコールでも阿久津さんがあまりに嬉しそうなのでさらに感激。次は野中スカー。下村さんとはまた違う路線での役作り(デキの悪い弟 が勘違いしちゃってる)で、まあそれはそれで良いが・・・どうもそれにも迷いがあるというか徹底し 切れていないように思った。違う路線にするにしても、ハイエナを利用せざるをえない悲しさ みたいなものが欲しい。下村さんになくて野中さんにあったのが、ナラに迫るイヤらしさ! ああ、このオヤジは本当にナラに悪いことをしそうっっ! 気をつけて、ナラ! と思っちゃうほどの エッチな迫り方。とにかく、野中さんほどの実力の俳優さんなのだから、これからもっと スカーというキャラクターを深めていかれることを期待。というより本当は野中ムファサが見たい!! そして広瀬ザズー。とっても「官僚的」な執事というかんじ。「子供の世話なんて本当はやってられん!」というか・・・。もう少しシンバとナラへの愛情が欲しいところ。なんとなく「間」もイマイチ。 二幕の、スカーに皮肉タラタラなところは良かったのですが。こちらも 今後を期待。ところで広瀬スカーなんてどう?「体力はないが知恵はある」ずるいおじさんが合うように思うな。その他のキャストについてはもう特に言うことなし、というか、相変わらず好調。ラフィキの青山さん、コミカルでかわいい小猿ラフィキ。これまで私が見た3人の主要ラフィキキャストについて感じたことをまとめると、神秘性=丹>末次>青山、コミカル性=青山>丹>末次、包容力=末次>丹>青山、というところ。 (↑上へ)
99/06/12

「ライオンキング」

(劇団四季)

大阪MBS劇場

ろ、6回目。でも最前列15番という大迫力席。 私が今回、最前列で良かった〜っ!と一番思ったのは、早川さんをじっくり見れたこと! もう、ホントに すてきです。「父親ぶり」も板に付きまくりで、プライドロックにヤングシンバと登るときは、 危なくないようにしっかりシンバの肩を支えてあげてるのね。それから「お茶目ぶり」も良い!ザズーをからかうときの表情なんて最高。あとカーテンコールでは曲に合わせてちょっと頭を振ってみたりして。2幕でも早川さん観たいっ! 阿久津シンバももちろんGOOD。濱田ナラとは、坂元シンバとよりもいいぺアに見える。濱田ナラの「シャドウランド」はいつ聞いても胸が熱くなるし。ティモンとプンバァは本当に素晴らしい。彼らが出てくると、ちょっと疲れてきている客席がピリッと集中するかんじがあるね。前回、どうも「しっくり」 こなかった野中さんや広瀬さんも、「ま、こういうのもありかなあ」と思えるようになってきた。 さすがにLKも6回目となると、最初の頃のような鮮烈な感動はないが、一緒に行った知人が「アニメを観たり、いろいろ予習していったけど、予想を遙かに超えて素晴らしかった」「何度も鳥肌がたった」 と喜んでくれて嬉しくなりました。(↑上へ)
99/06/20

「コーラスライン」

(劇団四季)

なら100年会館

「コーラスライン」・・・はるか昔、私がまだ高校生だったとき、初めて自分のお金で チケットを買って観たミュージカルという思い出の作品。たしかテレビでメイキングものの ような番組をやっているのを見て、四季だとか何だとかよくわからずに「これ、ゼッタイ見る!」 と即座に決め、翌日自分でプレイガイドにチケットを買いに行った記憶が。当日はちょっとどきどき しながら日生劇場までの道を歩いたなあ。でも、内容は正直言ってよくわからないところもあって、 ダンス・シーンくらいしか覚えていなかった。で、十年以上たって久しぶりに見たんだけど、初見のように 新鮮な感動を覚えた。コーラスやダンスのオーディションなんて全く縁のない世界なのに、台詞の1つ1つがボディ・ブローのようにジワジワ効いてきた(座席の背もたれの固さもジワジワ効いてきたが)。就職活動のときを思い出したり、いまの仕事のことを考えちゃったり。恥ずかしいけれど大げさに言えば「人生」を考えたというか・・・。この作品を見ても、元気に楽しくなれるわけじゃないけれど、なんだか勇気が持てるような気がする、という感じ。今からさらに10年後、自分がまたこの作品を見たらどんな感じ方をするだろう? なんて、他の作品では考えないことを考えちゃう。四季には、ファントムやディズニーもののように大がかりなもの ばかりでなく、どんどんこういうシンプルかつ力強い作品を上演して欲しい!!! (↑上へ)
99/06/26

「オペラ座の怪人」

(劇団四季)

赤坂ミュージカル劇場

去年の11月以来のファントム。7月末で終わってしまうのでその前に、と思って。前回は今井さんの ファントムがどうもしっくりこなかったんだけど、今日はなかなかよかった! でも作品全体にどうも のめり込めないというか、めくるめく感じがないんだよなあ。特に一幕・・・。もう私の感性が鈍ってしまった のかなあ。2幕の「Point of No Return」あたりからはググググっっと惹きつけられるし、それなりの感動 はあるんだが。 (↑上へ)
99/06/26

「アスペクツ・オブ・ラブ」

(劇団四季)

四季劇場「秋」

ファントムとこれとハシゴするとかなり疲れます・・・。でも、逆の順番じゃなくて良かった。ファントムが 後だったらかなり辛かったかも。で、このアスペクツですが、保坂さんが一段と「ローズその人」という感じ。 ラストでアレックスに去っていかれて、ジェニーと抱き合うところは何度見ても泣けるっ! 石丸サンは相変わらず格好いいし、光枝さんも渋いし、敬子ちゃんは可愛いし、井料さんはステキ! もうしばらく見られないと思うと悲しいよ〜。 (↑上へ)

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