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ミュージカル[表紙]

ミュージカル鑑賞日記
(1999年分:3・4月)

「南太平洋」
「シカゴ」
「ソング&ダンス」(3/12)
「リバーダンス」
「カンパニー〜結婚しない男」
「ラ・カージュ・オ・フォール」(4/8)
「ソング&ダンス」(4/16)
「ライオンキング」
「ザ・コンボイ・ショウ」
「ソング&ダンス」(4/25)
「ラ・カージュ・オーフォール」(4/27)
日付 公演名(劇団・歌手名)・場所 感想
99/03/06

「南太平洋」

(東宝ミュージカル)

青山劇場

滝田栄&一路真輝主演。う〜ん、なんていうか・・・。ロジャース&ハマースタイン調の名曲が たしかにふんだんで(「バリ・ハイ」「魅惑の宵」「ハッピー・トーク」!!)、セットもしゃれてて、 それなりに楽しかったんだけど、でもそれだけ、という印象。やっぱり少し時代が違うというか。登場人物の 誰にも感情移入したりできなかった。チケット代がもっと安ければもう一回くらい見てもいいかな。 (↑上へ)
99/03/07

「シカゴ」

東京厚生年金会館

すばらしいエンターテイメント!! ボブ・フォッシーの振り付けを再現したダンスがすごい。来日公演ということで決してベスト・キャスト ではないのだろうけど、それにしても各キャストの実力の高いこと。ストーリーもしゃれてるし、舞台の つくり(バンドが雛壇状にどーんと)もシンプルなのに豪華だし。むちゃくちゃ堪能しました。客のノリもよし! 南太平洋とはいろんな意味で大違い・・・(↑上へ)
99/03/12

「ソング&ダンス
〜ミュージカルの花束」

(劇団四季)

四季劇場「秋」

東京出張のついでに前日予約で、2度目の S&D。石丸サン、今井サンにかわって柳瀬さんと青山さん登場。そして堀内敬子ちゃんもいなくなって 鈴木京子さん。(ダンスパートは省略!)柳瀬さんはよかった。青山さんは・・・・がんばってた。鈴木 さんはカワイクて上手くて最高! 日下さんのセリフがあっさりしちゃって、2度目の私にはちょうど よかったかな。にしても、ちょっとこの日体調が悪かったんだが、それを吹き飛ばしてくれる素敵な舞台 であったことは確か。もっと見たい! どうか大阪に来てくれ!! (↑上へ)
99/03/15

「リバーダンス」

フェスティバル・ホール

「なんかスゴイものをみてしまった」と いう感じ。ケルト音楽大好き人間の私にとっては音楽だけでもう大感激。あのフィドル奏者の女性、かっこ よかったなあ! パーカッションもよく効いてた。そのうえあのアイリッシュダンス。タップやフラメンコ まであって、盛りだくさん。舞台構成としても、アイルランドの歴史・風土、ケルト民族の悲哀みたいな ものがうまく演出されていて、「飽きちゃうかも」という不安は全くの杞憂。会場の盛り上がり方も すごかったし、大満足。CD買わなきゃっ!(↑上へ)
99/03/18

「カンパニー〜結婚しない男」

シアター・ドラマシティ

ソンドハイムのミュージカルは初めて。 おまけに山口祐一郎主演。ワキを鳳蘭や石川禅がかためるというのだから、期待は高まる! で、期待して いた以上に良かった。ソンドハイムのなんともいえない曲のセンス、最初はちょっと奇異なかんじもあった のだけど、慣れると心地よいというか、気持ちいいことこの上ない。歌のレベルはみんな高くて、鳳蘭の 熱唱には鳥肌が立ったし、祐一郎もやっぱりウマい! お話としてはまあラブ・コメディで、ちょっと 上滑りしてる部分もあったけど面白かった。特に2幕になってからはもう客席も(空席もかなりあったが) 大喜び。最後には「ああ、やっぱり人は一人では生きていけないんだ・・・」と、妙にしんみり感じちゃい ました。もっとお客さん入って欲しいよ。あ、あと、「携帯電話や・・・」という注意のアナウンスを 祐一郎自らやってたのがおもしろかったね。うん、とにかくなかなか上質な舞台でした。(↑上へ)
99/04/08

「ラ・カージュ・オ・フォール」

飛天

必見ですっっ!この日は平日ということもあってか、 かなりの空席。センターブロック前方がほぼまるまるポッカリ、なんてところも。カーテンコールでも 岡田さんが「次は是非お友達を誘って」と宣伝してた。でもでも、満員じゃなくても客席のノリは最高! 素敵な音楽、素晴らしいキャスト、豪華な衣装、笑って笑ってちょっと泣いて、のストーリー。 「これぞミュージカル」という作品!ああ、市村さん、なんてすごい方なんでしょうね、この方。 コミカルな部分もそうだけど、「I am what I am」に鳥肌がたった。家族や夫婦の問題を超えて、 一人の人間が、自己のアイデンティティの危機に立たされたときにどうやって乗り越えていけるのか、 素晴らしいお手本を示していただいたような・・・。あの歌をきくだけで、「ああ、来て良かった」と涙が。 そして岡田さん。もうちょっと朗々と歌い上げて欲しいという部分はあったけど、ダンディさ、懐の深さは さすが。あとは森さん。あのボディが拝見できて、なんだか私も自信が、とまでは言わないけど、とても元気が湧いてきた。ほかのキャスト一人一人についてもコメントしたい気分だけど最後にもう一人だけ。 そう、マエストロ塩田! 舞台の上も見ないといけないし、塩田さんの動きも見なきゃいけないし、目が疲れるっ! でもね、客の入りがイマイチなのにあんなに客席を湧かせることができたのは塩田さんの貢献度が 、ひょっとしたらキャストのどなたよりも大きいのでは・・・。 とにかく幕開きからラストシーンまで(このラストが良い!)、「あたしゃミュージカル好きで良かった。」と何度思ったか知れません。そして見終わって思ったのは「もう1回見ることにしてて良かった!」と いうこと。東宝ミュージカルにここまで満足できたのは久しぶり・・・(↑上へ)
99/04/16

「ソング&ダンス」

(劇団四季)

四季劇場「秋」

出張だったの、東京に。で、3度目のS&D。 今回なんと石丸幹二サンが札幌アスペクツを終えて出場! ああ、しびれるわ・・・! ボーカル陣で 初見は村さんと五東由衣さんと範衛華さん。村さんのファントム、よかったよ〜。五東さんはやっぱり 舞台で映える! 範さんは「Tonight」では声はきれい・・・と思っただけだったけど、「All I ask of You」 はとっても良かった。そしてダンス陣では今回も加藤さんに目が釘付け。でも今までよりは他の人も 見るようになった(といっても菊池さんと坂田さんだけ)。いやあ、本当に良いですこの演目。10月に 近鉄劇場に来たら通っちゃうかも。まず、次は東京千秋楽だ!(↑上へ)
99/04/18

「ライオンキング」

(劇団四季)

大阪MBS劇場

待ちに待ったこの日。ついに大阪に四季が戻って きてくれました。しかも新劇場。しかもライオンキング!! 開演時は時折強風も吹く雨模様で肌寒いほど だったけど、大阪MBS劇場は熱かった!!! まずは新劇場の印象。開演前のロビーは浅利氏はもちろん のこと山口正義さんら俳優さんたち、プレス陣、招待客らでごった返し状態。劇場の「つくり」は、 四季劇場よりは「安っぽくない」。ただ2階のロビーは狭い!2階席はだいたい春劇場と同じ。3階がない ぶん、圧迫感がなくていいかも。そして1階のトイレをチェック。数はまあこんなもんか、と。でも、 トイレからロビーへの出口に階段が3段くらいあって、「バリア・フリー度」低し。客席内に戻って、 オケ・ピットはやっぱりないことを確認。でもパーカッションがあって良かった! そして自分の客席につく(1階R列5番)。まあまあ見やすい。気がつくとまわりで「お久しぶり〜!  元気だった?」と言う内容の会話をしてるひとがとっても多くて、ああ、たくさんの人たちが 劇場でまたこうして会えるのを楽しみにしてたんだあ、とこれだけでちょっと感動。そして開演!! 丹さんの歌声が響いて動物達がつぎつぎと。さっそく場内はえもいわれぬ興奮のるつぼ状態に突入・・・。 私自身も、自分でも意外なくらい舞台に引き込まれた。キャストの皆さんの良い意味での自信・余裕が あふれていて、それが客席に伝わって来る。まず早川ムファサ。ヤングシンバを抱き寄せたり、頭を なでたりするひとつひとつの仕草まで、「父性」を感じさせてくれました。もちろん声もステキーっ! 下村スカーは「屈折度」を一層アップさせて、敵役としての存在感アップ! というか、彼の存在感に まわりのキャストが追いついて、光ってきたので、それによってスカーもより陰影を増したと言ったほうが よいかも。シンバ君、ちっちゃくってカワイイ。まさに「子猫」「毛糸玉」。子ナラちゃんは「しっかり お姉ちゃん」のナラのいいところをうまく出してました。こちらもかわいいよお。 問題の雌ライオンたちの号泣シーン。東京より好意的に受け止められて たような気が・・・そ、そして中嶋ティモンと深見プンバァの登場! ここまで素晴らしい 河内弁&京都弁コンビとは。もう、観客は受ける受ける。ギャグじゃないのに、言い回しだけで笑いが。 よほどこなれた関西弁じゃないと、関西人は逆に拒否反応を示すだろうと不安だったけど、最高・・・。 この素敵なコンビに笑わせてもらってるうちに坂健が出てきて最高潮に達し、一幕終了。幕が下りて、客電 がついた瞬間、場内に「どよめき」が起った。あんな「どよめき」は初めて。ロビーでは観客の「すごい」「おもしろい」「よかった」という声があちこちで。休憩時間、ロビーで安倍寧氏とまわりの方々の談笑に 聞き耳を立てると、「(たぶん、観客のノリが)大阪はすごいね」とのこと。 さて、2幕も、「ワン・バイ・ワン」からいきなり「掴まれた」客席。 やっぱり阿久津さんの歌は良い!でもね、2幕はもう、私の目は坂健の胸板に釘付け、耳は坂健の声に 聞き惚れちゃって、1幕ほど書くことがないの・・・。惚れちゃいました、坂健に。ほんとに歌がすごいの。いつまでも「体育会系」だと思っていちゃあいけません。やわらかく声を出すところからグググっと盛り上げるところなんか特に・・・。 ということで役者さん達も観客もハイ・テンションなままカーテンコールへ。 下村さんの晴れ晴れしたお顔、坂健の達成感あふれた表情が印象的。やっぱり東京開幕からかなり経って、 みなさんが役を、そして作品を自分たちのものにしてきたね。 間違いなく良くなってます。こんなに感動させてくれたキャスト・スタッフに 感謝したい。劇場玄関を出てもMLのメンバーでしばし余韻にひたっていると、ニュー・オータニでの パーティに出かけるキャストの方たちを間近で目撃!!! いやあ、本当に、スゴかった・・・(↑上へ)
99/04/23

「ザ・コンボイ・ショウ ATOM2」

シアター・ドラマシティ

この公演は「ミュージカル」じゃないけど、 演劇のところに入れるのも何なので・・・。さて、私にとって2度目のコンボイ! もう、なんて格好いい ダンス! ビシッバシッと動きが決まり、男の色気があるんだねえ。そしてテンポのいいセリフまわし、 内輪ネタなのに笑っちゃうギャグ(四季ネタおもしろい!)・・・。ストーリー(?)としては 前作の「タイムトンネル」のほうが良かったけど、ま、良いよ! 格好いいからっ。ダンス好きな皆さん、 一度「コンボイ」を体験して下さい!(↑上へ)
99/04/25

「ソング&ダンス」

(劇団四季)

四季劇場「秋」

東京S&D千秋楽! 結局この公演、4回も 見てしまいました。だって楽しいんだもん。楽のこの日はキャストの皆さんも観客も熱気があって 素晴らしい舞台だった。最後のカーテンコールでは「アプローズ」のナンバーを歌ってくれて感激。 8列(実質6列目かな)センターブロックだったので、ダンスの迫力も、石丸サンのお顔もとっても よく見えて、もう思い残すことはない。でも近鉄劇場に来たら通っちゃうよ!!(↑上へ)
99/04/27

「ラ・カージュ・オ・フォール」

飛天

千秋楽前日というのに、なんとも淋しい客の入り。 1階はせいぜい7割かな。東宝ももっとうまく公演スケジュール組んでちゃんと営業すれば良いのに!こういう内容って宣伝しにくいのかしらん? 舞台の方は客の少なさをものともしない素晴らしいモノ。 ガジェルのみんなの気合いがすごかった! 市村さんもサービス満点。アドリブを利かせて 楽しませてくれた。今日は前から4列目、サイドブロックの中央通路寄りという絶好の席だったから、役者さんの表情が手に取るようにわかり、感動もひとしお。一幕ラスト、市村さんが私の横を通ったときお顔を しっかり見ると、本当に「傷ついて怒っている中年女の顔」に見えて、さすが・・・・! 1幕後半から手拍子や拍手喝采がだんだん増え、2幕になると 市村さんの一挙手一投足一台詞(?)に拍手や笑いが起きる状態。 最後のカーテンコールではあっと言う間にほぼ全員スタンディング となり、キャストの皆さんも嬉しそう・・・。降りてくる 幕に、市村さんが「まだ降りちゃダメっダメっ!」ってかんじで バタバタしてみたり(でも降りちゃったけど)、もう幕は 開かないと思って解散しかけたらまた開いちゃって慌てながら、かつとっても嬉しそうに手をつないで列を作る キャストのみなさんとか、素敵なオマケが楽しめました。このままだと名古屋も行ってしまいそう・・・(↑上へ)

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