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ミュージカル[表紙]

ミュージカル鑑賞日記
(1998年分:10〜12月)

「RENT」
「ジーザス・クライスト=スーパースター(ジャポネスク版)」
「オペラ座の怪人」
「ローマの休日」
「エリザベート」
「ジーザス・クライスト=スーパースター(エルサレム版)」
「CATS」
「ライオン・キング」
日付 公演名(劇団・歌手名)・場所 感想
98/10/16 ミュージカル

「RENT」

シアター・ドラマシティ

部分的に良いところと悪いところがあって、平均するとまあまあ合格ライン、というところかな。まず 歌はさすがにみんなうまくてパワフル。しかし如何せん歌詞がよく聞こえない。日本語なのか英語なのかもようわからない人もいた。 歌手個人の問題もあるだろうが訳詞にも問題ありと思う。セットや照明は良かったぞ。主役2人よりもまわりが良かったね。 もう1回くらい見たいな、という感じ。(↑上へ)
98/10/31 ミュージカル

「ジーザス・クライスト・スーパースター(ジャポネスク・バージョン)」

(劇団四季)

四季劇場「秋」

新しくできた四季劇場に初めて行って、開演前にあちこち探検してみました。いろいろ良くない評判も あるけど、たしかにそれは紛れもない事実なので劇団はよく考えて欲しいな。そして開演。ジーザスそのものが初体験だったが 2時間弱あっという間だった。柳瀬さんのジーザスすばらしいっ! 山口祐一郎さんのジーザスはCDでしか知らないけれど、 さらに「清冽な」かんじのジーザスだった。そしてマリアの保坂さん。ラストシーンの背中であそこまでの存在感を出せる人を 私は他に知らない。他のキャストの皆さんもとても良かった。アンサンブルの力量には参りました。群衆が集まってまるでひとつ の人格を持った人間を表現しているよう。大八車を使った舞台、あの照明技術、月並みだけど斬新な衣装とメイク。ジャポネスク 版ということで違和感があるのではと少し不安だったけど全くの杞憂だった。もちろん音楽も良し。大阪で公演してくれっっ!(↑上へ)
98/11/01 ミュージカル

「オペラ座の怪人」

(劇団四季)

赤坂ミュージカル劇場

せっかく東京に行くんだから、ということでジーザスの翌日はファントムを観劇。初の今井ファントム。 2月の「ソング&ダンス」で「今井さんのファントムもけっこういいかも」と思って期待したのですが、もうちょっと、という 感じ。だって貫禄ありすぎるよやっぱり。健康優良児みたいなファントムじゃなあ。なんかラウル(佐野さん)との対比も ぼやけて、世間知らず男同士の女の取り合いみたい(佐野さんは良かったよ)。2幕になって状況が切羽詰まってくると さすがに盛り上がっては来たけれど。今井さんの実力ならもっと良くなるはず。頑張って。(↑上へ)
98/11/12 ミュージカル

「ローマの休日」

(東宝)

飛天

あの名作がなんと日本でミュージカル化され(音楽:大島ミチル、作詞は斉藤由貴!!)、主演は大地真央 &山口祐一郎。作品そのものは「まあまあ」でした。祐一郎さんはやはり良い。でもちょっと「段取り段取り」ってかんじだった。 きっと東宝はガンガン再演するんだろうなあ。時間とお金に余裕があったらまた見たい。(↑上へ)
98/11/14 宝塚宙組公演

「エリザベート」

宝塚大劇場

ずーっと見たかった作品。劇団四季MLの方に誘っていただいてみんなで見ました。想像以上に素晴らしかった。 2階席最上段だったんでオペラグラスを駆使しまくって堪能。姿月トートの透明感あるアヤシサというか、もう最高。音楽も名曲揃い。 照明も良かったなあ。宝塚が上演権を持っている以上、これからもいろんな組でやるだろうからもっと見たいな。ウィーン版も見たい。 CDも買っちゃお。 (↑上へ)
98/11/21 ミュージカル

「ジーザス・クライスト・スーパースター(エルサレム・バージョン)」

(劇団四季)

四季劇場「秋」

まず、舞台に作られた荒野の傾斜にびっくり。そして役者さん達がその傾斜をものともしないのに圧倒された。 柳瀬ジーザスは一段と存在感を増していてGOOD。マリアは鈴木京子さんで、保坂さんよりも優しい感じ。芝さんはこのまえより調子が 良さそうだった。すごかったのは沢木ヘロデ王。濃さでは下村ヘロデを圧倒するね。今回も劇団四季MLの観劇オフ会。 (↑上へ)
98/11/29

ミュージカル「CATS」

(劇団四季)

福岡シティ劇場

シティ劇場初!いい劇場だわ。2階からでも舞台が近いし、ロビーは広いし。四季劇場もこれくらいあったら・・・。 福岡新生キャッツを初めてみたけれど、一長一短といったところか。(↑上へ)
98/12/29

ミュージカル「ライオンキング」

(劇団四季)

四季劇場「春」

噂に違わぬ素晴らしい舞台。オープニングから 目の離せないシーンの連続。丹さんの歌声が響いて、動物達が客席から舞台にあふれたかと思うと眼前にプライド ロックが立ちはだかる。下村さんのスカー、早川さんのムファサいずれも存在感十分。ヤング・ナラ&シンバの 子役2人が可愛くて上手い! そして中嶋さんのティモン&小林さんのプンバ最高。阪元さんのシンバと濱田さんの ナラも素晴らしい。アカペラ・コーラスや工夫を凝らした衣装、装置も目を見張るばかり。しかし、しかしなのだ!!!!! CDで聞いたブロードウェイ版と比べると如何せん迫力不足。みんなとってもレベルは高いんだが。日本語訳詞が しっくりこないためか始まって間もないからか、何とも言えない間の悪さもある。アニメ版と比べてもナラの役割が 大きくなっているとはとても思えない。ティモン、プンバ、ハイエナ達は結局アニメと同じ形で(それを動かしている 俳優の力は確かに凄くて拍手を惜しまないけど)、ライオンなど他の動物達の造形美とそぐわない。「愛を感じて」の シーンもあんまり好きじゃない。で、やっぱりアフリカの魂というか力強さみたいなのがないんだよなあ。 間や歌声の力などこれから良くなっていくだろうし、大好きなミュージカルであることは間違いないし、 これからいろんなキャスト、違う座席でもっと見たいし、みんなにおすすめしたい舞台であることは確かなん だが、「オペラ座・・・」や「キャッツ」、「美女と野獣」のような 「心を奪って離さない力」にやや欠けている。ま、これから大いに期待したい。(↑上へ)

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