通し番号&見た日付 | ||
No.31
98/08/10 | 「ジャッカル」(梅田スカラ座)
必要以上に残酷すぎない? それがジャッカルの殺し方なんだとしてもさ・・・ リチャード・ギアは 久しぶりになかなか格好良い。でもなんなの、ブルース・ウィリスは?! ウィリスの七変化を見る ために映画館行ってんじゃないのに。なんかキャストや仕掛けはスゴイくせにいまいちだった。 | |
No.32
98/08/10 | 「ゴジラ」(京都宝塚劇場)
ゴジラ、ジュラシック・パークのT・レックスと動きが同じじゃんっ!! 子供ゴジラは ラプトルと同じ!! 繁殖しちゃうところとかも同じ。東宝はいいのか、これで? マシュー・ブロデリックや ジャン・レノといった私の好きな俳優さんが出てなきゃ怒ってたとこ。 | |
No.33
98/08/10 | 「ソウル・フード」(京都朝日シネマ)
SFXも殺人も怪獣もないけど、やっぱり映画はこうでなきゃ! 伝統的な南部料理を囲んで日曜日を過ごす 一家のお話。あのベビーフェィスが製作で、もちろん音楽も担当。いきなり最初の歌で泣きそうになった。全編 名曲が満載。役者さんもみんな達者だし、素敵なお家やインテリアの撮し方もうまいし、子役がムチャクチャ いいし、心暖まるストーリーに何度も泣いたし、最高でした・・・ | |
No.34
98/08/13 | 「釣りバカ日誌10」(京都ピカデリー)
なんか10作目にしてついに息切れか?! と心配になるような出来。笑えるポイントが少なかったし、 釣りのシーンも少なかった。それにストーリーの横糸の部分(若者の恋愛を成就させるというありがちなパターン) が弱い! 三国連太郎もいよいよ年? | |
No.35
98/08/05 | 「ボンベイ」(パラダイス・シネマ)
話題の「マサラ・ムービー」ということで行ってきましたがおもしろかった! 若い2人の大恋愛、 宗教や家族の問題を、独特のパワーで語りきってしまう。時折挟まれるミュージカルシーンは笑ってしまう くらい楽しい。それに主役の男の人、最初は世間知らずな金持ちのぼんぼんというかんじで、全然魅力的に 思えなかったのに、家族を持ち、ジャーナリストとして仕事をしていくうちにとっても頼りになる正義感に なっていって、最後はとても格好良く見えてしまうからすごい。子役はうまいし! 脇役陣もみなうまい。 音楽も楽しいし、なんかすごい長回しもあって撮影もGOOD。これは必見、大収穫! | |
No.36
98/09/02 | 「スウィート ヒア アフター」(パラダイス・シネマ)
ちっちゃな町の子供達を乗せたスクールバスが湖に沈む。こんなに大事件なのに、がっかりするくらいの 淡々とした描き方で残された人々の心情がつづられていく。予告編で見たよりももっともっと深くて静かで 衝撃的な映画。事件を追っている弁護士の親子問題が横糸としてはさまれていくんだけど、このはさまり具合が 絶妙。 | |
No.37
98/09/05 | 「アルテミシア」(京都朝日シネマ)
実在の「美術史上に現れた最初の女流画家」アルテミシアの物語。芸術と人間、恋、親子、宗教観、その他 もろもろ、盛りだくさんなんだけど、どーも物足りなかったな。アルテミシアがなぜそこまで絵を描きたいのか、 そのあたりが見たかった。 | |
No.38
98/09/05 | 「十二夜」(京都朝日シネマ)
もう、こういうの大好き!! シェークスピアの喜劇というとケネス・ブラナーの「から騒ぎ」が 大好きなんだけどそれに続く2位にしてあげようってかんじ。芸達者な役者と素敵なセット・衣装に 音楽。シェークスピア映画の醍醐味ここにあり、です。たくさん笑ってちょいとホロリとさせられて 最後は大団円。そうそう、吟遊詩人役の俳優さん(名前ど忘れ)の歌、以外といっては失礼だがしびれるっす。 | |
No.39
98/09/05 | 「グランブルー(オリジナルバージョン)」(梅田ガーデンシネマ)
なんとまあ、公開10周年なんだそう。早いモンだ。冒頭の、海のシーンにエリック・セラの音楽がかぶさるだけで 心がうずきました。最初の公開、3時間バージョン、そして今回と、劇場で3回も見てるけどやはり良いモノは何度見ても良い! でも、今回はじめてラストシーンの意味がわかったような気がする。ジャックは海の中で、本当に「愛」を 見つけたんだよね。イルカの形をしているけど、あれはただのイルカじゃない、「愛」の象徴なんだと思う。 | |
No.40
98/09/05 | 「リーサル・ウェポン4」(京都松竹座)
実はこのシリーズを劇場でちゃんと見るのは初めて。なのにちゃんとお話がわかっちゃうあたり、ヒットの 条件のひとつなんだろうな。ま、内容そのものはお約束というか、とりたてて語るモノはないんだが、メル・ギブソンは 本当にかっこいい。アカデミー賞とっても全然かわんないし(ケビン・コスナーに見習って欲しい。)ロバート・レッド フォードほどの渋さはまだないけど、大スターならではの余裕がイヤミじゃなくて、ステキっ! | |
No.41
98/09/19 | 「ムトゥ 踊るマハラジャ」(テアトル梅田)
テアトル梅田では、いま2スクリーン両方でこの作品を上映。私は片方の最終回の30分前に行ったのにもう長蛇の列で 立ち見! 45分後のもう片方もかなり並んでいたけど座れそうだったのでそちらにした次第。テアトル梅田で2スクリーン 併映であの人出。恐るべしマサラ・ムービー人気! 内容は正直言って「ボンベイ」よりもお気軽系。ダンスシーンはすごい。 とくにあの何度も衣装が変わるところ(としかいいようがないんだけど)は撮影も衣装も編集も音楽もインド映画の持てる ものを出し切ってるんだろうなという迫力。観客の拍手も出てたし、「たくさん笑ってちょっとホロリ」の割合もいいんだけど、 「ボンベイ」と比較するとなあ。でも、ほんと、すごいよこれは。 | |
No.42
98/09/20 | 「TAXi」(SY松竹京映)
怒濤の4本/日観劇の1本目。リュック・ベッソン製作とくればいやがうえでも期待は高まる。でも応えてもらえなかったよー。 各プロットはすべてどこかで見たことのあるようなものばかり。主役のスピード狂の男&まるで車に弱い刑事のどちらもイマイチ 共感できない。そして肝心のカーチェイス・シーンも同じようなものばかりで飽きる。全体的なテンポも悪い。もう少し工夫すれば もう少し楽しめるものになると思うんだけどなあ。 | |
No.43
98/09/20 | 「ウェルカム トゥ サラエボ」(京都朝日シネマ)
2本目。前半(主人公が女の子を引き取るまで)は、すごく迫力もあっていろいろ考えさせられたけど、後半になると、孤児の女の子を サラエボに帰すかどうかに絞られて、ジャーナリズムと戦争という大きなテーマが薄れてしまったような気がする。女性 ジャーナリストと現地運転手の恋愛とかももうちょっと書き込んで欲しかったし・・・。いろいろ説明の多い映画に慣れ てしまった私の感受性の問題なのかなあ。ラスト近くの「アルビノーニのアダージョ」は泣ける。 | |
No.44
98/09/20 | 「アナスタシア」(東宝公楽)
さあ、3本目。ディズニー映画のおいしいところを真似して、メグ・ライアンの個性をうまくアニメーションにした、という かんじ。アニメーション技術的には「ノートルダムの鐘」あたりで行き着くところに行き着いちゃったのかな、「おーっ!!」 と思うところはなかった。主役は元気な女の子、最初はちょっとイヤなヤツとの恋があって、貶めようとする悪者がいて、 狂言回し的なキャラがいて、家族愛みたいなものをちょいと振りかけて、ミュージカル仕立てにすれば、そこそこの作品には なるって証明になる作品。いや、決してつまんないわけじゃないよ、おもしろかったよ。でもなあ。やっぱり「美女と野獣」 を超えるのはディズニー自身にも大変なんだってよくわかった。 | |
No.45
98/09/20 | 「仮面の男」(京極東宝)
ついにきょう4本目。さすがに腰にキた。しかしがんばるよ。で、ディカプリオ君が1人2役に挑戦しているこの作品、 ディカちゃんよりもまわりのおっちゃん達が渋さふりまきまくって最高。特にダルタニアン役のガブリエル・バーン! 「ユージュアル・サスペクツ」のときも良かったけど、ここでも良いわぁ。「ONE FOR ALL.ALL FOR ONE」これを ガブリエル・バーンにささやかれるともう最高そしてジョン・マルコビッチ! ここのとこ サイコ系のあぶない役ばっかりだったけど、こういう普通の(?)大人の男のほうがずっといいよ。同じことはジェレミー・ アイアンズにも言える。ジェラール・ドパルデューはハマリ役だったけど、もうちょっと見せ場をあげても よかったよね。で、肝心のディカちゃん、ちゃんとルイとフィリップを演じ分けていて、やっぱこの子、やるわ。 女優陣が弱かったのが残念だけど。それにもうちょっとおもしろくできたんじゃない? この物語、このキャスト なんだもん・・・物語はほんとおもしろいよね。原作読もうっと。 | |
No.46
98/09/23 | 「シティ オブ エンジェル」(京都松竹座)
正直言って期待はずれ。ニコラス・ケイジはまあまあだけど、メグ・ライアンはぜんぜん良くない。撮影は とってもいいけど、話がだめ! 全体的な間(ペース)がダメ! みんなあの宣伝に騙されちゃいけません。この秋の「泣ける映画」 としてすごい広告量だけど、私には納得できませんでした。 |