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読書日記   
(1997年分:No.1〜10)
  • *ナンバーは、97年に読んだ本の通し番号です。

本のタイトル・著者(訳者)・出版社
感想
NO.10「蛇を踏む」

川上弘美

(文芸春秋)

芥川賞受賞作を、会社の後輩から貸してもらいました。独特の文体と、奇妙な物語が絶妙で、私はわりと心地よい気分に浸りながら読んだけれど、好き嫌いはあるかも。
NO. 「女盗賊プーラン」

プーラン・デヴィ

(武者圭子・訳 草思社)

Kazukiの推薦作!!*

そもそも、カースト制度の実態なんて何も知らないに等しかったから、まず、この激しい差別に驚いた。そして次に、このプーランという女性の強さに驚いく。とにかく、次から次へと驚かされるばかりで、ふと、これが事実だということを忘れてしまいそうになるほど。まさに、衝撃の書。
NO. 「7つの科学事件ファイル」

H・コリンズ、T・ピンチ

(福岡伸一・訳 東京化学同人)

Kazukiの推薦作!!*

ちょっと理系のバックグラウンドのある人や、科学が好きな人なら、とても面白く読めるはず。とくに第1章(ファイル1)の「記憶物質」の話が興味深かったなあ。「そうそう、そういうことってある!」という部分も多くて。世の中の人が、みんなこの本を読んで、「科学」は決して万能でも神でもないのだと気づけば、クローン羊のニュースにあんなに動揺したりしないんじゃないだろうか。
NO. 「神々の指紋」

グラハム・ハンコック

(大地舜・訳 翔泳社)

本を読む速さにはそこそこ自信のある私ですが、かなり時間かかりました…。だって、とにかくしつこい。もう、いっぱい証拠があるのはわかったから、だからいったい何なの???という本。どうしてこんなに売れるかなあ。
NO.6「続・豚が死なない日」

ロバート・ニュートン・ペック

(金原瑞人・訳 白水社)

Kazukiの推薦作!!*

少年シリーズ第3段。あの名作「豚が死なない日」の続編となれば、買うっきゃないでしょう。宗教的なものが底辺にあるけれど、とっても普遍的なのだ。1ページに5つも6つも、書き写しておきたくなるような素晴らしい文章があって、正・続ともに、私の宝物のような本。
NO.5「少年H」

妹尾河童(講談社)

Kazukiの推薦作!!*

少年シリーズ第2段。ベストセラー・ランキングを賑わせているこの作品。面白かった〜。神戸の街のことを知っている人には、面白さ倍増だと思う。戦争のことにも、かなりの部分が割かれているけれど、くどくないし、説教くさくもない。本当に等身大の「少年H」の視点が素晴らしい。
NO.4「少年時代」

ロバート・R・マキャモン        (二宮磐・訳 文芸春秋)

Kazukiの推薦作!!*

久々に、文学作品を読みましたが、これがなんと大収穫!帯の宣伝文句と、表紙のイラストに惹かれて、なんの予備知識もなく衝動買いしたのだけど、大ヒット!こんなにどきどき、わくわくさせられて、訳もうまくて、なんとも胸がキュンとなるような、懐かしいようなかんじにしてくれて…最高の読後感。物語の縦糸と、横糸とのからみかたが絶妙。ひとつひとつのエピソードのどれもが素晴らしい。冒険小説であり、自伝的でもあり、ファンタジーでもあり、ミステリーでもある。豊かな本です。必読ですよ、皆さん!
NO.3「オン・ザ・ロード・アゲイン

浜田省吾ツアーの241日」                           

田家秀樹(角川文庫)

こりないね、私も。これはツアーの密着取材物。こんなの読んでしまうと、ほんとうに、会社なんかやめてツアーの手伝いがしたくなってしまう!そうそう、「あとがき」が、なんと山際淳司なのでした。
NO.2「陽のあたる場所          浜田省吾ストーリー」

田家秀樹(角川文庫)

本当に、省吾、苦労したのね。もっと若いときから知っていたかったなあ。(本の感想にならん!)
NO.1「浜田省吾事典」

FM TOKYO出版

97年、まずこれでスタートでしょう!  とにかく、省吾のすべてを知っておきたいわ!! この本読んで、若い頃、売れるまで大変だったのを初めて知ったよ。


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