「プッシュピンと
4人のデザイナー」 (サントリーミュージアム) | 「プッシュピン」というのは、デザインスタジオの名前です。作品は、雑誌とか、レコードやCDのジャケット、そしてポスター類。こういったメディアにのっかった形のものを、あらためてこうしてギャラリーに並べて鑑賞するのって、思った以上に面白い。でも、かなり展示量が多くて、結構疲れちゃったよ〜。 | |
「19〜20世紀
フランス近代絵画展 コローからピカソまで」 (大丸ミュージアム梅田) | アイルランド国立美術館の所蔵作品展でして、タイトルにあるように、コローがあり、ピカソがあり、セザンヌがあり、ゴーギャンがあり、そして、アイルランドの、これまでほとんど日本で知られてないような画家の素敵な作品があり…。なんて贅沢な気分! 順路もわかりやすく指示があって、気持ちよく鑑賞できた。 | |
「魅惑のコーン・コレクション展」
(大阪市立美術館) | こんなにたくさんのマチスのコレクターが、画商オヤジなんかじゃなくて、ある姉妹だなんてねえ。そのことに、まず感心。しかもこの姉妹のお姉さんは、アメリカで、女子が入学できる医学校が5つしかなかったころに医学を修めたお医者様…。お金持ちで、かつ、本当に芸術も理解し、学問も修める!そんな人になりたかったなあ。絵も良かったし、マチスの彫刻がどれも素敵で、新しい発見。ただし、この美術館、職員(システム?)が最低。閉館が迫ってくると、「閉館15分前に売店が閉まりますよ〜」と、 警備員やおばちゃんたちが大声で触れて回るし、常設展を見ようと思ったら「もうすぐ閉館なので急いで下さいよ〜」と言われるし、「閉館だから出口に向かって下さい」などなど、本当にうるさいのなんの! 他の美術館じゃ(公立でも)こんなこと体験したことない!後味悪し。 | |
「カンディンスキー&ミュンター
1901-1917」 (セゾン美術館) | 「エビータ」を見に東京に行ったついでに、展覧会へ。カンディンスキーの抽象画のことを少しだけ知ってるだけで、ミュンターって誰?という程度の私だったけど、とても良かった。まず、カンディンスキーとミュンターの、二人の関係が、映画のよう。師弟関係から恋愛関係へ、二人それぞれ芸術家として認められて、旅から旅の生活。そして戦争による永遠の別れ…!抽象にたどり着く前のカンディンスキーの画風もよくわかったし、ミュンターという、これまでよく知らなかった画家のことも知ることができたし、実り多かった。 | |
「クリムトとウィーン印象派展」
(サントリーミュージアム) | 確かにクリムトのすばらしい壁画(複製だけど)は圧倒的だけど、展覧会のタイトルからすると、もうちょっとクリムトがたくさんあるのかと思ってたよ…。でも、そのほかの作品もみんなよかってんだけどね。すばらしい絵って、「光」の描き方で決まってくるなあ、と思った。ああ、ヨーロッパに行きたい! |