日下部一司とフジイフランソワの場合  Kazushi Kusakabe and Fujii Furansowa

 

 

 ■日下部一司 Kazushi Kusakabe

南瓜風景

h32.0×w28.0×d2.0cm ゼラチンシルバープリントに油彩、鉄製フレーム 2026

既視作用

h32.0×w28.0×d2.0cm ゼラチンシルバープリントに油彩、鉄製フレーム 2026

水面風景

h32.0×w28.0×d2.0cm ゼラチンシルバープリントに油彩、鉄製フレーム 2026

鏡の輪郭

h32.0×w28.0×d2.0cm ゼラチンシルバープリントに油彩、鉄製フレーム 2026

重力立面

h32.0×w28.0×d2.0cm ゼラチンシルバープリントに油彩、鉄製フレーム 2026

矩形の支柱

h32.0×w28.0×d2.0cm ゼラチンシルバープリントに油彩、鉄製フレーム 2026

立面風景

h32.0×w28.0×d2.0cm ゼラチンシルバープリントに油彩、鉄製フレーム 2026

小さな森

h32.0×w28.0×d2.0cm ゼラチンシルバープリントに油彩、鉄製フレーム 2026

音の風景

h123.0×w56.8×d66.5cm ラッパホーン(既製品)、ラジオ部品、鉄 2025

猫脚の風景

h42.5×w47.8×d52.5cm 古い猫脚花台(既製品) 2025

接点風景

h61.5×w41.5×d2.5cm ラムダ銀塩プリントをアクリルマウント、鉄製フレーム 2025

水中風景

h30.0×w30.0×d3.0cm 絹布、ウレタン樹脂 2025

 

 ■日下部一司 コメント  [Artist Statement]

「風景を愛でる」という写真シリーズをこの数年間続けてきた。絵はがきのような美しい風景ではなく、造形美に満ちたバランスもない。写真表現というような体臭が臭う写真でもなく、無目的に写ってしまった映像でもない。個人的な思い出の写真でもなく、誰かに褒めてもらうためのものでない。それを愛でる造形原理を持たないが、気になって放っておけない風景。ことばでは伝わらないと思われる景色のコレクション。いつもそんなことがしたいと思っている。

 視ること・眺めることは、ずっと以前から続けている制作内容だ。それはとりたてて新しいやり方でもない。それらの記録のために、既製品の部分を組み換えてみたり、写真を撮るという方法を採ってきた。だから同じようなことを繰り返す。思えば長いあいだ反復を続けてきたように思う。反復しながら徐々にズレていくことが年齢を重ねることでもある。そうやって、私の視ること・眺めることも徐々に変化していくのだろう。

 ■略歴  [Artist Biography]

1953 年、岐阜県生まれ。1976 年、大阪芸術大学芸術学部美術学科版画専攻を卒業。1975 年、ギャラリー射手座(京都)にて初個展を開催。以降、信濃橋画廊(大阪)、シティギャラリー(神戸)、ギャラリーココ(京都)、ウエストベスギャラリー・コヅカ(名古屋)、SAI GALLERY (大阪)、The Third Gallery Aya(大阪)、O ギャラリーeyes(大阪)、伊丹市立工芸センター(兵庫)、京都造形芸術大学芸術館(京都)、ギャラリーヤマグチクンストバウ(大阪)、Marie Gallery(東京)、ギャラリーすずき(京都)、MATSUO MEGUMI +VOICE GALLERY pfs/w(京都)、美濃加茂市民ミュージアム(岐阜)等で個展を開催。その他、京都市美術館(京都)、東京都美術館(東京)、ブラッドフォード美術館(イギリス)、リュブリアナ美術館(旧ユーゴスラビア)、兵庫県立美術館(神戸)、大阪府立現代美術センター(大阪)、岐阜県美術館(岐阜)、ウオーカーヒルアートセンター(韓国)、姫路市立美術館(兵庫)、ドイツ文化センター(ドイツ)、中之島デザインミュージアム(大阪)、京都市文化博物館(京都)、大阪府立江之子島文化芸術創造センター(大阪)、徳島県立近代美術館ギャラリー(徳島)、芦屋市谷崎潤一郎記念館(兵庫)等、国内外の美術館、その他ギャラリーで開催されたグループ展等、多数出品。

 ■フジイフランソワ Fujii Furansowa

文房四宝九十九髪

41.0×24.3cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、ルイボスティー、水彩絵具 2025

九十九茶道具 壱

41.0×24.3cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、ルイボスティー、水彩絵具 2022

まあ茶でもしんぜえもん

41.0×24.0cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、ルイボスティー、水彩絵具 2023

九十九茶道具 弍

41.0×24.3cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、ルイボスティー、水彩絵具 2022

二の舞九十九髪

18.0×14.0cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、ルイボスティー、水彩絵具 2025

座敷和菓子

24.0×14.0cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、ルイボスティー、水彩絵具 2025

うさみかん

18.0×14.0cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、ルイボスティー、水彩絵具 2025

うさみかん

45.5×27.3cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、ルイボスティー、水彩絵具 2025

いつか花となるならバ

41.0×24.3cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、ルイボスティー、水彩絵具 2025

果蔬夜行図

45.5×27.3cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、ルイボスティー、水彩絵具 2025

いつか花となるならバ

18.0×14.0cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、ルイボスティー、水彩絵具 2025

 

 ■フジイフランソワ コメント  [Artist Statement]

私にとって絵を描くことは、可視化できない魂と向き合うための行為であり、人間が森羅万象とどう結びついているのかを問い直す試みでもある。私はアニミズム的な感覚を基盤にタブローを描き、物や風景、存在の奥に潜む気配を画面へと立ち上げていく。

「無限に広がる宇宙を許容してる無限の外側は何か?」子どもの頃の疑問が大人になってもぐるぐる巡る。無限や永遠というものが現実にあるのなら、質量保存の法則は物質のみでなく、目に見えないモノにもきっと当てはまるのではないかと思う。

古事記に拠ると食の神「大宜都比売命」は、死んだあと多くの実を結び、今も我々はその恩恵に預かってるわけで、脈々と連なっていく魂であるとも読み取れる。死は全ての終わりではなかった。

気づかれなかった思いやりや陰徳も質量保存の法則で「いつか花となる」。そんな、生まれ出た全ての事物が報われるようなユートピアを想像し、作品化する。

そしてこちら側は描かれた「モノ」を意識し、同時にあちら側の描かれた「モノ」もこちらを意識している。作品も精霊を得て九十九髪として存在していると考えている。

 ■略歴  [Artist Biography]

1962年、静岡県生まれ。水戸芸術館現代美術センター(茨城)、豊田市美術館(愛知)、新宿高島屋(東京)、三岸節子記念美術館(愛知)他、Oギャラリーeyes(大阪)、L Gallery(名古屋)、永井画廊(東京)、東大阪市民美術センター(大阪)等で個展を開催。2000年、VOCA2000(上野の森美術館・東京)にて「奨励賞」を受賞。2004年、花鳥風月の遺伝子(ギャラリー ラ・フェニーチェ・大阪)。2005年、SKYLINE -アレゴリーの輪郭-Oギャラリーeyes・大阪)。2007年、Absolute basis 冨倉崇嗣とフジイフランソワの場合(Oギャラリ−eyes・大阪)、キューブ・レトロスぺクティブ(+gallery・愛知)、日本画滅亡論(中京大学アートギャラリー C・スクエア・愛知)、きのあうところ(長久手たいようの杜古民家・愛知)、SHIMOTSUKI(ギャラリー余白・愛知)。2008年、第4回東山魁夷記念「日経日本画大賞展」(ニューオータニ美術館・東京)。2012年、伊藤若冲インスパイア作品展(明治神宮外苑「TOKYO DESIGNERS WEEK 2012」中央会場・東京)。2013年、寺田コレクション展(東京オペラシティアートギャラリー・東京)、〜24名の作家による〜今日の墨表現展(佐藤美術館・東京)、日本の「妖怪」を追え!(横須賀美術館・神奈川)。2014年、高島屋幻想博物館(高島屋各店・東京、大阪、京都、横浜、名古屋)、寺田コレクション(茨城県天心記念五浦美術館・茨城)。2015年、異界へのいざないー妖怪大集合(茨城県天心記念五浦美術館・茨城)。2016年、夜想髑髏展(パラボリカ・ビス・東京、春秋荘・京都)。2018年、脇田和×VOCA展(第一生命ギャラリー・東京)。2019年、異界庭園(白鳥庭園・愛知)、闇黄泉茶会(春秋荘・京都)等に出品。

第一生命保険株式会社、豊田市美術館、東京オペラシティ アートギャラリー、茨城県近代美術館等に作品収蔵。

 

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