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●古川松平 Shohei Furukawa |
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2025.12−2026 65.5×80.3cm カンヴァスに油彩 2026 |
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2025.12‐2025 41.0×31.8cm カンヴァスに油彩 2025 |
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2024.9−2025 112.5×145.5cm カンヴァスに油彩 2025 |
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2022.5‐2026 22.0×27.3cm カンヴァスに油彩 2026 |
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2023.1−2025 38.0×45.5cm カンヴァスに油彩 2025 |
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2023.1−2025 no.2 33.3×45.5cm カンヴァスに油彩 2025 |
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2022.5−2026 no.2 80.3×65.5cm カンヴァスに油彩 2026 |
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2023.1−2025 no.3 112.5×145.5cm カンヴァスに油彩 2025 |
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2023−2025 33.3×45.5cm カンヴァスに油彩 2025 |
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2026.1 no.2 25.3×20.1cm 紙にアクリル絵具 2026 |
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2026.1 no.1 25.3×20.1cm 紙にアクリル絵具 2026 |
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2022.5‐2025 27.3×22.0cm カンヴァスに油彩 2025 |
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■展覧会テキスト[Text] |
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「絵画の死角」 平田剛志(岐阜現代美術館学芸員) 絵画は死角を描く。日頃見ていながら、見過ごしているものや風景、かたちなど、私たちが世界を見るとき死角や盲点になっている光景を描き出す。 古川松平の絵画は、こうした日常の「死角」や「盲点」を描いてきた。古川は、2004年に大阪芸術大学芸術学部美術学科研究生課程を修了後、大阪を拠点に発表を始めた。初期には、学校の教室風景やパチンコ台の盤面、ダイヤモンドが二重露光のように夜景と重なる超現実的な絵画を描いてきた。穏やかな色調で描かれる画面は、浮遊感が漂い、白昼夢的だ。 2015年のグループ展「The garden of the ray 5−Illuminated place(Oギャラリーeyes・大阪)で発表した作品《visibility(視界、見える範囲)》というタイトルは古川の絵画にとって象徴的なキーワードだ。近年では、鏡や額(フレーム)など、絵画の構造を取り入れた複雑な風景画や静物画を探究しているからだ。例えば、「scenery behind」(2021)シリーズでは、車のサイドミラーを描くことで、画中画のように後景を取り込む。中には、サイドミラーに室内の子どもの情景が映るなど、本来ならば見えない光景が描かれ、時間と場所のズレが感覚を揺さぶる。 画面内の視界の狭さも特徴だ。ベランダ越しの風景に視点が異なる絵画が重ねられ、風景を覆い隠すように、黒いタブレットやスマートフォン、液晶モニターが描かれる。ダイニングテーブルをモチーフとした静物画では、「四角い」テーブル上にさまざまなものが並ぶが、映画の主観ショットのように見える範囲が限られる。 レオン・バッティスタ・アルベルティは『絵画論』(1435)で、絵画を四角い窓にたとえたが、古川の絵画には、さまざまな「四角い窓」が挿入される。なぜ、古川は風景画や静物画の視界を遮るように、異なるフレームを絵画内に入れるのだろうか。 1つは、絵画内で「絵画」を見る構造にあるだろう。また、風景を見るとき、かつての記憶や未来のビジョンを重ね合わせる視覚経験もあろう。一方で、絵画に描かれない「死角」を想像させる役割もある。古川の絵画は、地と図、前景と後景、現実と幻想の境界が曖昧で、何かが見えない「死角」の光景が、新しい視界として広がっているのだ。古川の絵画に描かれる「四角」はどんな外界へとつながっているのだろうか。それを確かめる機会を見過ごしてはならない。 |
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■古川松平 コメント [Artist Statement] |
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私の制作は、変化し続ける日常の中で、物事とどのような距離で関わっているのかを確かめることから始まっている。さまざまな条件の中で生きる私は、多くの情報に触れることができる一方で、思考や感情を含めた私自身の在り方からしか、身のまわりの出来事に触れることができない。その限界や偏りを、制作を通して繰り返し意識してきた。 絵画を通して関心を向けているのは、目に見える対象そのものよりも、関わるという行為がどのように物事を切り取り、同時に何をこぼれ落とすのかという点である。何かを捉えようとすることは、別の何かを見えなくすることでもあり、見ること、考えること、感じることは切り離せない。その重なりや欠落を含んだ状態を、画面の中にとどめたいと考えている。 身近な空間や風景を扱いながらも、制作の目的はそれらを再現することではない。自分が立っている場所から生じる距離や隔たり、理解しようとする途中で生まれる揺らぎやズレが、絵画として立ち上がることを試みている。 鑑賞者が、画面の前に立つ時間の中で、それぞれの立ち位置や感覚が静かに重なり合うことを願っている。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1980 佐賀県生まれ 2003 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業 2004 大阪芸術大学芸術学部美術学科研究生課程修了 ・個展 2004 module,(大阪) 2004 gallery coco(京都) 2006 Oギャラリーeyes(大阪) 2006 Oギャラリー(東京) 2007 Oギャラリーeyes(大阪) 2008 Oギャラリーeyes(大阪) 2009 Oギャラリーeyes(大阪) 2009 Oギャラリー(東京) 2009 リトルバード(大阪) 2010 Oギャラリーeyes(大阪) 2011 Oギャラリーeyes(大阪) 2012 Oギャラリー(東京) 2012 Oギャラリーeyes(大阪) 2013 Oギャラリーeyes(大阪) 2017 Oギャラリーeyes(大阪) 2019 Oギャラリーeyes(大阪) 2020 小品展2013−2020(Oギャラリーeyes・大阪) 2021 Oギャラリーeyes(大阪) 2022 Oギャラリーeyes(大阪) 2025 Oギャラリーeyes(大阪) ・グループ展 2003 ART CAMP
in CASO 第3期(海岸通ギャラリー CASO・大阪) 2005 Between
the scene and the form(Oギャラリーeyes・大阪) 2005 View/IntrospectionV―Divertimento(Oギャラリーeyes・大阪) 2006 トゥールビヨン4(Oギャラリーeyes・大阪) 2007 「美の冒険者たち」なんばパークスアートプログラムVol.4 私のありか (パークスホール・大阪) 2009 スタンダード ジャパン エディション(Oギャラリーeyes・大阪) 2011 大阪芸術大学美術学科作家展(ギャラリーkazahana・京都) 2012 The
13th Anniversary Pre Exhibition「KICKS」(Oギャラリーeyes・大阪) 2014 リトルバード美術館(リトルバード・大阪) 2015 The
garden of the ray 5−Illuminated place(Oギャラリーeyes・大阪) 2017 トゥールビヨン0(Oギャラリーeyes・大阪) 2018 outside
and the inside 5−眺めのコンフィギュレーション (Oギャラリーeyes・大阪) 2019 Restriction2019−Three full days(Oギャラリーeyes・大阪) 2021 遮りの景象−ソノムコウヘ(Oギャラリーeyes・大阪) 2023 Still
life−静物は沈黙を容認しない(Oギャラリーeyes・大阪) ・参考文献 酒井千穂:「art scape」2008年5月2日号(レビュー) 酒井千穂:「art scape」2012年2月15日号(レビュー) 酒井千穂:「art scape」2013年6月15日号(レビュー) 平田剛志:「古川松平」Oギャラリーeyes 2026 個展DM(テキスト) |
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