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●野中 梓 Azusa Nonaka |
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夕方、トイレの小窓から陽が差す時のテレビ画面 31.8×41.0cm カンヴァスに油彩 2023 |
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朝、お風呂の小窓から光が漏れる時のテレビ画面 31.8×41.0cm カンヴァスに油彩 2023 |
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朝、窓の外が明るくなった時の階段の壁 91.0×72.7cm カンヴァスに油彩 2023 |
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夕方、向かいの建物が夕陽に照らされた時の階段の壁 91.0×72.7cm カンヴァスに油彩 2023 |
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夕方、ベランダから陽が差す時のテレビ画面 22.0×27.3cm カンヴァスに油彩 2023 |
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夜、廊下の電気をつけた時のテレビ画面_1 31.8×41.0cm カンヴァスに油彩 2023 |
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夜、廊下の電気をつけた時のテレビ画面_2 18.0×14.0cm カンヴァスに油彩 2023 |
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夜、廊下の電気をつけた時のテレビ画面_3 18.0×14.0cm カンヴァスに油彩 2023 |
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■野中
梓 コメント [Artist
Statement] |
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壁や床、冷蔵庫、テレビ画面(ガラス基板)などの平らなところを対象に、その表面に見える明暗や色味を油絵具で描くことを続けてきた。ある場所の絵を1枚描くと、もう1枚描いてみたいところが増えていく。数年前に夜の廊下の壁を描いた。ひとつの壁が時間帯によって異なる表情を見せ、そのことがとても豊かなものであると思えた。電気をつけてみたり、消してみたり。では昼間はどうだろうか。夕陽が差し込む時に、西向きに小窓があるトイレの扉を開けてみたら?ほかの壁は?…そうして少しずつ派生していき、今に至る。 ・階段の壁について これまで自宅の室内を多く描いてきたが、マンションの供用部分の壁もずっと気になっていて、ようやく着手できた。階段の踊り場にある窓は東向きで、朝陽が差し込む時、陽が昇った時、向かいの建物に夕陽が反射する時、夜に照明が点灯された時…といろんな姿を現す。何色の壁なのかと問われれば白と答えるが、それを描こうとするには白色の絵具だけでは済まない。グレーのような、ベージュのような、混濁した色合いを出すために、複数の色を混ぜたり塗り重ねたりして、その様相に歩み寄っていく。 ・テレビ画面について テレビを消している時、それは曖昧な像を持った黒い板となる。室内風景が映っているが鏡ほど明瞭ではなく、物と物の境界線は柔らかい。地と図が一体となって、光の塊であるかのように感じる。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1991 大阪府生まれ 2014 京都嵯峨芸術大学芸術学部造形学科油画分野卒業 2016 京都嵯峨芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻造形絵画分野修了 ・個展 2016 Oギャラリーeyes(大阪) 2017 Oギャラリーeyes(大阪) 2018 Oギャラリーeyes(大阪) 2019 Oギャラリーeyes(大阪) 2020 Oギャラリーeyes(大阪) 2021 Oギャラリー(東京) 2021 Oギャラリーeyes(大阪) 2022 Oギャラリーeyes(大阪) 2022 THE TERMINAL
KYOTO(京都) ・グループ展 2012 blue
project(MATSUO MEGUMI+VOICE
GALLERY pfs/w・京都) 2013 KYOTO
CURRENT 2013(京都市美術館別館・京都) 2015 Perfume
Art Project(堀川出水団地第三棟・京都) 2015 京都-清州「現在美術の地層2015」−状態としての存在− (京都嵯峨芸術大学・京都) 2015 トゥールビヨン 13(Oギャラリーeyes・大阪) 2016 思考する視線
2016(Art Space-MEISEI・京都) 2016 −世代を超えて2人展vol.6−宇野和幸・野中梓2人展 (銀座 K'sギャラリー・東京) 2016 LA VOZ 22nd
EXHIBITION(京都市美術館・京都) 2017 Between
the scene and the form 2017(Oギャラリー・東京) 2018 思考する視線2018(Art Space-MEISEI・京都) 2018 Young Creators Award 2018(MI gallery・大阪) 2019 ギャラリー大井選抜展(嵯峨美術大学ゆかりの作家たち展) (ギャラリー大井・大阪) 2019 HANKYU ART FAIR Neo SEED(阪急うめだ本店9階祝祭広場・大阪) 2019 入佐美南子退職記念展−存在−イメージの形象 第2章 「入佐美南子と仲間たち」展(嵯峨美術大学・京都) 2019 新・輝いて麗しの油絵具(Oギャラリーeyes・大阪) 2021 群馬青年ビエンナーレ2021(群馬県立近代美術館・群馬) 2022 ドラッグ&ドロップ2022(Oギャラリーeyes・大阪) 2022 戸山恢・現代アートコレクション展「星集め」(トキ・アートスペース・東京) 2023 Still
life 静物は沈黙を容認しない(Oギャラリーeyes・大阪) ・参考文献 竹内厚:「SAVVY」2021年11月号 ART欄“I’M CURIOUS
ABOUT YOU”(インタビュー) |
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