四間丁 愛 Megumi Shikencho

 

concrete

41.0×31.8cm カンヴァスにアクリル絵具 2022

container

24.2×33.3cm カンヴァスにアクリル絵具 2022

2

130.3 × 97.0cm カンヴァスにアクリル絵具 2022

summer

130.3 × 97.0cm カンヴァスにアクリル絵具 2022

1

27.3×22.0cm カンヴァスにアクリル絵具 2022

line 2

130.3 × 97.0cm カンヴァスにアクリル絵具 2022

line 3

41.0×31.8cm カンヴァスにアクリル絵具 2022

街路

45.5×38.0cm カンヴァスにアクリル絵具 2022

line

27.3×22.0cm カンヴァスにアクリル絵具 2022

 

 ■四間丁 愛 コメント  [Artist Statement]

水平線はまっすぐ引かれた定規のようでいて、歪んで見える時もある。モチーフはその歪みを正すように中央に配置し、画面を安定させ、重石のような役割を担っていた。

私は日常的に気になる風景をカメラで撮影している。その写真を並べてみると「線」が多く見られる。

地面に対して垂直に伸びた線、平行に伸びた線、斜めを横切るような線。均等に並べられた柵の直線、道路の直線などに意識が向いてしまうのはなぜか。画面上に配置されている要素が線を境に分断され、複雑さを捨て、単純な作りに組み替えることによって、何かしらの歪みを整えてくれるような気がするからかもしれない。しかしそうやって画面を構成している要素を分断、強制的に整えることによって更なる歪みが発生してしまう。

中央に人物、静物などのモチーフを配置することにより歪みを緩和したい思惑があるが、不自然さを積み重ねれば重ねるほど、どうしたら良いのかわからなくなってくる。しかし正解のないパズルを行なっているようで永遠に遊べそうにも思う。

 ■略歴  [Artist Biography]

1989 富山県生まれ

2013 京都精華大学芸術学部版画コース卒業

2015 京都精華大学大学院博士前期課程芸術研究科版画分野修了

 

・個展

2014 Galleryはねうさぎ(京都)

2017 Oギャラリーeyes(大阪)

2018 Oギャラリーeyes(大阪)

2019 ギャラリー恵風(京都)

2019 Oギャラリーeyes(大阪)

2020 Oギャラリーeyes(大阪)

2021 ギャラリー惠風(京都)

 

・グループ展

2013 KINOPRINT 2013GALLERY ARTISLONG・京都)

2013 関西八芸術大学版画ポートフォリオ展(石田大成社文化ホール・京都)

2013 学生ヨル会議@アートch 持ち腐れだと、誰が言った。展

(つくるビル・京都)

2013 第38回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館・東京)

2014  SEIKA CERAMICS + PRINTMAKING(ギャラリー恵風・京都)

2014 第39回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館・東京)

2015 what I've chosen | what I chose vol.3

(成安造形大学ギャラリーアートサイト・滋賀)

2015 New Print Artist 2015Gallery Jin Esprit+・東京)

2015 セマンティックポートレイト3Oギャラリーeyes・大阪)

2016 繕いの光景V−Beyond the imagination and reality

Oギャラリーeyes・大阪)

2017 icon いま、人を描く。岡本里栄・四間丁愛

(成安造形大学ギャラリーアートサイト・滋賀)

2018 堅田*はまさんぽ〜アートでまち歩き〜

(堅田浜通り商店街および周辺・滋賀)

2020 日韓友好版画展(兵庫県立美術館ギャラリー棟3階・神戸)

2021 アナタと私のねじれた世界(Oギャラリーeyes・大阪)

 

・その他

2016 宵のサロン第16回「人―すがた しぐさ こころ」にあわせて展示

(岡山大学 Junko Fukutake Hall・岡山)

 

・参考文献

「版画芸術」No.169 秋号「特集リトグラファー25人」(作品紹介)

安河内宏法:「icon いま、人を描く。岡本里栄・四間丁愛」展 記録冊子(テキスト)

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