野村真弘 Masahiro Nomura

 

夜の絵(夏前)

162.0×194.0cm カンヴァスに油彩 2022

夜の絵(雪中)

53.0×65.2cm カンヴァスに油彩 2021

夜への妄想(宵闇)

162.0×162.0cm カンヴァスに油彩 2022

夜への妄想(白昼夢)

162.0×162.0cm カンヴァスに油彩 2022

夜の絵(ほたる)

38.0×45.5cm カンヴァスに油彩 2021

夜の絵(ほたる)

33.3×45.5cm カンヴァスに油彩 2021

夜への妄想 1

14.0×18.0cm カンヴァスに油彩 2022

夜への妄想 2

14.0×18.0cm カンヴァスに油彩 2022

夜への妄想 3

14.0×18.0cm カンヴァスに油彩 2022

夜への妄想 4

14.0×18.0cm カンヴァスに油彩 2022

 

 ■野村真弘 コメント  [Artist Statement]

星に見立てた点で夜にまつわる絵を描いた。

星の点は同時に羽虫、街灯、家の明かりなど、また常に移り変わっていく対象でもある。昨年は、飛沫も口車の対象にできるかもしれないと言ったが、今年もそうなんだろうか?

夜は、私たちの暮らし、一日についての何も無さを振り返り、脳内をかけめぐる想像に思いを巡らし、寝苦しい窮屈さに苛まれ、そうした日常的な夜を象徴として扱おうとした結果のものでもある。星に物語を生み出し、法則を導いた大昔の人たちと同じように、私たちが今ここで行える物語や法則の礎を、誰に語る術もない言語で描き出したい。

 

絵の部分的な筆致が例えば何かに見えるとか、そういうことはどうでもよくて、そう思い描ければそうでもいいし、それによってよりきちんと全体が見えるならなおいい。私が思い描いてるのは、絵を通した体験の総体を、根拠なく浮かぶ空想や情景、つまるところ妄想を親しむように表したいということである。それを実現するためにやってることは3歳の頃から変わらない。ちょっと尖ってるとか、丸くてかわいいとか、そういう路傍の石と同じ要素の一つずつを拾ってこねくりまわす。星とか夜とはいったものの、特別にフォーカスして描かれている何かがあるわけじゃない。ただ、そういう絵なだけだ。

 ■略歴  [Artist Biography]

1987 鳥取県生まれ

2010 和歌山大学教育学部学校教育教員養成課程教科教育コース美術専攻卒業

2012 和歌山大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了

 

・個展

2012 msギャラリー十二番丁(和歌山)

2015 無人島(珈琲もくれん・和歌山)

2016 発言(almoギャラリー・和歌山)

2017 不連続光線(珈琲もくれん・和歌山)

2019 Oギャラリーeyes(大阪)

2020 Oギャラリーeyes(大阪)

2021 Oギャラリーeyes(大阪)

 

・グループ展

2016 貝塚まちなかアートミュージアム2016(大阪)

2017 ファインアート・ユニバーシアードU-35(つくば美術館・茨城)

2018 新進芸術家選抜展FAUSS(アーツ千代田3331・東京)

2018 トゥールビヨン16Oギャラリーeyes・大阪)

2020 シェル美術賞展2020(国立新美術館・東京)

2021 宵闇のパノラマ(ギャラリー白・大阪)

2021 Prologue XIIGALLERY ART POINT・東京)

 

・受賞

ファインアート・ユニバーシアードU-35(優秀作品賞)

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