フジイ フランソワ Fujii Furansowa

 

咲いたなら

90.0×120.0cm 和紙に鉛筆、墨、膠、胡粉、ルイボスティー、水彩絵具 2022

九十九茶道具 壱

41.0×24.3cm 和紙に鉛筆、墨、膠、胡粉、ルイボスティー、水彩絵具 2022

九十九茶道具 弍

41.0×24.3cm 和紙に鉛筆、墨、膠、胡粉、ルイボスティー、水彩絵具 2022

いわなが

170.0×89.1cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、水彩絵具、銀箔 2019

世見かえり

85.0×180.0cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、水彩絵具 2016

世見かえり(部分)

きくりひめ

160.0×80.0cm 和紙に鉛筆、墨、胡粉、膠、水彩絵具、銀箔 2022

桃太郎

22.8×15.9cm 和紙に鉛筆、墨、膠、胡粉、ルイボスティー、水彩絵具 2022

うさゆのす

22.8×15.9cm 和紙に鉛筆、墨、膠、胡粉、ルイボスティー、水彩絵具 2022

うさすくわし

22.8×15.9cm 和紙に鉛筆、墨、膠、胡粉、ルイボスティー、水彩絵具 2022

うさみかん

22.8×15.9cm 和紙に鉛筆、墨、膠、胡粉、ルイボスティー、水彩絵具 2022

ざくろ太郎

18.0×14.0cm 和紙に鉛筆、墨、膠、胡粉、ルイボスティー、水彩絵具 2022

愛玩なまこ

24.0×14.0cm 和紙に鉛筆、墨、膠、胡粉、ルイボスティー、水彩絵具、銀箔

2022

愛玩かわず

24.0×14.0cm 和紙に鉛筆、墨、膠、胡粉、ルイボスティー、水彩絵具、銀箔

2022

 

 ■フジイ フランソワ コメント  [Artist Statement]

ニニギノミコトに嫁いだイワナガヒメは、醜かったことから父の元に追い返された。父のオオヤマツミは岩のように長久に変わることのないようにとの願いで天孫に差し上げたのに、このことで寿命は永遠のものでなくなった、と『古事記』にある。

イワナガヒメは本当に醜かったのか。美醜の概念は変化する。時や所変わればもしかしたら完璧な美人と評されるかも知れない。ニニギの時代にはそれはあまりにも美し過ぎて異様に見え近寄りがたく、それを「醜い」と表したのかも知れない。はたまた長久という時間がニニギにとっては美しくなかったのか。

価値観や見え方ってのは神の世からさえも変わっていってるのだろうな、などとふと思った。

その『古事記』によればそんな神によって人は造られ、そして人は人が作った器物にも付喪神と『神』という名で呼ぶ。

たいしたものじゃないんじゃなくたいしたもので、なんでもかんでも尊い存在ということなんだな、と勇気も湧く気がする。

国産みのように作品もドロドロの混沌から生まれる。

 ■略歴  [Artist Biography]

1962 静岡県生まれ

 

・個展

1993 かつてそこに必ずいた人(ハートフィールドギャラリー・愛知)

※以降、同ギャラリーにて`95`98年に開催

1994 景(ギャラリーハウスマヤ・東京)

※以降、同ギャラリーにて`97年に開催

1996 景(ピガ原宿画廊・東京)

2002 水戸芸術館現代美術センター(茨城)

2004 ギャラリー二葉(東京)

2004 HALC+蔵(愛知)

2006 Oギャラリーeyes(大阪)

※以降、同ギャラリーにて`08`11`13`15`17`20年に開催

2008 綯交−remix(豊田市美術館・愛知)

2009 コトホギス

(新宿高島屋・東京、JR名古屋高島屋・愛知、大阪高島屋・大阪)

2012 日本橋高島屋(東京)、JR名古屋高島屋(愛知)

2013 L Gallery(愛知)※以降、同ギャラリーにて`15`17`19年に開催

2017 百に一足りぬかみたち(新宿高島屋、日本橋高島屋・東京)

2018 はなからさらさらきにならぬ(三岸節子記念美術館・愛知)

2021 ことのはぐさ(日本橋高島屋・東京)

 

・グループ展

1995 街はいまアートで溢れる(一宮市内・愛知)

1998 第11回名古屋コンテンポラリーアートフェア

(名古屋市民ギャラリー・愛知)

2000 VOCA2000(上野の森美術館・東京)

2003 粟国久直・フジイフランソワ・与那覇大智展

(ギャラリー ラ・フェニーチェ・大阪)

2004 花鳥風月の遺伝子(ギャラリー ラ・フェニーチェ・大阪)

2005 SKYLINE -アレゴリーの輪郭-Oギャラリーeyes・大阪)

2007 Absolute basis 冨倉崇嗣とフジイフランソワの場合

Oギャラリーeyes・大阪)

2007 日本画滅亡論(中京大学アートギャラリー C・スクエア・愛知)

2007 きのあうところ(長久手たいようの杜古民家・愛知)

2007 SHIMOTSUKI(ギャラリー余白・愛知)

2008 第4回東山魁夷記念「日経日本画大賞展」

(ニューオータニ美術館・東京)

2012 The 13th Anniversary Pre ExhibitionKICKS」(Oギャラリーeyes・大阪)

2012 百華祭「タカシマヤのばら アートセッション」(日本橋高島屋・東京、他)

2012 BOTANICAL EXHIBITIONL Gallery・愛知)

2012 伊藤若冲インスパイア作品展

(明治神宮外苑「TOKYO DESIGNERS WEEK 2012」中央会場・東京)

2013 寺田コレクション展(東京オペラシティアートギャラリー・東京)

2013 密度ある時間−わたしの一点(織部亭・愛知)

2013 24名の作家による〜 今日の墨表現展(佐藤美術館・東京)

2013 日本の「妖怪」を追え!(横須賀美術館・神奈川)

2014 高島屋幻想博物館(高島屋各店・東京、大阪、京都、横浜、名古屋)

2014 豊田市デカスプロジェクト足助ゴエンナーレ(寿ゞ家・愛知)

2014 寺田コレクション(茨城県天心記念五浦美術館・茨城)

2015 笑う美術(茨城県近代美術館・茨城)

2015 わたしの一点 織部亭30年記念展(織部亭・愛知)

2015 異界へのいざない−妖怪大集合(茨城県天心記念五浦美術館・茨城)

2015 足助ゴエンナーレ(寿ゞ家・愛知)

2015 祥瑞図(日本橋高島屋・東京)

2016 春光図(日本橋高島屋・東京)

2016 夜想髑髏展(パラボリカ・ビス・東京、春秋荘・京都)

2016 足助ゴエンナーレ(寿ゞ家+地蔵堂庫裏・愛知)

2017 足助ゴエンナーレ(寿ゞ家・愛知)

2017 我輩の猫展(佐藤美術館・東京)

2018 脇田和×VOCA展(第一生命ギャラリー・東京)

2018 第37回 ふるさと知名人チャリティー色紙展(遠鉄百貨店・静岡)

2019 異界庭園(白鳥庭園・愛知)

2019 Creature展(L Gallery・愛知)

2019 闇黄泉茶会(春秋山荘・京都)

2019 第38回 ふるさと知名人チャリティー色紙展(遠鉄百貨店・静岡)

 

・受賞

1998 準朝日広告賞

2000 VOCA2000(奨励賞)

 

・パブリックコレクション

第一生命保険株式会社

豊田市美術館

東京オペラシティ アートギャラリー

茨城県近代美術館

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