松田豊美 Toyomi Matsuda

 

The very thing2020-01

130.0×162.0cm カンヴァスに油彩 2020

The very thing2020-07

194.0×162.0cm カンヴァスに油彩 2020

The very thing2020-05

162.0×130.0cm カンヴァスに油彩 2020

The very thing2020-06

162.0×162.0cm カンヴァスに油彩 2020

The very thing2020-04

91.0×72.7cm カンヴァスに油彩 2020

The very thing2020-03

33.3×33.3cm カンヴァスに油彩 2020

The very thing2020-09

24.2×33.3cm カンヴァスに油彩 2020

The very thing2020-02

24.2×33.3cm カンヴァスに油彩 2020

The very thing2020-10

33.3×33.3cm カンヴァスに油彩 2020

 

 ■松田豊美 コメント  [Artist Statement]

世界共通のコロナ禍

皮肉なことに、世界の混乱を体験し、今この世界に生きていて

今まで足らなかったものを私の中に得ることができた。

どうしても そこ に持っていけない ところ に来ることができた。

絶え間なくキャンバスと絵の具の間に出てくる シンプルな描くという行為を

邪魔する雑多なもの 時々脳をかすめる余分な物が、ぼそっと泥のように足元に落ちた。

目は良くなり 完全に私の作品のそのものを正確に観れる。

嘘が混じったのにはうんざりだった。が、この混乱を体験するまでなかなか次に行けなかった。

キャンバスに油絵具で描くこと それだけが必要。

私の中に 新しい要素を入れてまたそれを自然と制作に出す。

以前は天と地 自然などをとっかかりにしていたところがあったが

今はもっとダイレクトに 油絵の絵具を感じ、そのまま描け、

以前にもまして自由である。

学生の頃、私の絵を始めたときから

一点一点 試す 発見する など制作をパターン化せずに制作してきました。

今回も私の制作を続ける上でのひとつの期間を切り抜いた 必要な一枚ずつです。

現在は生まれ出てくる作品を観るのが楽しみで これが画業やなと感じています。

今回はコロナ禍以後に完成し、今、そのものが現れているそんな作品群になっています。

 ■略歴  [Artist Biography]

1970 大阪府生まれ

1993 大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業

 

・個展

1996 番画廊(大阪)

1996 CUBIC GALLERY(大阪)

1997 CUBIC GALLERY(大阪)

1999 ラポギャラリー(大阪)

1999 CUBIC GALLERY(大阪)

2004 CUBIC GALLERY(大阪)

2019 Oギャラリーeyes(大阪)

 

・グループ展

1995 HATCH PATCH展(ESPACE446・大阪)

1998 光脈の湧出(Oギャラリー・東京)

1998 PAINTINGCUBIC GALLERY・大阪)

1998 CCD−あるいは眼球としての身体−(gallery coco・京都)

1999 3WEEKS FOR 20PAINTINGSgallery coco・京都)

2002 PAINTINGCUBIC GALLERY・大阪)

2003 land-scapeCUBIC GALLERY・大阪)

2005 第1回倉敷現代アートビエンナーレ・西日本(倉敷市立美術館・倉敷)

2007  VOCA2007 現代美術の展望−新しい平面の作家たち

(上野の森美術館・東京)

2007  Paintings 2007CUBIC GALLERY・大阪)

 

・参考文献

山本淳夫:月刊「美術手帖」19965月号(レビュー)

山本淳夫:「CCD−あるいは眼球としての身体−」gallery coco 1998(テキスト)

山本淳夫:「VOCA2007」カタログ(テキスト)

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