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●野中 梓 Azusa Nonaka |
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夜、廊下の電気をつけた時の冷蔵庫の扉 27.3×27.3cm カンヴァスに油彩 2020 |
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夜、廊下の電気を消した時の冷蔵庫の扉 27.3×27.3cm カンヴァスに油彩 2020 |
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夕方、トイレの扉を開けた時の廊下の壁 45.5×65.2cm カンヴァスに油彩 2020 |
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夜、台所の電気をつけた時の廊下の壁 45.5×65.2cm カンヴァスに油彩 2020 |
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夜、電気を消した時の廊下の壁 45.5×65.2cm カンヴァスに油彩 2020 |
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夜、電気をつけた時の廊下の壁 45.5×65.2cm カンヴァスに油彩 2020 |
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2020.05.01 昼、晴れ、カーテン 5.9×6.3cm 日光写真 2020 |
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2020.08.11 昼、晴れ、石之ビルの窓辺 6.3×5.9cm 日光写真 2020 |
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2020.09.13 朝、晴れ、職場の網戸 5.9×6.3cm 日光写真 2020 |
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2020.08.25 昼、晴れ、最寄駅前のフェンス 6.3×5.9cm 日光写真 2020 |
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2020.09.02 夕方、晴れ、トイレの小窓 5.9×6.3cm 日光写真 2020 |
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2020.07.30 夕方、晴れ、ごみ収集場所の網 5.9×6.3cm 日光写真 2020 |
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2020.08.12 朝、晴れ、アパートの植木 5.9×6.3cm 日光写真 2020 |
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■野中
梓 コメント [Artist
Statement] |
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−油絵について− 前回の個展以降、絵を描くにあたって写真を用いることと、像を引き延ばすことを一度やめてみようと考えていた。写真を撮って記録することで、目の前に無いものや固定できないものを資料にすることができる。拡大縮小することで、肉眼とは違った見方をすることもできる。しかしそういった機能を利用して絵を描くことにどこか引っかかりを覚えていたため、改めて対象を見て描くことにした。対象は主に自宅の壁面や冷蔵庫など、毎日目にする物の平らな表面である。同じ表面でも時間帯や光の当たり方など、状況は変化する。ぼんやりと家の中を眺め、さまざまな壁の様相にふと出会う。油絵具で絵を描くことを前提にすることによって得られる眺めだと思う。夜には夜の、夕方には夕方の絵を、それぞれの壁の前に立って描いた。 −日光写真について− ある時カメラについて検索していて、コピーアートペーパーという感光紙の存在を知った。手のひらサイズのその紙は光を遮る袋に入っており、袋から出してすぐは薄黄色で、陽に当たると白色へ変色する。感光時間は直射日光で5〜10秒ほど、室内の窓辺で1〜2分、曇りの日だと10〜20分といった具合だ。アイロン掛けをして熱すると黄色は青色に、白色に変色したところはそのまま白色で現像される。その性質により、様々な影を紙の上に留めることができる。最初は自宅のベランダや窓辺で試し、慣れてからは出かけ先でも行うようになり、だんだんのめり込んでいった。結果として残るのは紙切れ一枚だが、その過程では光源から物、物から影、影から紙へと、光が届くまでの距離や、空間の厚みのようなものを感じられる。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1991 大阪府生まれ 2014 京都嵯峨芸術大学芸術学部造形学科油画分野卒業 2016 京都嵯峨芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻造形絵画分野修了 ・個展 2016 Oギャラリーeyes(大阪) 2017 Oギャラリーeyes(大阪) 2018 Oギャラリーeyes(大阪) 2019 Oギャラリーeyes(大阪) ・グループ展 2012 blue
project(MATSUO MEGUMI+VOICE
GALLERY pfs/w・京都) 2013 KYOTO
CURRENT 2013(京都市美術館別館・京都) 2015 Perfume
Art Project(堀川出水団地第三棟・京都) 2015 京都-清州「現在美術の地層2015」−状態としての存在− (京都嵯峨芸術大学・京都) 2015 トゥールビヨン 13(Oギャラリーeyes・大阪) 2016 思考する視線
2016(Art Space-MEISEI・京都) 2016 −世代を超えて2人展vol.6−宇野和幸・野中梓2人展 (銀座 K'sギャラリー・東京) 2016 LA VOZ 22nd EXHIBITION(京都市美術館・京都) 2017 Between
the scene and the form 2017(Oギャラリー・東京) 2018 嵯峨美術大学油画研究室展「思考する視線2018」 (Art Space-MEISEI・京都) 2018 Young Creators Award
2018 (MI gallery・大阪) 2019 ギャラリー大井選抜展(嵯峨美術大学ゆかりの作家たち展) (ギャラリー大井・大阪) 2019 HANKYU ART FAIR Neo SEED(阪急うめだ本店9階祝祭広場・大阪) 2019 入佐美南子退職記念展−存在−イメージの形象 第2章「入佐美南子 と仲間たち」展(嵯峨美術大学・京都) 2019 新・輝いて麗しの油絵具(Oギャラリーeyes・大阪) |
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