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●三好温人 −現象と心象− Atsuhito Miyoshi |
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雪豹 155.0×84.0cm 麻紙に岩絵具、鉛筆 2019 |
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先照高山図 194.0×162.0cm 麻紙に岩絵具、鉛筆、木炭 2019 |
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少女U 41.0×27.3cm 麻紙に岩絵具、鉛筆 2018 |
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金魚 180.0×40.0cm 麻紙に岩絵具、鉛筆 2019 |
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金魚(部分) |
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赤いダウンジャケットの人物 162.0×130.3cm 麻紙に岩絵具、鉛筆、木炭 2019 |
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少女I 41.0×31.8cm 麻紙に岩絵具、鉛筆 2018 |
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少女V 41.0×31.8cm 麻紙に岩絵具、鉛筆 2018 |
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■三好温人 コメント [Artist Statement] |
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仏教に無常という言葉がある。 その言葉の定義は簡単ではないが、一般的には物事が常住不変の実体を持たず、生滅を繰り返す様のことを言うだろうか。 写生をしていると、常に対象は変化し続けているのがわかる。 対象が物理的に動くものの場合もあるが、私自身の心が対象を変化させているようにも思われる。 観察が深まるとともに、様々なイメージが対象に付随して現れては消える。私自身の内面もまた、生滅を繰り返すようである。 ならば絵の中に、その感覚を描き出せないだろうかと思った。 対象を重ねて描き、前の動きも次の動作も私自身の心象も並列にしてしまって、一瞬一瞬を繰り返す姿そのもの、またそのような存在のあり方を描きたかった。
目の前に対象がいること。また自分がここで感じていること。それらを絵によって繋ぐことはできないだろうか。 動物園の雪豹、水槽の金魚、それらと出会い興味を持って写生する事で、自分の対象に対するイメージも変化していった。人物。他者、そして自我、自分の心象イメージを 描くためのモチーフとして選択したが、人間を描くことで、意図せず画面に現れてくる物語性も面白い。 内的な時間感覚に付随した心象風景。そういったものが画面の中で造形的要素と結びつきながら表現できればと思っている。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1989 愛媛県生まれ 2012 京都嵯峨芸術大学芸術学部造形学科日本画分野卒業 2018 嵯峨美術大学芸術研究科造形絵画分野日本画領域修了 ・グループ展 2016 FACE2016 損保ジャパン日本興亜美術賞展 (損保ジャパン日本興亜美術館・東京) 2016 守破離-shu・ha・ri-(京都文化博物館・京都) 2017 日本画四人展‐生動‐(Art Space‐MEISEI・京都) 2018 Backbone
of faith(Oギャラリーeyes・大阪) 2018 美術新人賞デビュー2018入選作品展 (ギャラリー和田、フジヰ画廊・東京) 2018 第7回祇園祭によせて…扇子展(Art space-MEISEI・京都) 2018 HOMO ORANS prayer in
modern life/現代の祈りのかたち (アートスペース嵯峨、堀川御池ギャラリー・京都) 2018 日本画材の宴(SUNABAギャラリー・大阪) 2018 生動-日本画五人展-(Art space-MEISEI・京都) 2019 第23回松伯美術館花鳥画展(松伯美術館・奈良) ・受賞 第23回松伯美術館花鳥画展(優秀賞) |
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