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●加納明香 Haruka Kano |
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“rock” 130.0×86.0cm カンヴァスに油彩 2019 |
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“Tips” 31.0×27.2cm カンヴァスに油彩 2019 |
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「斜面の植物の葉」 13.5×13.2cm カンヴァスに油彩 2019 |
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“legs” 87.0×56.0cm カンヴァスに油彩、オイルパステル 2019 |
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“a piped
waterfall” 136.0×79.0cm カンヴァスに油彩 2019 |
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“sunset” 15.0×10.0cm カンヴァスに油彩 2019 |
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“four” 42.0×31.2cm カンヴァスに油彩 2019 |
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「イソ」 47.0×33.0cm カンヴァスに油彩 2019 |
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「岩陰のシャイン」 48.0×35.5cm カンヴァスに油彩 2019 |
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“fall” 22.0×17.5cm カンヴァスに油彩 2019 |
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“one” 24.0×18.0cm カンヴァスに油彩 2019 |
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■加納明香 コメント [Artist Statement] |
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誰かが意識しようとしまいと、世界は存在し回っている。だが、風景は誰かが見ることでできる、その誰かと“外の世界”との境界的な場としてあるのではないだろうか。それは時に、突如見えてしまった世界の断面のように感じることがある。そのような風景の場で私達は、親しみを覚えうけ入れていくのか、はねつけたり疎外されていくのかはわからないが、その“外”は、一瞬後には“外”ではなくなっているかもしれない。 私達がある風景に対峙したときには、見ている景色だけでなく音、湿度、地面の状態といった情報も含め、見えていない背後などの死角も全方向的に空間を探り、把握して/しようとしている。私はその全方向的な感覚を“サラウンド感”と呼び、風景の重要な構成要素として捉えている。 描くとき、線や色斑といった要素を繋げたり、互いに関係させることで、あるボリュームや奥行きを見出だしていく。サラウンド感を手がかりとしながら、見ているうちに奥行き感が変化していくような画面の見え方を目指す。それがうまく実現すれば、絵はあるリアリティをもって絵を前にした人との関係をつくり上げ、<風景>として立ち現れてくるはずだ。 また、この個展の直前1ヶ月ほど、瀬戸内海の向島にある「向島集会所」というゲストハウスで滞在制作を行った。今回展示しているものは、ほとんどがそこで制作加筆したものだ。自然や生き物がたくさんで、すぐそこに海があるという環境の中で、間違いなく普段とは違う感覚を得ることができたということも、ここに記しておきたい。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1994 滋賀県生まれ 2017 京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業 2019 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画修了 ・個展 2018 風景とサラウンド(京都市立芸術大学小ギャラリー・京都) ・グループ展 2018 outside
and the inside 5−眺めのコンフィギュレーション (Oギャラリーeyes・大阪) 2018 トゥールビヨン16(Oギャラリーeyes・大阪) 2019 新・輝いて麗しの油絵具(Oギャラリーeyes・大阪) |
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