ふなだかよ Kayo Funada

 

哺乳瓶

67.9×44.0cm 写真、アルミボードマウント 2018

授乳用ケープ

37.0×24.6cm 写真、アルミボードマウント 2018

キューと鳴るぱんだとうさぎ

20.0×10.5cm 写真、アルミボードマウント 2018

メリー

33.2×18.0cm 写真、アルミボードマウント 2018

抱っこ紐

60.0×43.0cm 写真、アルミボードマウント 2018

産衣

52.0×37.7cm 写真、アルミボードマウント 2018

歯固め付きのさる

15.9×14.0cm 写真、アルミボードマウント 2018

おくるみ

114.0×80.2cm 写真、アルミボードマウント 2018

フリフリのパンツ

46.0×46.0cm 写真、アルミボードマウント 2018

お食事エプロン

31.0×21.6cm 写真、アルミボードマウント 2018

ファーストシューズ

80.0×38.6cm 写真、アルミボードマウント 2018

青むしのおもちゃ

47.0×31.2cm 写真、アルミボードマウント 2018

ベビー服

44.5×28.0cm 写真、アルミボードマウント 2018

スプーンとフォーク

55.1×19.0cm 写真、アルミボードマウント 2018

二つの肉

h6.0×w8.0×d8.0cm 羊毛をフェルト加工、ちり取り 2018

Mom has a work

9.7インチ (169) 映像、タブレットPC9min.8sec.) 2018

 

 ■ふなだかよ コメント  [Artist Statement]

母親と私。私と娘。この関係には特別な執着があります。

子供が生まれてから増えた新しい物が、成長に伴って必要では無くなってきます。

それらを使っていた思い出と、“モノ” をきっかけに蘇る気配や感触、記憶、がありますが、過ぎて行く日々と成長のスピードに紛れて一緒にすり抜け、どこかに落として忘れてしまう気がします。

失う瞬間に気がつくこともなく、知らぬ間にそうなっているかもしれないという不安があります。

このことを考えていた時、自身の子供の頃の母親に持った感覚と繋がりました。

母親の断片。存在の証という程のことでも無い小さな気配を感じるもの(読んだ本や、着古して捨てられる毛玉のカーディガン、使用したティッシュでさえ..)とお別れする(捨てる)ことが出来なかった時の気持ち。

今までに、子としての母親に対する作品も作ってきましたが、形の無い留めることが出来ないことへのささやかな抵抗と、失う為の準備をしているように思います。

 ■略歴  [Artist Biography]

1979 京都府生まれ

2000 京都芸術短期大学染織テキスタイルクラス卒業

2002 成安造形大学ファイバーアートクラス卒業

2004 成安造形大学立体造形研究生修了

 

・個展

2002 Window Gallery Oct(京都)

2005 AOAO天窓ギャラリー(京都)

2008 reply to mothering(成安造形大学 ギャラリーアートサイト・滋賀)

2009 Oギャラリーeyes(大阪)

2010 Oギャラリーeyes(大阪)

2011 Oギャラリーeyes(大阪)

2013 Oギャラリーeyes(大阪)

2013 OギャラリーUPS(東京)

2014 Oギャラリーeyes(大阪)

2014 CAS(大阪)

2015 Oギャラリーeyes(大阪)

2016 Oギャラリーeyes(大阪)

2017 Oギャラリーeyes(大阪)

 

・グループ展

2001 FIBER ART EXHIBITIONWindow Gallery Oct・京都)

2001 OPPAI ART LAB πr事情展“おっぱいキッズサミット”企画展示

(ワコール本社ビル・京都)

2001 ART ENSEMBLE(大阪ビジネスパーク・大阪)

2002 Wool in Wool 2002(小岩井牧場・岩手)

2002 主張テン(Gallery ARTISLONG・京都)

2003 MESSAGE IN TEXTILEGallery maronie・京都)

※以降、`04`05`06に出品

2003 AQUART2003(西ノ島・島根)※以降、`04に出品

2006 京都美術工芸新鋭選抜展(京都文化博物館・京都)  

2007 AQUART2007 in AMAMI ISLAND(奄美大島・鹿児島)

2010 SEIAN FRONTIER(成安造形大学 ギャラリーアートサイト・滋賀)

2010 韓交流展 W-doorCAS・大阪)

2011 日韓交流展 W-doorsalon de H・ソウル)

2011 パイロットプラント/昭和は遠くなりにけり(CAS・大阪)

2011 TEXTILE PARTYcifa・岡山)

2012 パイロットプラント/私の恥ずかしい作品展(CAS・大阪)

2012 The 13th Anniversary Pre Exihibition KICKS

Oギャラリーeyes・大阪) 

2012 ENERGETIC EXTENSIONGallery Jung・ソウル)

2013 cover girls展(CAS・大阪)

2013 The Responsive Eye(海岸通ギャラリー•CASO・大阪)

2014 パイロットプラント/ドローイング展 (CAS・大阪)

2015  パイロットプラント/ペーパー展 (CAS・大阪)

2016 Enigmatic behavior−なんで年寄って真夏に熱いお茶を好んで飲むの?

Oギャラリーeyes・大阪)

2017 モノと精神−日韓交流展(海岸通ギャラリーCASO・大阪)

2017 御堂筋イルミネーション ビルファザードリレープロジェクション

(損保ジャパン日本興亜大阪ビル・大阪)

2018 パイロットプラント/AnniversaryCAS・大阪)

 

・参考文献

小吹隆文:「artscape20120115日号(レビュー)

羽下大信:「ふなだかよ」展 CAS 2014(テキスト)

小林公:「FLAG20141215日号(レビュー)

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