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●outside and the inside 5−眺めのコンフィギュレーション |
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■展覧会趣旨 [Purpose of Exhibition] |
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自宅を出てふと見上げた空の広がりや、街並みの狭間から見える眺め等、ある瞬間我々の感覚を刺激し、その情景や空間に魅了されることがあります。また何気なく手にふれたものの触感から、思いもよらない発想や衝動に駆られる事もあるでしょう。そうした日常的事象からの影響や欲求を作家はどのように受け止め、外在する世界と自らの内面との関係を有用なものにしているのでしょうか。本展では、対象における内/外の認識と、日常空間からの抑制と開放といった相関の狭間で交差する心的状況が、作品にどのように反映されイメージとなる像が浮上してくるのか、それぞれの作品から読み取ります。 Oギャラリーeyes(O Gallery co., ltd.) |
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●加納明香 Haruka Kano |
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風景について
2018.1 川 130.3×97.0cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具、他 2018 |
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風景について
2017.12.26 45.0×35.5cm カンヴァスに油彩 2018 |
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風景について
2018.1 @ 91.0×81.0cm カンヴァスに油彩 2018 |
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風景について
2018.1 E 45.0×35.5cm カンヴァスに油彩 2018 |
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■加納明香 コメント [Artist Statement] |
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風景のあり方・体感など、私たちが認識している『風景』を探りながら、捉え直していくような絵画をつくれないかと考えています。 いまは特に、画面上の「風景の断片」どうしが「欠落」を補完して繋がり、現れる断続的な風景の見え方や、また、ある実際の風景に迫ろうとする描写と、それとは無関係に引いてみた線(など)が相互に作用して絵画空間を変えていくこと、そうしてできていく『風景』が持つ空間性に興味を持ち制作しています。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1994年、滋賀県生まれ。2017年、京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻を卒業。現在、京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画に在籍。 |
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●古川松平 Shohei Furukawa |
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amorphous no.2 145.5×112.0cm カンヴァスに油彩 2017 |
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amorphous no.3 65.2×53.0cm カンヴァスに油彩 2017 |
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amorphous no.4 27.4×27.4cm カンヴァスに油彩 2018 |
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amorphous no.5 24.2×33.3cmカンヴァスに油彩2018 |
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■古川松平 コメント [Artist Statement] |
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作品は私の生活の近いところからイメージを想起している。日々、目にする美しいもの、美しくないもの、楽しい時間、そうでない時間、希望や失望など、どんな人でも当たり前に日常に起こる現象の中でイメージを拾っている。私は特別変わった生活をしているわけではないが、そのよくある日常の中で感じとるものが世間と繋がりを考察する中で変容し、この時代にあるべき表現に繋がればと願い制作している。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1980年、佐賀県生まれ。2003年、大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業。2004年、大阪芸術大学芸術学部美術学科研究生修了。2004年、module.(大阪)にて、初個展を開催。以降、gallery coco(京都)、Oギャラリーeyes(大阪)、Oギャラリー(東京)、リトルバード(大阪)にて個展を開催。主なグループ展に、2003年、ART CAMP in CASO(海岸通ギャラリー CASO・大阪)。2005年、Between
the scene and the form(Oギャラリーeyes・大阪)、View/IntrospectionV―Divertimento(Oギャラリーeyes・大阪)。2006年、トゥールビヨン4(Oギャラリーeyes・大阪)。2007年、「美の冒険者たち」なんばパークスアートプログラムVol.4 私のありか(パークスホール・大阪)。2009年、スタンダード
ジャパン エディション(Oギャラリーeyes・大阪)。2011年、 大阪芸術大学美術学科作家展(ギャラリーkazahana・京都)。2012年、KICKS(Oギャラリーeyes・大阪)。2014年、リトルバード美術館(リトルバード・大阪)。2015年、The garden of the ray 5−Illuminated place(Oギャラリーeyes・大阪)。2017年、トゥールビヨン0(Oギャラリーeyes・大阪)等に出品。 |
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●田中詩奈 Shiina Tanaka |
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ホワイトキューブ(皿)U 65.2×65.2cm カンヴァスに油彩、ボールペン 2018 |
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赤色の奥I 23.0×22.5cm カンヴァスに印刷物、油彩 2017 |
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躱そうとして 33.0×33.0cm カンヴァスに油彩 2018 |
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ホワイトキューブ(皿) 80.3×80.3cm カンヴァスにアクリル絵具、油彩、ボールペン 2018 |
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無題V 21.0×15.0cm パネルに布、アクリル、油彩 2016 |
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■田中詩奈 コメント [Artist Statement] |
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キャンバスに頭の中で浮遊するイメージを投げかけてみた。そのイメージは頭の中にあるものと似てはいるが同じではなかった。何度も繰り返し投げかけてみたが、同じにはならなかった。むしろそれらは水面のようなキャンバスの上で物理的に変化し新たな形になった。この新しい形が次のイメージを生み、それをもとに私は絵を描いている。繰り返しながらも変化するイメージを捉え描いていくうちに絵画が自分自身を映す鏡になる気がする。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1991年、福井県生まれ。2014年、京都嵯峨芸術大学芸術学部造形学科油画分野を卒業。2016年、愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画版画領域を修了。2017年、gallery morning(京都)にて初個展を開催。主なグループ展に、2012年、第25回美浜美術展(福井県立美術館・福井、大阪府立之子島文化芸術創造センター・大阪)。2012年、SAGA DASH 2012(Art Space-MEISEI・京都)。2013年、SAGA DASH 2013(Art Space-MEISEI・京都)。2014年、北野アートセンター・ビエンナーレ2014(ギャラリー新・福井)、Semantic Portrait 2(Oギャラリーeyes・大阪)。2015年、第26回美浜美術展(福井県立美術館・福井)第60回記念 新世紀展(東京都美術館・東京、他)、ギャラリーへ行こう2015(ギャラリー数寄和・東京/滋賀)、川上真由香・田中詩奈・構亜利沙 展(ギャルリーくさ笛・名古屋)。2016年、Between the scene and the form 2016(Oギャラリーeyes・大阪)、第70回記念
二紀展 2016(国立新美術館・東京)。2017年、第28回 美浜美術展 (福井県立美術館・福井)等に出品。 |
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