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●les signes 2018 ( レ・シーニュ2018) |
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■展覧会趣旨 [Purpose of Exhibition] |
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私達は様々な媒体を通して情報の豊かさを身近に感じながら、それらが瞬く間に消費されて行き、記憶を呼び起こす際に奇妙な残像だけが浮上するといった経験はないでしょうか。視覚に留まる像あるいは可視的に捉えられる現象も、過度の情報の接触に隔たりを感じなくなってしまった現在の環境において、記憶や経験から呼び起こされる像と重なり、思わぬ印象を喚起させます。それは、視覚体験における信憑性に揺らぎを生じさせながらも、この揺らぎの中にこそ、見る者の内に潜行する意識や、現在を映し出す複層的な表情を見出せるのかもしれません。本展は、知覚と情報環境の交錯からイメージが形作られる兆候をそれぞれの作品の背景より探ります。 Oギャラリーeyes(O Gallery co., ltd.) |
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■洪
亜沙 Ahsa
Hong |
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思い出 53.0×72.8cm パネルに油彩、ペンキ、テンペラ、鉛筆2 018 |
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無題(ソラリス) 33.0×45.0cm パネルに油彩、鉛筆、テンペラ 2018 |
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無題(地球) 45.0×57.0cm パネルに油彩、ペン、鉛筆 2018 |
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思い出(海) 40.0×60.5cm ネルに油彩、ペン、鉛筆 2018 |
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無題(風景) 18.0×18.0cm パネルに油彩 2018 |
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ネオ人類 90.0×60.0cm パネルに油彩 2018 |
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アンバーの聖像 22.7×15.8cm パネルに油彩、金箔 2018 |
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■洪
亜沙 コメント [Artist
Statement] |
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イリュージョンとしての絵画や様々な幻想であふれる都市について考えると、宇宙や宇宙に対しての地球、時空をこえることなど、突飛な問題にさしかかってしまう。現実と虚構の狭間で引き裂かれそうになりながら生きるのが人間で、それは地球が人間にかけた呪いのように思う。その呪いに抗うような行為の記録として制作した。 抗いとして、「回想すること」「秩序と混沌」「別の人類」をとりあげた。回想は虚構の一種であり生活の中でコンスタントに挟み込まれる、起きている間の夢のようである。秩序と混沌は世界そのもののように思える。また混沌とは秩序を含んだものなのではないか、と考えている。別の人類は、未来の話として作った(現在過去未来という時間すら幻想であると考えているのだが)。とにかく人間は不安定で孤独な存在であることが続いていくのだろうと思い、ユートピアでもディストピアでもない「ただの人間」として描くようにこころがけた。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1996年、大阪府生まれ。2018年、嵯峨美術大学
芸術学部造形学科油画分野卒業。現在、嵯峨美術大学大学院芸術研究科在学。主なグループ展に2017年、one room(嵯峨美術大学・京都)、SAGA DASH 2017(Art-Space MEISEI・京都)、Joyful(Art-Space MEISEI・京都)。2018年、うのぜみ2018(Steps
Gallery・東京)、第21回JAALA国際交流展(東京都美術館・東京)等に出品。 |
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■小林亜有美 Ayumi Kobayashi |
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鳥のカバー 31.8×41.0cm 紙に鉛筆、ペン、アクリル絵具 2014 |
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赤い箱 31.8×40.6cm 紙に鉛筆、色鉛筆、アクリル絵具 2014 |
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inner court 27.5×35.4cm 紙にペン、アクリル絵具 2014 |
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白とピンク 91.0×116.7cm カンヴァスに油彩 2018 |
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まる 38.0×45.5cm カンヴァスに油彩 2018 |
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Cut 72.7×91.0cm カンヴァスに油彩 2018 |
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more 53.0×65.2cm カンヴァスに油彩 2018 |
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マリーゴールド 24.5×33.4cm カンヴァスに油彩 2018 |
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■小林亜有美 コメント [Artist Statement] |
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私はそもそも「記憶する」ということがとても苦手だ。なので、あまりインターネットでニュースを見たり、動画を見たりすることで大量の情報が入ってくるのが好きではない。それでも現代の情報社会では私の頭で処理しきれない情報量が見たくなくても入ってきて、頭の中を通過していきあやふやな断片だけが残っている。 私は気になったものを写真に撮りためてそれをもとに描いているけれど、写真を見て描いているはずなのに、自分の頭の中を覗いて描いてる感覚になる。そんな時に、元が何かわからなくなってしまったあやふやな感覚を凝視して手探りで形にしているのだと思う。そういうあやふやなものの感覚をだれかと共感できたら泣くほどうれしい。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1975
兵庫県生まれ。2000年、多摩美術大学美術学部二部絵画学科を卒業。2001年、Oギャラリーeyes(大阪)にて初個展を開催。※以降、同ギャラリーにて継続的に開催。2008年、Oギャラリー(東京)※以降、同ギャラリーにて2013年、2014年、2016年、2017年に開催。2012年、OギャラリーUP・S(東京)にて開催。主なグループ展に2000年、Chrysalis(Oギャラリー・東京)。2001年、第11回ARTBOX大賞展(アート・ミュージアム・ギンザ・東京)。2002年、大塚ゆかこ・小林亜有美展(ギャラリーイセヨシ・東京)。2004年、YG-ARTS展(ギャラリーいろはに・大阪)。2005年、0号展(cafe sheep・大阪)。2005年、The garden of the ray(Oギャラリー・東京)。2009年、それからどすた2!(カフェブラウロート・福島)。2009年、スタンダード ジャパンエディション(Oギャラリーeyes・大阪)。2010年、Bon・Voyage展(cafe
sheep・大阪)。2011年、outside and
the insideU(Oギャラリーeyes・大阪)、まてばかいろのひよりあり(カフェブラウロート・福島)。2012年、シェル美術賞(国立新美術館・東京)。2013年、outside and the inside−溢れる眺め(Oギャラリーeyes・大阪)等に出品。 |
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