高野いくの Ikuno Takano

 

おんなの人(1)

116.7×91.0cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具、ジェルメディウム 2016

おんなの人(2)

116.7×91.0cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具、ジェルメディウム 2016

誰かのゆうれい

116.7×116.7cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具、ジェルメディウム 2017

誰かのゆうれい(部分)

彼女(1) 上

彼女(2) 下

21.0×29.7cm 紙に色鉛筆 2017

彼女(展示風景)

彼女(3

21.0×29.7cm 紙に色鉛筆 2017

彼女(4

21.0×29.7cm 紙に色鉛筆 2017

彼女(5

21.0×29.7cm 紙に色鉛筆 2017

はるをしる

60.7×72.5cm カンヴァスに油彩、ジェルメディウム 2016

やんだ雨

24.2×33.3cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具、ジェルメディウム 2017

こころあたり1

15.8×22.7cm カンヴァスに油彩、ジェルメディウム 2017

こころあたり2

15.8×22.7cm カンヴァスに油彩、ジェルメディウム 2017

こころあたり3

15.8×22.7cm カンヴァスに油彩、ジェルメディウム 2017

こころあたり4

15.8×22.7cm カンヴァスに油彩、ジェルメディウム 2017

こころあたり5

15.8×22.7cm カンヴァスに油彩、ジェルメディウム 2017

最初のおんがく

22.7×15.8cm カンヴァスに油彩 2017

 

 ■高野いくの コメント  [Artist Statement]

秋の始めごろ、

古くて小さな家に引っ越しをした。

30歳になったのだ。

 

1人きりの私に、家はほこりっぽく少しよそよそしかった。

ようすを伺いながら気をつかっていたら、

家はつやつやと優しくなり、

冬がきたのと同じぐらいに、家と私は仲よくなった。

 

朝起きると、

家はまず、今日のことを教えてくれる。

晴れの日はハツラツと。雨の日はショボショボと。

風が吹いたり、雪が積もったり。

家が天気に寄り添って。私は家に寄り添って。

仕方がないね、と温かいお茶をお湯のみに注ぐ。

 

2階は光が沢山はいる。

南側の窓は、食事をして、お化粧をして、くつろぐために。

北側の窓は、絵を描いて、音楽を聴いて、考えごとをするために。

いつだって外はとびきりに遠い。

 

丈の足りていないカーテン

ちぐはぐな物干し竿がうつる。

 

それにしても家が優しい。

今は、私の順番なのだ。

独り占めしようじゃないかと、浴びた光に。

かさぶたみたいな涙がでた。

 

きっと私は今日も、

得体のしれない何かを、

途方もなく愛しているのだ。

 

優しさを蓄えて、外に出よう。

私には、帰る家がちゃんとあるのだ。

 ■略歴  [Artist Biography]

1986 三重県生まれ

2010 京都造形芸術大学芸術学部美術工芸学科洋画コース卒業

2012 京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻修士課程修了

 

・個展

2011 ひとりごと(gallery恵風・京都)

2011 晴耕雨読(gallery ie・大阪)

2013 ウカレテル(gallery ie・大阪)

2013 Oギャラリーeyes(大阪)

2014 りんげつアパート(gallery恵風・京都)

2015 Oギャラリーeyes(大阪)

2016 Oギャラリーeyes(大阪)

 

・グループ展

2009 kyoto current 展 選抜者による二人展(gallery i・京都)

2010 the opposite lane 対向車線(Art project room ART ZONE・京都)

2010 ART NEXT NIPPON(京都造形大学 外苑キャンパス・東京)

2010 上の空(海岸通ギャラリーCASO・大阪)

2011 帰る家を確認しよう(同時代ギャラリー・京都)

2012 第三回松美展 なないろ(松菱百貨店・三重)

2012 トゥールビヨン10Oギャラリーeyes・大阪)

2012 Automatic!!!(海岸通ギャラリーCASO・大阪)

2013 その後になって(SELF-SO ART GALLERY・京都)

2013 三重からの可能性(ギャラリー慧・三重)

2014 贈る展(ギャラリー恵風・京都)

2015 Summer Art exhibition: Prospect Arts 2015

Ashok jain Gallery・ニューヨーク)

2015 ONSA 言葉部門(beyer books plus library・大阪)

2016 ONSA 言葉部門・平面部門(3san・京都、hitoto・大阪)

 

・受賞

2009年度京都造形芸術大学卒業制作展(学科賞・学長賞・混沌賞)

 

・寄稿

2015 大阪府保険医雑誌「ピープル」11月号(エッセイ)

 

・参考文献

竹内厚:「Meets Regional20173月号“ULTIMATE BUMS”(インタビュー)

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