野中 梓 Azusa Nonaka

 

皮をかぶす-9

53.0×72.7cm カンヴァスに油彩 2017

皮をかぶす-3

33.3×53.0cm カンヴァスに油彩 2017

皮をかぶす-6

162.0×130.3cm カンヴァスに油彩 2017

皮をかぶす-11

45.5×38.0cm カンヴァスに油彩 2017

皮をかぶす-1

130.3×162.0cm カンヴァスに油彩 2017

皮をかぶす-5

100.0×100.0cm カンヴァスに油彩 2017

皮をかぶす-13

24.2×33.3cm カンヴァスに油彩 2017

皮をかぶす-7

33.3×53.0cm カンヴァスに油彩 2017

皮をかぶす-2

14.0×18.0cm カンヴァスに油彩 2017

 

 ■野中 梓 コメント  [Artist Statement]

絵の中で色が、ただ色であると同時に、それが厚みを持った物質である事・画布にこすりつけた絵具である事に興味を抱いている。

学生の頃、課題で自画像や裸婦など人の肌を見て描く事が好きだった。血の赤、静脈の青、肉の黄。描く最中にはそんな風に切り分けて考えているわけではないが、パレットには様々な色が並んでおり、それらを混ぜたり、また画面上で塗り重ねたりしながら、絵の中の肌が出来上がっていく。その中で「白」は、皮膚の色であるような、またはその表面に当たる光のような役割を持っていたように思う。

人の肌を引き合いに出しておきながら、ここ数年間描いているのは壁面や洗面台、布などである。扱うモチーフが異なるため、何をしているのかと疑問を持つ人もいるかもしれない。しかし上記のような色と絵具の関係性は、たとえモチーフが違っても油絵を描く過程で重要な出来事と捉えている。

 ■略歴  [Artist Biography]

1991 大阪府生まれ

2014 京都嵯峨芸術大学芸術学部造形学科油画分野卒業

2016 京都嵯峨芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻造形絵画分野修了

 

・個展

2016 Oギャラリーeyes(大阪)

 

・グループ展

2012 blue projectMATSUO MEGUMIVOICE GALLERY pfs/w・京都)

2013 KYOTO CURRENT 2013(京都市美術館別館・京都)

2015 Perfume Art Project(堀川出水団地第三棟・京都)

2015 京都-清州「現在美術の地層2015」−状態としての存在−

(京都嵯峨芸術大学・京都)

2015 トゥールビヨン 13Oギャラリーeyes・大阪)

2016 思考する視線 2016Art Space-MEISEI 京都寺町・京都)

2016 −世代を超えて2人展vol.6− 宇野和幸・野中梓2人展

(銀座 K'sギャラリー・東京)

2016 LA VOZ 22nd EXHIBITION(京都市美術館・京都)

2017 Between the scene and the form 2017Oギャラリー・東京)

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