児玉靖枝 Yasue Kodama

 

深韻―水の系譜(白)二十七

45.5×45.5cm カンヴァスに油彩 2016

深韻―水の系譜(白)二十八

45.5×60.6cm カンヴァスに油彩 2016

深韻―水の系譜(白)二十三

80.3×116.7cm カンヴァスに油彩 2016

深韻―水の系譜(白)十八

112.0×145.5cm カンヴァスに油彩 2016

深韻―水の系譜(白)二十四

60.6×60.6cm カンヴァスに油彩 2016

深韻―水の系譜(白)二十二

130.3×97.0cm カンヴァスに油彩 2016

深韻―水の系譜(白)二十一

130.3×97.0cm カンヴァスに油彩 2016

深韻―水の系譜(白)二十

130.3×162.0cm カンヴァスに油彩 2016

深韻―水の系譜(白)二十五

162.0×112.0cm カンヴァスに油彩 2016

深韻―水の系譜(白)十五

41.0×45.5cm カンヴァスに油彩 2016

 

 ■児玉靖枝 コメント  [Artist Statement]

雪景(−降り積もる雪によって隠されるものと、降る雪によって顕れるものと)をモチーフに、可視・不可視な存在の奥行きを探ります。

この辺りでは、ひと冬に数回、降雪によってあたり一面が白く覆われることがあります。

 

いつも目にしているものたちが均質になり、日常的な距離感やスケール感を失う不安と同時に、非日常的な無垢な世界に覆われている感覚に心地よさを覚えます。

 

この身体感覚と描く行為を重ね合わせるように、対象に委ねながら、絵筆による描写と、絵の具の物理的な現象によって消される象とそこから立ち上がるイメージのレイヤーを重ねて絵にすることを試みました。

 

描こうとしなければ情景を顕現させることはできないのですが、描こうとすればする程自身が感受している情景から離れてしまいます。そこでいったん消す作業を加えます。それは本来自意識から解放させる行為なのですが、今回は逆に意識的に壊れてしまうところまで進めることを強いられました。

 

視界だけでなく、音も消してしまう雪に、自身の存在をより強く意識させられたのかもしれません。

 ■略歴  [Artist Biography]

1961年、兵庫県生まれ。1986年、京都市立芸術大学大学院美術研究科を修了。1986年、アートスペース虹にて、初個展を開催。以降、トアロード画廊(神戸)、石屋町ギャラリー(京都)、ギャラリー21+葉(東京)、東京画廊(東京)、セゾンアートプログラム・ギャラリー(東京)、Oギャラリーeyes(大阪)、MEM(東京)、松原通りギャラリーシルクロ(佐賀)等で、個展を開催。主なグループ展として、1992年、「筆あとの誘惑」−モネ、栖鳳から現代まで−(京都市美術館・京都)。1994年、VOCA`94(上野の森美術館・東京 ※以降`96 `97 `98年にも出品)、「光と影」−うつろいの詩学−(広島市立現代美術館・広島)。1995年、視ることのアレゴリー(セゾン美術館・東京)。1996年、水際−日本の現代美術展−(ヨコハマポートサイド ギャラリー・横浜)。1999年、現代日本絵画の展望(東京ステーションギャラリー・東京)。2002年、未来予想図−私の人生☆劇場(兵庫県立美術館・兵庫)。2007年、「DIALOGUES PaintersViews on the Museum Collection(滋賀県立近代美術館・滋賀)。2009年、LINK―しなやかな逸脱(兵庫県立美術館・神戸)。2010年、館蔵油彩名品展−資生堂ギャラリーと戦後の洋画と(資生堂アートハウス・静岡県)、プライマリー・フィールドU: 絵画の現在−七つの〈場〉との対話(神奈川県立近代美術館・神奈川)。2012年、新incubation4「ゆらめきとけゆく」展(京都芸術センター・京都)。2013年、プレイバック・アーティスト・トーク(東京国立近代美術館・東京)、2014年、クインテット−五つ星の作家たち(損保ジャパン東郷青児美術館・東京) 2015年、ほっこり美術館(横須賀美術館・神奈川)等、他多数出品。

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