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●吉田実穂 Miho Yoshida |
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緑6 130.3×162.0cm カンヴァスに油彩 2016 |
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緑/境4 130.3×162.0cm カンヴァスに油彩 2014 |
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緑7 130.3×194.0cm カンヴァスに油彩 2016 |
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緑5 130.3×194.0cm カンヴァスに油彩 2016 |
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untitled (d-01) 12.9×18.4cm 紙に水彩 2014 |
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untitled (d-02) 12.9×18.4cm 紙に水彩 2014 |
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untitled (d-03) 12.9×18.4cm 紙に水彩 2014 |
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untitled (d-04) 12.9×18.4cm 紙に水彩 2014 |
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■吉田実穂 コメント [Artist Statement] |
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足元に接する地面、今この場所についてよりよく知りたい。 毎日目にしている森の風景は、郊外の住宅地に調整区域として残った田園風景の中、小さな社殿の周囲を緑のドームが覆っている場所である。扇状地の低い場所にあり、天竜川が川筋を幾通りも変えながら土砂を運び形成された。 森の周囲の田園のまっ平らな風景が、この土地の出来た最初の状態を想像させる。森の内側から緑の隙間に明るく広がって見える田圃は長閑で平穏そのものでありこの空間から外の出来事や騒がしさが夢のようである。 日々親しんでいる景色がある瞬間には自分の心身の一部のように、距離や境目のない連続した存在のように迫る。気軽に壊しては風景が作りかえられていく中でふと脇を眺めたとき目に入る木立や地面が生きていて、取り囲まれるように個の自分が置かれている。 もしくは風景の隙間の形をした自分がそこにいることに気がつく。 足場がぐらつき怪しくなると同時に自分自身のいる実感もゼロに近づき、その度に人や集団は、定かでない足元を探って地続きのどこかにある帰る場所を求め、目前にあるものから全体へ想像を至らせて一から作ってきたのではないか。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1986 静岡県生まれ 2009 京都精華大学芸術学部造形学科洋画専攻卒業 ・個展 2011 conaruギャラリー (静岡) 2014 ギャラリーブランカ (愛知) ・グループ展 2008 Still Moving−その地に触れて−(春秋館ギャラリー・京都)
2012 HANARART 大和八木会場(榎本家・奈良) |
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