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●高野いくの Ikuno Takanoi |
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お湯のうた 116.7×116.7cm カンヴァスに油彩、色鉛筆等 2016 |
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湯気のうた 53.0×53.0cm カンヴァスにアクリル絵具、油彩等 2015 |
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こころあたり 130.3×162.0cm パネルにアクリル絵具、油彩等 2015 |
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こころあたり(部分) |
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小さいお湯のうた@〜D 15.8×22.7cm カンヴァスに油彩、色鉛筆等 2016 |
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小さいお湯のうたB 15.8×22.7cmカンヴァスに油彩、色鉛筆等2016 |
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やんだ雨 24.2×33.3cm カンヴァスにアクリル絵具、油彩等 2016 |
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ぬるくなる・あたたまる@〜C 21.0×29.7cm ケント紙に色鉛筆 2016 |
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(上)はだしのはなし@ 91.0×116.7cm カンヴァスにアクリル絵具、油彩等 2015 (下)はだしのはなしA 91.0×116.7cm カンヴァスにアクリル絵具、油彩等 2015 |
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彼女の希望A 24.2×33.3cm カンヴァスに油彩、色鉛筆等 2016 |
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彼女の希望@ 24.2×33.3cm カンヴァスに油彩、色鉛筆等 2016 |
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ペンフレンド 10.0×14.8cm 紙にゲルインクボールペン 2015〜2016 |
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お湯ためる 45.5×27.3cm カンヴァスにアクリル絵具、油彩等 2015 |
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■高野いくの コメント [Artist Statement] |
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晴耕雨読 年明けの少し前ぐらい、急に雨がやんだ。 ずいぶんと長い雨だった。 たぶん1年間ぐらい その間、想像していた私の天国はやっぱり陳腐で、情けない気持ちになったりしていた。 背伸びをしつづけたつま先はだいぶと傷んでしまったけれど、やっと雨がやんだ。 今、私はユニットバスが恋しい日々をおくっている。 毎晩、アパートに帰るとまっさきに蛇口をひねる。 お湯と湯気を満たして、極楽をこさえる。 裸になって、体育座りで肩までつかる。 最初は少しチクチクとしているが、次第に馴染む。 ぬるくなってゆくお湯とあたたまる身体。 溶けるようにほぐれる。 クリーム色の狭い空間。 「色々あるなぁ」を「色々あったなぁ」へ変換する、前向きな埋葬をしている。 薄々気づいてはいたが、私の天国とは、案外安上がりなものなのだ。 それは、少し期待外れなことだけれど、そんなことも含めて幸せに思う。 それにしても、雨がやんだ。 せっかくやんだのだから、かかとから、ガシガシと歩いていこうと思っている。 再び、私の天国について、とびきりな想像をしてみる。 おかげさまの雨で畑は十分に潤っている。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1986 大分県生まれ 2010 京都造形芸術大学芸術学部美術工芸学科洋画コース 卒業 2012 京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻修士課程 修了 ・個展 2011 ひとりごと(gallery恵風・京都) 2011 晴耕雨読(gallery
家ie・大阪) 2013 ウカレテル(gallery 家ie・大阪) 2013 Oギャラリーeyes(大阪) 2014 りんげつアパート(gallery恵風・京都) 2015 Oギャラリーeyes(大阪) ・グループ展 2009 kyoto current 展 選抜者による二人展(gallery i・京都) 2010 the opposite lane 対向車線(Art project room ART ZONE・京都) 2010 ART NEXT NIPPON(京都造形大学 外苑キャンパス・東京) 2010 上の空(海岸通ギャラリーCASO・大阪) 2011 帰る家を確認しよう(同時代ギャラリー・京都) 2012 第三回松美展 なないろ(松菱百貨店・三重) 2012 トゥールビヨン10(Oギャラリーeyes・大阪) 2012 Automatic!!!(海岸通ギャラリーCASO・大阪) 2013 その後になって(SELF-SO ART GALLERY・京都) 2013 三重からの可能性(ギャラリー慧・三重) 2014 贈る展(ギャラリー恵風・京都) 2015 Summer Art exhibition: Prospect
Arts 2015 (Ashok jain
Gallery・ニューヨーク) 2015 ONSA 言葉部門(beyer books plus
library・大阪) ・受賞 2009年度京都造形芸術大学卒業制作展(学科賞・学長賞・混沌賞) ・寄稿 2015 大阪府保険医雑誌「ピープル」11月号(エッセイ) |
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