野田佳奈子 Kanako Noda 「スキンシップ」

 

ベニザケ

38.0×45.5cm カンヴァスに油彩 2015

ドローイング(1

30.0×24.0cm 紙に木炭 2015

ドローイング(2

30.0×24.0cm 紙に木炭 2015

9月 田原本

65.2×53.0cm カンヴァスに油彩 2015

ひっそりと暮らしていた

38.0×45.5cm カンヴァスに油彩 2015

イワナ

24.2×33.3cm カンヴァスに油彩 2015

時無しにんじんとバナナ

38.0×45.5cm カンヴァスに油彩 2015

感動を求めて

45.5×38.0cm カンヴァスに油彩 2015

トキと時無しにんじん

38.0×45.5cm カンヴァスに油彩 2015

Pain de nyu

33.3×24.2cm カンヴァスに油彩 2015

girl

45.5×38.0cm カンヴァスに油彩 2015

三輪

27.3×22.0cm カンヴァスに油彩 2015

 

 ■野田佳奈子 コメント  [Artist Statement]

小学三年生の夏休みに、駅前の学習塾へ同級生何人かと夏期講習みたいなやつに行っていた。

わたしの覚えているのはその時乗ってた自転車の盗まれたことと、小太りの先生が、地球温暖化について話したこと。

私たちは、他の子もきっと、秀才やったあの子を除いては、初めて地球温暖化を知った。

オゾン層というものが破壊されていること。オーストラリアのどっかではもろに穴があいてて、みんな大変なおもいをしていること。

南極か北極かの氷がとけて、日本も水浸しになること。先生は、「梅田なんかはもう全部つかっちゃうね」といったが当時梅田のことなどよくしらないし、それより今いるここはどうなるねんとおもった。

むちゃくちゃ怖くて、話を聞いたみんな、怖かったにちがいなかったでしょう。秀才の子は先生の話にウンウンと頷いていた。

でも、水浸しくらいなら、死にはしないと思った。疑問があった。なんでその事実大人は知ってたのに、解決してないんかということです。

周りの大人、だっれも焦ってない。私たちに大変なことなるで〜と吹聴した先生も、温暖化をふせぐため走り回ってない。

わたしは電気をけしまくった。このテレヴィだれもみてへんやろ!と、音おおきすぎやろ!!と、だれも居らんやん!!と、電気を消してたら家族に嫌われてきた。でもここでやめたら温暖化になっちゃうと思った。なんか疲れてきたころに、みんなが、温暖化のこと知ってるのにあせってないワケなんとなく分かった気がした。

なんに関しても、そんなのは嫌やなあと思い制作をしています。

 ■略歴  [Artist Biography]

1990 大阪府生まれ

2013 京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業

 

・グループ展

2012 palletKUZUHA ART GALLERY・大阪)

2014 トゥールビヨン12 Part1 (Oギャラリーeyes・大阪)

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