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●Tourbillon Ⅻ(トゥールビヨン12)part2 |
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■展覧会趣旨 [Purpose of Exhibition] |
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トゥールビヨン(tourbillon:フランス語で“うずまく”)と題されたこの展覧会は、各作家が自らの方向性や在り方、また現在の様々な動向に視野を向けながら、絵画という媒体を通じて継続的に模索することで、イメージと表面の現れ方に求心的な力を感じさせる作家へ出品を依頼し、展覧会を構成します。 【トゥールビヨンは、時計の仕組みでテンプや脱進機を丸ごと回転させて、重力による負担を低減させるシステムの名称です。普段、重力の束縛から逃れることが出来ない日常から、わずかでも解放されるような感覚を喚起出来ればという願いからこのタイトルが付けられました】 (Oギャラリーeyes) |
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●佐野綾香 Ayaka Sano |
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composition6-abstraction&refrain 162.0×194.0cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具、他 2014 |
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in train 22.7×16.6cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具 2014 |
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outline/objects-2 27.3×27.3cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具 2014 |
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objects 27.3×27.3cm カンヴァスに油彩、パステル 2014 |
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brush 17.9×17.9cm カンヴァスに油彩、パステル 2014 |
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no title 22.7×16.6cm カンヴァスに油彩、パステル、アクリル絵具 2014 |
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■佐野綾香 コメント [Artist Statement] |
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絵画や写真の“部分”に惹かれることがよくあります。好みの色、筆致、かたち、そして画面の中での希少性が付加価値を与えるのでしょう。そんな時は同時に、模倣し、自分の絵の中でその部分を拡張させたい欲求に駆られます。単純に引き延ばせばいいという問題ではないのですが、実現を夢見ずにはいられません。必要な部分だけが描かれた絵画、そんな事を目指しながら制作に取り組んでいます。絵を描いたことのある方であれば、それはとてもシンプルな動機だと気付いてしまうでしょう。 自分の求めていることは極めて単純であり、調べれば調べるだけ、過去にも同じような研究をしていた作家が多くいることを知ります。現在でも、同じことを目指している人々が、何百人、何千人といるか知れません。むしろ、絵を描くにあたって、考えるべき最も単純な段階でしかないかもしれないと考えています。ただそれを前提とすることで、より細やかな自分の欲求に敏感で居続けられるものと思っています。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1992
兵庫県生まれ 現在 京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻在籍 グループ展 2013 油基礎展(京都市立芸術大学アトリエ棟・京都) 2014 Linksにラクガキ!(Linksギャラリースペース・大阪) ゆはん展(ギャラリー空・鍵屋・京都) 油画専攻前期展(京都市立芸術大学アトリエ棟・京都) |
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●中村 萌 Moe Nakamura |
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オペラ 200.0×140.0cm ローサスピーナ紙に水彩 2014 |
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リーフグリーン 200.0×140.0cm ローサスピーナ紙に水彩 2014 |
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ミネラルバイオレット 28.0×38.0cm アルシュ紙に水彩 2014 |
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パッションオレンジ 33.3×24.2cm アルシュ紙に水彩 2014 |
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ターコイズブルー 33.3×24.2cm アルシュ紙に水彩 2014 |
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shadow 27.3×19.0cm パネルにアクリル絵具、ビーズ 2014 |
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■中村 萌 コメント [Artist Statement] |
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毎日、暑くて汗が止まらなくてタオルが欠かせない。 三枚のタオルをヘビーローテーション。もうタオル地がガサガサしてきた、肌が痛い。 そんな、どうでもいいようなことが自分のリアリティ。 例えば、Twitterで「特定秘密保護法」とタイムラインで見た時、深夜アニメの登場人物の台詞を聞いた時、ファッション誌の「男の子になりたかった」特集を読んでいた時、おまけのシールと引き換えにコカコーラが飲めた時、深夜の都庁周りを歩いていた時、台風やゲリラ豪雨で家の中でじっとしていた時、ぐちゃぐちゃに泣きたい気分なのに涙が出ない時、などだ。 そんな、どうでもいいようなことが制作のアイディア。 一人連想ゲームをくりかえすようなドローイング。 美味しいところだけ食べてしまってこえているかも。 |
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■略歴 [Artist Biography] |
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1991 京都府生まれ 2014 京都造形芸術大学芸術学部美術工芸学科洋画コース卒業 現在 京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻ペインティング領域修士課程在籍 ・グループ展 2013 美術工芸学科主催「日本画VS洋画」(bixko_kitchen・京都) 洋画コース三回生四人展「Salad bowl」(Gallary Taketwo・京都) |
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