●outside and the inside 溢れる眺め

 

 

 展覧会趣旨[Purpose of Exhibition

自宅を出てふと見上げた空の広がりや、街並みの狭間から見える眺め等、ある瞬間我々の感覚を刺激し、その情景や空間に魅了されることがあります。そうした日常での事象や欲求を作家はどのように受け止め、外在する世界と自らの内面との関係を有用なものにしているのでしょうか。本展では、対象における内/外の認識と、空間への抑制と開放といった相関の狭間で交差する心的状況が、画面からどのように浮上してくるのかを双方の作品から読み取ります。

Oギャラリーeyes

 

佐藤未瑛 Miei Sato

Trad cafe'

162.1×130.3cm カンヴァスに油彩 2013

三井ビル #4

116.7×91.0cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具 2013

Bスリー

67.5×50.0cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具 2013

三井ビル #3
41.0×31.8cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具 2013

三井ビル #2

41.0×31.8cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具 2013

ランプ

22.0×16.0cm カンヴァスに油彩、アクリル絵具 2013

 

■佐藤 未瑛 コメント  [Artist Statement] 

いつもと同じように外を歩いていると、ずっと以前から知っているはずなのに、何度も何度も見ているはずなのに、ある光景がふと目に留まり動けなくなることがあります。

暫く眺めているとそれらはただの連なった線や或いは個々の形に浮き上がり、浮き上がってはまた戻り、本来持ち合わせている現実に存在する意味も少し失いかけた所で、一抹の不思議さと心地よさを覚えます。

留まったその対象をキャンバスの上で省いたり誇張したりしながら現実の光景に伴なった新しいイメージをすくい取りたいと考え、制作しています。

■略歴  [Artist Biography]

(さとうみえい)1987年、兵庫県生まれ。2012年、京都市立芸術大学美術学部美術科卒業。2008年、人物画展(ラフレア・神戸)。2009年、ハツタチルドレン(北野坂ギャラリー・神戸)。2010年、ハツタチルドレン(北野坂ギャラリー・神戸)。2011年、YUGA-YUSHI展(京都市立芸術大学大ギャラリー・京都)。2012年、トゥールビヨン](Oギャラリーeyes・大阪)に出品

 

小林亜有美 Ayumi Kobayashi

花とひよこ

53.0×65.2cm カンヴァスに油彩 2013

照らされて、、、

162×130.3cm カンヴァスに油彩 2012

時間

31.8×40.6cm 紙にアクリル絵具、ペン、鉛筆 2013

「ピカソ」

46.4×54.0cm 紙にアクリル絵具、墨汁、鉛筆 2013

ポッポ ♥

31.8×41.0cm カンヴァスに油彩 2013

22.0×27.3cm カンヴァスに油彩 2013

 

■小林亜有美 コメント  [Artist Statement]

毎日通る道、いつもの風景。

角度を変えて見るだけで別の世界が広がっていく瞬間があります。

例えばいつもは人がいない所に人がいて植物に水をあげている、、、ただそれだけでも見え方って変わってくるんです。

目を見開いて、耳をすませて目の前の事物に立ち向かって描いていきたいです。

■略歴  [Artist Biography]

(こばやしあゆみ)1975 兵庫県生まれ。2000年、多摩美術大学美術学部二部絵画学科を卒業。2001年、Oギャラリーeyes(大阪)にて初個展を開催。※以降、同ギャラリーにて継続的に開催。2008年、Oギャラリー(東京)。2012年、OギャラリーUP・S(東京)にて開催。主なグループ展に2000年、ChrysalisOギャラリー・東京)。2001年、第11ARTBOX大賞展(アート・ミュージアム・ギンザ・東京)。2002年、大塚ゆかこ・小林亜有美展(ギャラリーイセヨシ・東京)。2004年、YG-ARTS展(ギャラリーいろはに・大阪)。2005年、0号展(cafe sheep・大阪)。2005年、The garden of the rayOギャラリー・東京)。2009年、それからどすた2!(カフェブラウロート・福島)。2009年、スタンダード ジャパンエディション(Oギャラリーeyes・大阪)。2010年、BonVoyage展(cafe sheep・大阪)。2011年、outside and the insideU(Oギャラリーeyes・大阪)、まてばかいろのひよりあり(カフェブラウロート・福島)。2012年、シェル美術賞(国立新美術館・東京)に出品。

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