大野浩志 Hiroshi Ohno

 

点と線 2013

36.5×44.0×2.8cm木にアクリル絵具2013

在り方・現れ方2013-D

15.0×15.0×6.7cm 木に油彩、バーナーで燃焼 201213

在り方・現れ方2013-D(部分)

在り方・現れ方2013-E

10.1×10.3×7.5cm 木に油彩、バーナーで燃焼 201213

在り方・現れ方PC-2013(AL)

PCパーツに油彩、他 201113

在り方・現れ方2013-G

10.0×9.5×4.3cm 木に油彩 201213

在り方・現れ方2013-F

φ7.0×6.5cm 楊枝に油彩、アクリル絵具 201213

在り方・現れ方2013-B

20.2×12.5×1.1cm 木に油彩、バーナーで燃焼 201213

在り方・現れ方2013-A

23.0×23.5×2.1cm 木に油彩、バーナーで燃焼 201213

在り方・現れ方2013-C

15.1×15.1×10.0cm 木に油彩、バーナーで燃焼 201213

在り方・現れ方2013H110

60.0×1.8×1.8cm 木に油彩、バーナーで燃焼 2013

 

 ■大野浩志 コメント  [Artist Statement]

『 行為の持続とその在り方・現れ方 』

支持体の表面にペインティングナイフでプルシャンブルー(油彩)を何度も何度も繰り返して塗り重ねる。そんな作品をもう20年以上続けて来た。プルシャンブルーは層を重ねるに連れて青から次第に黒へと近付いて行く。浅い海から深い海へと海水の色が変化するのと同じように…。

私は決して何かを描くことはない。ただ支持体の表面にプルシャンブルーを均質に塗り込む。その行為は対象をトレースすることでもある。しかし、同時に対象を見つめる己の視線(思考)をトレースしていることに気づく瞬間がある。延々と繰り返されるこういった応答関係は常に変化し続ける。塗るという単純極まりない行為を通して得られるものは無限の宇宙を想起するほどに壮大だ。

私はこれまで支持体として無垢の木材を好んで用いて来た。それは木材が「ナニモノ」かになる前の「素材」という状態であるからだ。しかし今回の個展では使い果たされた「モノ」にプルシャンブルーを塗り込んだ作品も出品している。具体的には私が長年愛用してきたデスクトップパソコンの基盤やメモリーなどのPCパーツ類だ。こういった新たな試みによる作品群がどのような「現れ方」をするか、鑑賞者自身の目で確かめていただければと思っている。

また、今回の個展では写真作品も展示している。Oギャラリーeyesの所在地を中心とした半径500メートルのエリアで撮影した画像だけの展示である。地図上で丸く切り取られたエリアで撮影した画像を、さらに展示の時点で丸くカットしたマット紙のフレームに入れ、全体像を見えないように額装している。丸い穴から見える写真の表面に「見る」こと、「認識」することについての考察をする試みである。

 ■略歴  [Artist Biography]

1961年大阪府生まれ。1984年、大阪芸術大学芸術学部工芸学科を卒業。1985年、不二画廊 (大阪)にて初個展を開催。以降、大阪府立現代美術センター(大阪)、信濃橋画廊(大阪)、MAT(名古屋)、NCAF'93(名古屋市民ギャラリー・名古屋)、CUBIC GALLERY(大阪)、ソフトマシーン美術館(香川)、CAS(大阪)等で開催。主なグループ展に、1986年、15人の造型(大阪府立現代美術センター・大阪)。1987年、第4回プサンビエンナーレ(韓国/釜山)。1990年、いま絵画はOSAKA'90(大阪府立現代美術センター・大阪)。1992年、アート・ナウ'92(兵庫県立近代美術館・神戸)。1993年、大野浩志・丸山直文 2人展(MAT・名古屋)。1994年、時間・美術(滋賀県立近代美術館・滋賀)。1996年、NCAF'96(名古屋市民ギャラリー・愛知)。2007年、美の冒険者たち(なんばパークスホール・大阪)。2011年、大阪芸術大学美術学科作家展(京都東急ホテル<kazahana>・京都)2012年、コレクションVol.1(ソフトマシーン美術館・香川)等、他多数出品。

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