頼山陽掛軸

頼山陽掛軸



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頼山陽の書


以下はこの掛軸についての専門家の意見です。 ーーーーーーーーーー『日本外史』などの著作で有名な江戸後期の儒者である頼山陽の自筆の書に間違いないと思います。 最初の3文字は「義輿駢」,最後の4文字は「北上青天」と読めます。 よく分からないのですが,『荀子』修身篇第二にある「跛鼈千里・はべつせんり」を題材にして(3行目に跛鼈と千里の語句があります),学文(学問)もそうあるべきである」というようなことを言っているのだと思います。 参考1そして参考2をご覧下さい。
署名の「襄」は頼山陽の諱は襄(のぼる)であり,彼の号に「三十六峯外史」というのがあります。署名の下に押印してある落款も篆刻で「三十六峰外史」と読めます。また,他の頼山陽の書画と見比べても,この書は本人が自筆の可能性が極めて高いですね。 参考3 この書の右上の落款が同じ頼山陽の書です。 頼山陽の漢詩 参考サイト
漢詩ですと五言詩ならば6行で30文字,七言詩ならば4行で28文字になると思うのですが,この書は29文字ですからあるいは,漢詩ではないような感じもします。 ーーーーーーー以上です。字の書かれているところは129x52センチ。明治時代に表具をやり直していますが、微細な補正個所を拡大画像でよくご覧下さい。 掛軸全体は随分時代がかっていまして、紙本でもあってみすぼらしい状態ですから、床の間に掛けられるのでしたら表具をやり直すべきでしょう。価格は7万円です。現物をご覧になられたい場合、事前にご連絡ください、通信によるお取引の場合は、さらに詳細画像をご請求ください、通信による場合にはノークレームになりますのでご了解ください。

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