質問60 代議制民主主義が誤っているとでも・・・・

現職警察官による不祥事は全国で相次いでいます。富山市のマンションで2010年4月、会社役員夫婦が殺害され、部屋が放火された事件で、殺人と現住建造物等放火などの容疑で富山県警警部補(54)が再逮捕されました。警察庁幹部は「信じられない事件だ」。 この警部補、8回程本部表彰され、祭り町内会などのアクションでも積極的に協力、地域の信望もあったのです。もし彼が立 候補していたらかなりの票を得ていたでしょう。

代議制民主主義は立候補者の公約(弁舌)と容貌、職歴などから有権者は「一票」で「一括して一任する」制度です。 もしも当選すれば国民のほぼ10倍もの報酬そして立法参画の権力と名声(?)を得ます。 このために巨額の資金を賭け、金の力を利用するのです。

国民の幸福のためには「議員報酬半減」等と自らの利益を犠牲にしてもいいという崇高な使命感の立候補者もおられない ことはないと思いますが、多くはないでしょう。 バッチは付けた、首相・大臣にもなった しかし女房役の霞ヶ関と懇親していいなりの方が多く結果先進国最低に陥れて しまわれました。 環境と福利に特別に功績があつたと評価される方が過去におられるでしょうか。凡庸無能どころか有罪になられた議員も多く、 モミ消された悪事は無数にあったでしょう。

そして八割を越す国民が「もはや政治には何も期待しない」と考えるようになったのが現実です。 「他人を見抜ける」とする代議制民主主義そして「賢者が継続輩出すると限らない」大統領制度も誤りです。 彼らは「任期期間中の責任」しかありません。国民は失政の尻拭いを子孫までさせられます。 こうした意味から、「責任を持った選択は 国民以外にはあり得ない」と言えるでしょう。  即ち政治制度は原点から考えなければならないでしょう。

そこで参加政治という概念があります。ここで必ず出てくるのが「国民は愚」 です。「今の政治が失敗ばかりなのは国民が選んだから」とか「国民に判断させれば失敗する」いう反論です。 しかし今回の選挙で分るように原発問題一つ取り上げてみても、世論は「反原発」です。しかし民主党が自滅し 、敵失で漁夫の利を得た自民党議員の中に「原発路線は国民が支持したのだ」という主張が出はじめています。 まさに政治が民意から離反するのは選挙制度が持つ構造的欠陥です 重要な政治テーマはその一つ毎に 国民が意志表示できる 参政員制度 が必要です、ただこの制度は議員の意志も50%分は保証されていますから 急激な体制の変化にはならないかも知れません。



  

参政員制度Q&Aに戻る


******************************