参政員制度Q&A

新しい制度が実現すれば、今の議会制民主主義では成立不能だというどの様な法案が成 立し、社会がどう改革されて行くのか?

閣法や議員の出す法案の中から参政議案が選ばれて、参政員が参加して、票決する場合、参政員の票決に占める割合は 2割程度ではないかと想定していますから、改革などの効果は従来と殆ど変化はないと考えています。
当面は、参政員がテーマ毎に政党を 選択する------より精細な政治参加ーーこれこそがデモクラシーだという認識が国民が理解できる----多分ただそれだけ のことになるでしょうね。
なぜならそれら参政議案のすべては法制局官僚が骨を抜き、 議員・役人天国を維持し、献金組織の権益を擁護した法案の中から選出されたものばかりだからです。
当然ですが、どの政党を選択しても「議員が役人に遠慮せざるを得ない」以上、環境と福利、そして不平等な格差社会に大 きな利益にはなりません。
裁判員法は国民の常識が判決に参加します。立法に国民の常識が参加する「参政員制度」が実施されて、かなり経過すれ ば「主権の行使手段は前進したが、こうしたことに日本を脱皮させる程の大きな効果はない」と いう声が出始めるでしょう。
参政員制度が本当に有効になるのは実施後かなり後のことと考えています。
     役人に遠慮が不要な「国民やNGOが提出した法案を参政議案にしなければ」、こうした主張が世論の流れになる 時代には、例えば議員官僚の定数や報酬の大幅削減、特殊・公益法人の廃止や献金廃止、供託金額の劇的削減などの政治改革案が、参政国民の参 加のもとで票決される可能性が出てくる事でしょう、         

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