ハイブリッド政治システムQ&A解答集



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参政員なら一議案につき一票だけ、年に5議案に参加するのなら計5票、一方これまでのように議員に任せると議員は100ばかりの議案に意思を代行する。則ち参政員にはデメリットもあるのではないのでしょうか************************



勿論その通りです。しかし、「国民が関心を持つ重要な5議案に意思を表現できる」方を選びたい人々も少数かも知れませんが必ずおられるでしょう。一括一任の場合、議員は献金組織や役人の影響力を排除できるものでしょうか、初めに一括一任政治ありきというのは、「あなた方は直接議案には参加してはなりません、私共がいいように致します」として、国民の政治参入を拒否し、選択をさせないものではないでしょうか。

次に参政員の意思をどのように議決に組み入れるのかですが 「議員は議決において従来のように各々が一票を行使、参政国民は賛成票(叉は反対票)が、10万票(議員の平均得票数)に達したら一票として議会の議決に加算する」というものです。例えば、ある議案について賛成という参政員が800万票、反対票が1600万票あったとします。その当時、議員の平均得票数が8万票である場合、議会の票決の場に、賛成票が100票、反対票は200票が加算されるというものです。 あと一つが「議員は選挙の得票数を行使、参政員は一票を行使」 する案です。

後者の案の場合議員の行使する票数については、議員数削減と連動するので難しい問題ですが、現行制度下で 合理的であるのは、選挙区では当選議員全員の総得票数を当選者数で割った 平均値が一議員あたりを行使できる票数とすることでしょう。しかし、案が本当に実現する段階では、煮詰める為さらに多くの議論がなされるはずです。 どちらにも一長一短があるのは当然ですが・・・

尚、案の最終段階に於いて、「落選立候補者も信託されている票数を行使できる」として死票の救済を提案しています、しかし、死票の救済は、現状とはあまりにも変化が大きく、危険と見られる可能性があって、参政員制度が実現後かなりの年月を経てから議論する方がいいと考えています   

  

参政員制度Q&A
参政員制度


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