2008年11月15日 個人レッスン(嵐山FA)





本日は「フライフィシング個人レッスン」に嵐山フィッシングエリアに出かけました。

受講されるHさんはフライ歴は1年ほどですが
ルアーは10年以上のキャリアの持ち主。
キャスティングに苦労されている、ということなので今回は
キャスティング・レッスンが中心となりました。

Hさんにはこれまでのフライキャスティングは一切忘れてもらって、
基礎からレッスンです。

(KYOTO FLYのキャスティング・レッスンがどのようなものか、
またそれぞれの練習の参考にもしてください。)

@ ロールキャスト

 5番ロッドに6番のウエイトフォワードラインをセッティングし、まずはロールキャストです。
 
 ラインを重くしているのはロッドに伝わるライン負荷を感じていただくため。
 また、Hさんはルアー経験者なので、ルアーキャスティングとフライキャスティングがほとんど 
 同じことを知っていただくことも狙いです。

 ロールキャストで10mをマスターしていただいたので次のステップへ。


A ピックアップ & レイダウン
 
 バックキャスト & プレゼンテーション というオーバーヘッドキャストの基本です。


B フォルスキャスト & シュート

 ピックアップ & レイダウンはすぐにマスターされたので、
 フォルスキャストの練習です。
 ここではバックキャストを視認することを覚えていただきました。


C ショートヘッドによるシューティング

 6.5mのシューティングヘッド(#8フローティングを改造し、5番ロッドにあわせています)
 を用いて、シュートの感覚をつかんで頂きました。
 このキャストですでに20m以上キャストされていました。


D ウエイトフォワードラインによるシューティング

 長めのライン(10m弱)をフォルスキャストした後、シュート。
 釣りで最も多用されるキャストです。

私はちょっとしたコツをアドバイスしただけですが、Hさんは飲み込みが早く、
最初はフォルスキャストがおぼつかない状態が、
6番ウエイトフォワードラインを20m近くキャストできるように上達されました。

また、ダブルフォールは無意識のうちにされていたのを、
簡単な理論を説明させていただいた後、
意識的にフォールできるようにレクチャーさせていただきました。


ここまでキャストできるようになって、Hさんは感激されておられました。


我流だとフライキャスティングは習得するのに時間が掛かりますが
(私も20年近く掛かりました)
それぞれポイントを的確に抑えれば、すぐに上達できます。

私が25年のフライフィッシング、そしてキャスティング競技で培ったノウハウを
それぞれに技量に合わせてアドバイスさせていただき、
できるだけ、早くキャスティング、そしてフライフィッシングの面白さを
味わっていただきたい、
というのが私のレッスンのポリシーです。




最後に持参されたタックルでの実釣です。

 エリアキラー#14チャート
 エリアハーズイヤー#14オリーブに
 くし団子をセット。
嵐山フィッシングエリアの「鉄板パターン」で挑みましたが、
アタリが小さく、最初は苦戦されていました。
しかし、どんどん釣られていくうちに、ロングキャストでのヒットも
 


私も横で「漁師(燻製用のニジマスの調達)」をしていましたが、
もう一人、思わぬゲストが!

私が釣っているのを横でじっと見つめる「つぶらな瞳」

「どうぞ」と魚が掛かっているタックルを渡すと・・・
  
それがとても面白かったのか、
私のそばを離れないので、

ヒットするたびにロッドを渡すと


自らランディングまで。
将来有望なフライフィッシャーが誕生しました(?)

しかし、今日はアタリが小さく、インジケーターが沈んでもすっぽ抜けることが多々。
そのたびに発せられる彼の「あ〜あ」というため息は
相当なプレッシャーになりました。

それでも1時間半で

燻製の材料は調達終了。

嵐山フィッシングエリアは本当に魚の密度が濃いです。



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