@ ロールキャスト
5番ロッドに6番のウエイトフォワードラインをセッティングし、まずはロールキャストです。
ラインを重くしているのはロッドに伝わるライン負荷を感じていただくため。
また、Hさんはルアー経験者なので、ルアーキャスティングとフライキャスティングがほとんど
同じことを知っていただくことも狙いです。
ロールキャストで10mをマスターしていただいたので次のステップへ。
A ピックアップ & レイダウン
バックキャスト & プレゼンテーション というオーバーヘッドキャストの基本です。
B フォルスキャスト & シュート
ピックアップ & レイダウンはすぐにマスターされたので、
フォルスキャストの練習です。
ここではバックキャストを視認することを覚えていただきました。
C ショートヘッドによるシューティング
6.5mのシューティングヘッド(#8フローティングを改造し、5番ロッドにあわせています)
を用いて、シュートの感覚をつかんで頂きました。
このキャストですでに20m以上キャストされていました。
D ウエイトフォワードラインによるシューティング
長めのライン(10m弱)をフォルスキャストした後、シュート。
釣りで最も多用されるキャストです。
私はちょっとしたコツをアドバイスしただけですが、Hさんは飲み込みが早く、
最初はフォルスキャストがおぼつかない状態が、
6番ウエイトフォワードラインを20m近くキャストできるように上達されました。
また、ダブルフォールは無意識のうちにされていたのを、
簡単な理論を説明させていただいた後、
意識的にフォールできるようにレクチャーさせていただきました。
ここまでキャストできるようになって、Hさんは感激されておられました。
我流だとフライキャスティングは習得するのに時間が掛かりますが
(私も20年近く掛かりました)
それぞれポイントを的確に抑えれば、すぐに上達できます。
私が25年のフライフィッシング、そしてキャスティング競技で培ったノウハウを
それぞれに技量に合わせてアドバイスさせていただき、
できるだけ、早くキャスティング、そしてフライフィッシングの面白さを
味わっていただきたい、
というのが私のレッスンのポリシーです。
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