低水温の時は「じっと待つ」


低水温時は口先でついばむようにしてバイトすることが多い

トラウト類は冷水性の魚類になりますが、
さすがに水温が一桁になると,活性が下がります。

そうなってくると、リアクションバイトの可能性が極端に低くなり、
食性に訴えかける釣りの方が圧倒的有効になってきます。

ジグの操作も「出来るだけゆっくり」もしくは「動かさない」が基本となります。

出来るだけゆっくり操作するには出来るだけ軽いジグを選ぶことが大切です。
重いジグだとフォーリングスピードが速くなり、
トラウトがジグを追っかけるのを途中であきらめてしまうことが良くあります。

低水温時ではトラウトがあまり動かないため、
トラウトの前を「出来るだけゆっくり沈ませる」「つまり長い間見せる」ことで
いやいやながらも(?)口を使わせるテクニックが有効です。
そのためショートバイトが多く、口先にかろうじてフッキングなんてことも良くあります。

動かさないということはスプーンやプラグ等の釣りがメインの方にとっては
なれないことかもしれませんが、低水温時にはぜひ試して欲しいものです。

フライならばインジケーターをつけて中層に漂わすことが出来ますが
ジグでは不可能なので、「底でじっと」が基本となります。
水深が浅く、水がクリアな場合良くわかるのですが
フォール中は反応がなくても、
着底したのを確認してから、ジグに近寄ってくるトラウトがかなり多いのです。

これは養魚場でペレットを食べていた習性が抜けないのかもしれませんが、
カナダにレインボーを釣りに行った時に、ガイドが
「レインボーはスネイル(タニシ)を良く食べている」
と言っていたことを思い出すと
レインボーもコイのように底の餌を「拾い食いする」習性があるのかもしれませんね。



トップへ
トップへ
戻る
戻る