2005年 なごみの湖


2005年1月


今年からライトエリアはこのサイズのレインボーが濃密に放流されています。
写真の通りコンディションが良く、ジャンプを繰り返すレインボーもたくさんいました。

2005年の釣り始めはなごみの湖・ライトエリアになりました。
年末からライトエリアはサイズを少し小さくし(以前が大きすぎ?)、
その分濃密放流になったので、いろいろとテストするには最適なエリアです。


上流のライトエリア、金曜日でもこの後多くのアングラーが訪れました。

昼過ぎに到着し、上流のライトエリアに入りました。
こちらは水深が浅く、水もクリアなため、サイトフィッシング最適です。
フェザージグ、KJエリアキラーのテスト開始です。

  
この日はKJエリアキラー0.3gが効果的でした。

まずはフォーリングを狙ったのですが、年末年始のハイプレッシャーの影響か?
それとも低水温(3度)によるものか、トラウトの反応が良くありません。
そこで着底した後、そのまま底に置いておくと、
周囲からトラウトが集まってきて、KJエリアキラーをつつきだしました。
そして、その中の1匹がついばむように「拾い食い」をしました。
ついばむように咥えたため、フッキングも口先です。

「キャスト → フォール → 底でじっと待つ」
端から見るとルアータックルなのに、まったく動かない
「静の釣り」スタイルがこの日の「当たりパターン」でした。

もちろんフォール中にも当たりがあるのですが
ショートバイトが多く、フッキングしてもバラすことの方が多かったですね。

トラウトの動きが面白いので、よ〜く観察していると、

@底に落ちたのを確認してから、トラウトが近づいてきて

A口をあけずに突いたり
B尻ビレなどでKJエリアキラーをはたいたり

それでも動かさないで待っていると

C今度は「他のトラウトに取られてたまるか」といわんばかり「パクッ」とくわえる

という仕草が偏光グラス越しに良く見えました。

その後、下のエリアへ移動

風が強くなり、ラインで当たりを取るのが難しくなったので、
ロッドティップでアタリをとるスタイルに変更しました。

下のエリアでは手前のかけ上がりでよくヒットするので、あまり遠くへはキャストせず、
風が強いのでロッドティップを水面に着け、とりあえずKJエリアキラーを沈めます。
着底が確認できたら、ロッドティップを下げたままラインスラックをリールで巻き取り、
ロッドティップの動きに注意します。

すると大抵の場合、10秒ぐらいでアタリがあります。
キャッチできるかどうかはロッドティップの柔らかさによって決まるようで
この釣りの場合、ソリッドティップに分がありそうです。




この日は2時間で27匹をキャッチ。
しかしフッキングしたものの、すぐにバレてしまったのも同じ数だけありました。


2005年2月19日

 
なごみの湖(本湖)らしい張りのある魚体のレインボー
何度も桟橋の下に突っ込みリールのドラグを鳴らしました。

 
土曜日でしたが天気が良くなかったため(?)10数名程度で移動も自由に出来ました

使用タックル

  ロッド: シマノ・カーディフ66XUL
 リール: シマノ・ナビ1000
 ライン: バリバス3LB

久しぶりになごみの湖の本湖に出かけました。
通天湖で試した水深5mのメソッドがなごみの湖でも効くのか、
それが今回のメインテーマです。

最初は中央の桟橋から始めたのですが、
固定桟橋の駆け上がりでフライマンが連発でヒットしているのを見て移動。
(これが今回の失敗でした・・・)

固定桟橋から数匹見えていたので、手持ちのKJエリアキラーを総動員して
サイトフィッシング。トラウトたちは反応は示すものの
軽くアタックするまでで、バイトまで行きません。

2時間ほど粘り、最上流の桟橋へ移動。
それでも駆け上がりのトラウト達が気になり桟橋からもアプローチ。
そのなかでフォーリングでやっと1匹をキャッチできました。
 
KJエリアキラー0.3gホワイトのフォーリングで

その後、KJエリアキラー0.5gチャートに交換し、
フォーリングで底まで沈めました。
そして底を這わすようにハンドルを半回転させてはフォーリングを繰り返すうちに
ショートバイトが。
しかし追い食いを待ってもアタリがありません。

やはり自然に近い環境で生息するトラウトは何度もアタックしないようです。

そのあと、カラーローテーションをしながら同じことを繰り返すと
5投に1回ぐらいの割合でアタリはありますが、結果も同じことの繰り返しです。
かろうじてラインの動きで「前アタリ?」を察知してキャッチできたのが
一番上の写真のレインボーです。(KJエリアキラー0.5gブラックで)

そうこうしているうちに雨が強くなってきました。
5時を過ぎるアタリからフォーリングでもアタリが出始めました。
そして最後の「粘りの1匹」で釣れたのが下のレインボーです。

 
フォーリング中に食ったのですが、実は「ボ〜」としており
ラインが急に動いたのであわてて合わせてフックアップ。
しかしフッキングが甘いのでネットに入れるまではヒヤヒヤさせられました。

さて今回のメインテーマですが、最上流の桟橋からでは
水深5mのメソッド(底に沈めて底を這わすようにリーリング&フォール)は有効でした。

管理人の田中さんとの話のなかで最上流の桟橋の水深は5〜6m。
通天湖の桟橋からの水深と近く、
KJエリアキラー0.5gと水深5mという方程式があてはまったようです。

ただし中央の桟橋からだと、KYOTO FLYに寄せられたメールだと
KJエリアキラー0.9gがベストマッチということです。

この課題については今後の釣りで「魚に答えを聞きたい」考えています。



2005年2月26日(N川)

 
雪の降る極寒のコンディションの釣りとなりました。

使用タックル

 ロッド: ウェルナー WET SP1056
 ライン: シュープリーム2 WF5F
 リーダー:マキシマ12LBを30cmにフロロカーボン5xを300cmさらに6Xを300cm

みなさんこんにちは、レポーターのN川です。
今回は先週に引き続き「なごみの湖」の様子をレポートいたします。

前日の天気予報では終日気温が7℃以下、それも降雪ありとのことでした。
エリアまでの快適な道中、あと15分で到着といった頃から、雪がチラホラ。
エリア開場の15分前に到着。先客は一人のみ。(今日の天候、お客さんも少ないのでしょう
か?)終日極寒のコンディションが予測されるので、完全防寒の身支度を済ませ、管理棟で一
日券を購入、管理人の田中さんにアドバイスをもらい、いざ寒中修行に出発です!

  「一番乗り!」

今日は私がなごみの湖一番乗り、桟橋はうっすら雪が積もっています。
むろん水面は「シーーン!」と静まり返り、ライズや波紋さえも見えません。
が、よく目を凝らすと・・・いました、いました「なごみ君!」体調およそ70cm、いつも悠々と泳ぐ
アルビノレインボーを勝手に名付けてしまいました。

まずは中央桟橋なかほどで、ルースニング開始。(ティペットは約3m)フライは「エリアキラーU
#12オリーブ」を選択。
先週に続き、3投目で本日の一匹目、35cmほどのここでは小さめのニジマスが掛かりました。
そのあと数投で今度は45cmほどのブルックがロッドを引き絞り、あがってきました。
「朝は比較的浅いタナで食ってくるでぇ〜」との田中さんのアドバイスどおりです。
この後3匹追加したところで、浅めのタナでのアタリがなくなり、来場者も徐々に増えてきたの
で、第二桟橋に移動しました。
 朝一番にヒットしたブルックトラウト

さてここから前回の課題であった「底のタナに群れている?」マスを狙うことにします。
第二桟橋の深さは約5.5m、ティペットを6mに変更し、まずはキャストせず黒鯛のフカセ釣り
様に、桟橋の真下に落とし込みました。(フライの沈下を早めるため、フライの手前15cmに5号
ガン玉1個を装着)
すると、フライが底近くに沈むと同時に、マーカーに「ポコポコ!」と反応が。
すかさず合わせると、ロッドがグイグイ引き絞られ、何度も桟橋の下に突っ込まれます。
5分ほどのやり取りの末、あがってきたのはおよそ45cmのレインボー。
見回りに来ていた田中さんが「おぉ、ええサイズや、新着情報に載せるし写真取らしてぇ〜」
とのことなのでポーズ。(なごみの湖HP「新着情報」に載せてもらいました)
      
45cmのレインボー。このサカナと一緒になごみの湖HPの新着情報に掲載されました。

今度は岸から7〜8m程はなれた回遊コースにキャスティング。着水後20秒ほど(フライの沈下
4mほど)で、アタリがあり40cm弱のレインボーがあがってきました。
このサカナも手前にきてから下へ下へと潜ろうとし、かなりの引きを楽しめました。

そして次のキャストも同様に、同じタナで35cmほどのニジをゲット。3投連続ヒットです。「なごみ
攻略法確率か?」とひそかに思いましたが、その後アタリは極端に少なくなり・・・。おまけに天
候は吹雪状態に悪化、アタリはすっかりなくなってしまいました。

吹雪が止むまで昼食休憩とし、晴れ間が覗いたところで、再びアタリが出始めました。またして
も3連続ヒット!(フライはエリアキラー#12チャートリュース) どうも回遊の群れが回ってくると
バタバタと釣れるようなのですが、3〜5匹も掛ければ群れが散ってしまうのかアタリがなくなっ
てしまいます。
 このサイズが3〜5匹続いてヒット。

この後来場者が増えてきたので、容易に移動が出来なくなり、結局ラスト1時間まで第二桟橋
で粘ることとなります。

ティペットを6mと長くとるとキャストした場所によっては根掛かりすることも多く、この日はアワセ
切れも入れると10個近くフライをロストしてしまいました。(おかげで第二桟橋周辺の水底地形
はすっかり把握できましたが・・・)

 立ち木に向かってルースニング

4時過ぎになると来場者も減り一、中央桟橋に移動、上流へ右側の立ち木近くで2匹掛けます
が数が伸びず、最後は第一桟橋中央へ移動し、フライをミラージュハーズイヤー#12に。
やはり魚影が濃いのが、時合が良かったのかアタリが頻繁にあり、ラストの30分で5匹追加、
合計25匹としたところでタイムオーバーです。

今日は50cmオーバーの大型こそ釣れませんでしたが、先週以上のタフコンディション下で、そ
こそこ数を伸ばすことが出来ました。また移動が出来ないおかげ?で、フライのカラーもいろい
ろ試すことも出来ました。(以外にナチュラル系よりチャートなどの派手目のカラーが反応が良
かったです)

これから徐々に水温も上昇し、サカナの活性も一段と良くなっていくことでしょう。次回は是非と
も60cmオーバーの大物を手にしたいと思います。


2005年7月7日


心配された水量も7月からの雨で回復したようです。


バガーJigブラックで。このサイズのレインボーが釣れ続きました。


フェザージグ用の新しいフックの最終テスト(特に耐久性)に
この時期、最も数釣りが期待できるなごみの湖ライトエリアに出かけました。
ファインワイヤー・バーブレスフックのテストを兼ねての釣行

6月の空梅雨の反動か、7月に入ると豪雨、
そのおかげで渇水・高水温気味の関西の管理釣り場の状況も良くなっているようです。
この日も自宅を3時前に出かけたのですが、その道中に集中豪雨に会いました。

幸いにも釣りを始める4時ごろには雨も小ぶりになり
夏前のこの時期には「小雨→雨上がり」という最高のコンディションになりました。

まずは実績のあるエリアキラーJig0.5gピンクをキャストします。
すると着水と同時にヒット!

30cm弱のプリプリとよくファイトするレインボーです。

写真を撮ってリリースして、キャスト。
するとまたすぐにアタリがあったのですがのらず、そのままフォーリング。
すると5秒ぐらいのフォールでまたヒット。
ほぼ同じサイズです。

これがなんと30分間、全く同じ状況。
つまり、ワンキャスト・ワンヒット。

今まで「入れ食い」というのは何度も経験していますが、これほどのは初めてです。

以前のなごみの湖レインボーと顔つきが変わっていませんか?

写真撮影をしながらなので、20匹ほどの連続ヒットでしたが
おかげでフックの耐久テストが出来ました。

(やっぱり15匹目ぐらいから針先が少し甘くなってきましたが・・・
シャープナーをもって行くのを忘れたので足元の小石で針先を研ぎました
物(お金)のない子供の頃から釣りをしている人間の「知恵」ですかね)

あまりにも釣れ過ぎるので今度はバガーJigブラックでリトリーブしてみました。
すると30匹ぐらいの集団がバガーJigの後ろについてくるではないですか!
もちろん、ヒット。
そしてまたもやワンキャスト・ワンヒット状態。


その後も、手持ちのフェザージグを試してみましたが
フェザージグなら何でもヒット、という状態でした。

ただし、プラグではあまり結果が良くなかったです。
ライトエリアでは魚のコンディションを保つためペレットを定期的に与えているので、
やっぱり「フェザージグのフォーリング」が効くのでしょう。

*****

管理釣り場に放流した魚にペレットを与えることについては
釣り人によっていろいろと意見が分かれるようですが、
管理者や多くの釣り人の意見を聞いた、私なりの見解を述べさせてもらいますと、

ライトエリアのように濃密放流している管理釣り場では
器(エリア)に対してオーバーストック、つまりエサ不足になります。
それを補うためにはペレットを与えるのは仕方がないことだと思います。
エサを与えないと
トラウトは痩せてコンディションも悪く、ほとんどファイトしません。
またルアーやフライへの反応も悪くなるような気がします。
エサを適量与えると
コンディションも良くルアーやフライへの反応も良くなるようです。

やっぱり・・・
ガリガリで全くファイトしないトラウトを釣っても面白くありません

結局は「釣って楽しい」ということになってしまいますが、
これが釣り人としての正直な感想です。

ペレットについてはこちらを参照してください。

使用タックル

スピニングタックル  

 ロッド: シマノ・カーディフ66XUL
 リール: シマノ・ナビ1000
 ライン: ユニチカ・シルバースレッド・アイキャッチ3LB
 リーダー: フロロカーボン0.8号を1.5m


アタリのあったフェザージグ

投げれば何でも食いつきました(笑)



2005年10月20日




今回はディープ・ルースニングの最終テストを兼ねた釣行です。


なごみの湖(本湖)をルースニングで攻略すべく
水深3m以上の深さを釣るシステム「ディープ・ルースニング」の
最終テストのためになごみの湖へ出かけました。


これが「ディープ・ルースニング・システム」


ディープルースニングの特徴は「移動するインジケーター」
詳細についてはこちらでまとめていますので、ぜひ参考にしてください。


久々のフライロッドでの釣行、なごみの湖に到着したのは、正午。
フライとインジケータの距離を3.5mにセットして始めました。

晴天の日中とあって、なかなか渋く、アタリがあってもすぐにフッキングしません。
そこで、フライが沈みきったのタイミングを計って、少し引っ張って
誘いを掛けて、ようやく1匹釣れました。


日中の1匹。背中の色が水の保護色になっているようですね。

この方法が、最も効果的で、キャストして20秒ぐらい待ってフライを沈め
50cmぐらい引っ張って誘う、これを繰り返すことで
ポツポツとつれ始めました。

インジケータの様子をじっくり見たくて
桟橋からロッド1本分の距離でも釣りを。
桟橋の下ってやっぱり魚がいるもので、3匹連続で釣れました。



黒点がないのが特徴のホウライマス。なごみの湖のホウライマスは特によく引きます。

3時を過ぎ、湖面が木陰で覆われ始めると、にわかに水面が騒がしく、
あちらこちらで単発ではありますが、ライズが始まりました。

そこで、インジケーターを水深2.5mにセットしキャスト開始。
すると、先ほどまでは異なり、かなり明確なあたりも出始めました。


しかし、「ポツポツ」といった調子でしかアタリが出ませんでした。

5時を過ぎるとミッジサイズの虫がハッチ、
管理人さんによると、「間もなくトラウトたちがミッジを意識し始め
ミッジングで面白い釣りができるだろう」ということです。

使用タックル

 ロッド: スコットSVS905
 ライン: DT5F
リーダー:ナイロン20LBを80cm、ナイロン8LBを40cm
      フロロカーボン3LBを200cm、フロロカーボン5Xを60cm

ヒットフライ


エリアキラーBHチャート・オレンジ・ピンク



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