2008年9月5日・8日 佐々里Fly&Lure特別区



朝夕ようやく涼しくなって
私は「春眠暁を」ならず「秋眠暁を覚えず」になっているのですが、
渓流ではラストシーズンを迎え、魚たちの活性もあってきたようです。

今回もまた上流・下流と2回に分けてレポートします。


9月5日 上流部

この日は午後からの釣りで、水温が早く下がる上流、
いつもどおりキャンプ場より上流から入渓しました。

最初のヤマメは
木の根が張り出したポイント。
フライは佐々里マダラ#14。
虫のハッチが見つけられないときは、佐々里川ではまずこのフライからです。

2匹目は
流れが集まる流心、
白泡が切れる辺りでヒットしました。

この日は「ヒラキ」「瀬」といった場所では反応がなく、
「ガンガンの瀬」に魚が入っているようなので
浮力が強く視認性の高くボリュームのある
エルクヘアーカディス#14ピーコックに。

またしても白泡の切れ目から
この魚はサビが出始めているようです。
夏痩せなのか? 産卵準備なのか?

この魚の体色も。

上流に行くほど体色の濃いヤマメが釣れました。
使用タックル

 ロッド: セージLaunch480(8フィート4番)
 ライン: ガイドライン プレゼンテーション WF4F
 リーダー:5X 7.5ftをカットし、5Xのティペットを50cm(全長8ft)



9月8日 下流部

9月5日の釣りのあと、「尺ものが釣れた!」との情報が入り、
居ても立ってもおられず、早朝から、また佐々里川へ。

道中、雨が降り始め、この次期の釣りの条件としてはベスト。
午前6時半、早速、最下流部の百合の下橋から入渓しました。

釣りを始めるとすぐに川は濁り始めました。
しかしこの程度なら問題なく釣れます。

魚に少しでも良く見えるようにボリュームのある
エルクヘアーカディス#14ピーコックを最初に結びました。

このアマゴはフライにドラグが掛かって沈み、
フライを見失って、よそ見をしていたときにヒットした不本意な1匹。

ヒレが見事に発達した23cm。

このヤマメは
白泡の流れにフライをキャストし、少し沈んだ状態でヒット。


ここでカワゲラの脱皮のあとを発見。
カワゲラは水中から石をよじ登り、石の上で羽化するのです。
当然、フライをタマネギ・カワゲラに変更し、
最初の1匹がこのヤマメ。

そしてこの日のクライマックスが!

美山高校裏を過ぎ、堰堤の手前で
(魚の写真に熱中してしまいポイントの写真を撮り忘れました)

アマゴ34cm

この魚も白泡の下にいたようで、
白泡から続くガンガンの瀬にフライを流した時に一度フライに反応がありました。

水面を流れるフライは捕食しにくそうだったので、
タマネギ・カワゲラのウイング(エルクヘアー)を指でクチュクチュとしぼませ浮力をなくし、
半分沈ませた状態で、再度ナチュラルドリフトさせました。
作戦は成功!ゆっくりと浮上し、フライを飲み込みました。

4番ロッドでも、なかなか寄って来なかったので「尺」近いとは思っていましたが、
「34cm」と驚きました。

やはり、これもキャッチ&リリースの成果でしょう!

使用タックル

 ロッド: セージLaunch480(8フィート4番)
 ライン: ガイドライン プレゼンテーション WF4F
 リーダー:4X 7.5ftをカットし、4Xのティペットを80cm(全長8ft)




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