ターンオーバーについて

秋なると湖や管理釣り場よく聞かれる「ターンオーバー」
このターンオーバーの仕組みを簡単に説明します。

その前に理科の授業を思い出してください。
「水は水温が低いほど比重が大きくなり、底に沈む。」

つまり浴槽のお湯は表面は熱く、底はぬるい、という原理です。


さて例を挙げて説明しますと、

前日の日中が24℃とすれば

-----表層 20℃-----
-----中層 18℃-----
-----下層 16℃-----

上のように表層のほうが水温が高くなるのが通常です。


ところが急激に気温が下がり、朝の気温が13℃に下がると、
表層の水が冷やされ以下のような状態になる。

              -----表層 14℃-----(20℃から14度へ下がる)
-----中層 18℃-----
-----下層 16℃-----

これでは表面の水温が最も低くなり、最も比重が大きくなる

 -----表層 14℃-----  
↑-----中層 18℃-----  
↑-----下層 16℃-----  

この矢印の動きがターンオーバーです。
その結果、表層の水が下層にまで沈んでしまいます。

-----中層 18℃-----
-----下層 16℃-----
-----表層 14℃-----


このように湖内で対流が起こる現象がターンオーバーです。

こうなってくると、トラウトにとっての適水温の層が入れ替わるため、
トラウトが落ち来ません。

するとトラウトの活性が下がり、釣れにくくなる?のです。






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