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東出典子の天真爛漫でいこう!


旅に出よう!  1992年6月8日号


 「今度の雨で桜散っちゃいますよね。」と渡部愉理ちゃんが言った。
こんにちは。春爛漫桜満開の下を小学生のように走り抜けてしまう東出です。すっかり春ですね。
私の周りでも鼻が飛びそうなくしゃみが飛び交っております。
ようやく公演も終わり、ポカポカ陽気の下でボーッ過ごす・・・ハズだったのにあいも変わらずバタバタしている。
あぁ旅に出ようか。そう!春になって公演も終わって(あ、観に来てくれた皆さん、有難う!)部屋の掃除も済ん
だらフラッと一人旅にでも行きたいと思っていたのです。が、実は私、一人旅などしたことがなく、フラッと電車
に乗ったり、フラッと車で出掛けたりは出来るんだけど、お泊りする自信がないのだ。イイ年して情けないと言わ
れるかも知れないけど、ホントなの。
言う事はでっかいけど、肝っ玉の小さい奴で通っている私は、その昔色んな所が怖くて、高校生になるまで1人で電
車に乗れなかったり、慣れない道や夜道は一人で歩けない(日本なのに夜中は1歩も外へ出なかったのだ)今から
は想像もつかない程のビビリだったんですヨ。
なんてったってあなた、一人で喫茶店に入ったのも、立ち食いうどん屋で食べれる様になったのも、社会人になっ
てからなのだ。
え?「私もそうよ」って人がいる?良かった。そうですよね。別に引け目を感じる必要はないわよね。
ホッ・・・とまぁそんなわけで一人で寝泊りするのが怖くて寂しいんです。
旅先で絶対友達が出来るのなら寂しくないんだろうけれど。こつはもぉ『一人になりたい病』にかかって寂しさと
お友達にならなきゃ旅には出れないかもね。
以前、人間大好き人間の私が“人間なんて!”と不信だらけの人間に絶望した時、「山に籠もる」と連発していた
のです。
でも、周りの人は「やめとき。絶対寂しくなって山を降りてくることになるからムダムダ。」と流すばかり。
しかしながら、「確かに一理ある」と気付き、やっぱ山籠りは無理だと諦めたもんです。(本当は行っといでと言
われても行く事など出来ないんですケドね。実は虫もコワイ。山は虫だらけだもんね。)
よく男の子達がバイクで日本中を回ったとか、一人で山に登ったとか言いますけど怖くないのかなぁ。
ねぇ、男性諸君はいかがなもんでしょう?あ、そういえば、天真爛漫の中でも、一人旅をしたのがいるワ。
藤田真弓が友達とヨーロッパに行った時、後半1ヶ月をたった一人で過ごしたという。
ま、彼女の場合、「クォーターよ」と芝居の中で言った一言を鵜呑みにされる程の顔立ちなので、街中ですんなり
混じる事ができたのかも。やっぱヨーロッパでなくとも一人旅をしてみよっと。



現在のコメント

5年前、東京に出てきて一人暮しをはじめて4日目に“うちに帰りたい”としくしく泣いてたのが懐かしい!
今では、撮影の為、ホテルに一人で泊まったり、フラッと遠方に出掛けたりできるようになりました。
10年も経てばね、それなりに成長します。
  
 

    こなみのコメント

    立ち食いうどん屋で食べれる様になったのも

    って、レディーなんだから別に食べれるようにならんでもいいと思うけど(^^ゞ。