目次に戻る
東出典子の天真爛漫でいこう!

電車物語 1992年2月17日(月)号


 いよいよ寒くなってまいりましたが、お風邪など召されておられませんか?
今年の風邪は、下痢ピィに泣かされれ、ひどくなるとゲロッピィに悩まされるとのこと。
くれぐれも注意いたしましょう。
 さて、“電車”ではいろんなドラマが繰り広げられています。
かのシンデレラ・エキスプレスもそのひとつ。
私が初めてこの言葉に触れたのは、わたせせいぞうの「ハートカクテル」。
あれは、いいっスよ。ホント。ちなみにイメージソングでは松岡直也のがお勧めです。
エクスプレスもんといえばJR東海のCM。クリスマス・エクスプレスで一躍人気の出た牧瀬里穂は、つかこうへい
の「幕末純情伝」(映画)で沖田総司を演った。そんでもって今度は舞台に進出。
“君はきっと来ない”というフレーズが流れていたCMだったよね。確か・・・。“君”は来なくても“運”が来り
ゃ恩の字だわ。などと横目で見たりする心の狭い私です。
 先日、電車の中で素敵な外国の人を見ました。
背が高く足も長くブロンドの髪、甘い比較的あっさりとした顔立ちの男性でした。
あまりジッと見るのも失礼なので、時々、まわりを見まわすふりをしてちらちら見ていたのです。(う、この努力!
が、かえって失礼にあたったかもしれない。)近くにいた人達も、さりげなく視線を投げかけていたのは言うまでも
ありません。でもそれだけなのです。梅田〜心斎橋をそんなコトで楽しんだだけなのです。
電車で会う人と恋に落ち、果ては結婚までしてという話がよくありますが、私に関してはきっとあり得ないだろうと
この時確信しました。いや本当。万が一、その奇跡が起きたとしたら、それは“君”も“運”も一ぺんに来た時だろ
うと思う。まさに百年に一度の奇跡というやつですね。ハッハッハッ。
でも、ま、奇跡を起こすには努力も必要ということで、待ってるだけじゃ何にも起こり得ないコトは、よーく分かっ
ているのですよ。しょぼん。
今まででだってチャンスはいっぱいあったんだ。雨の降る、ドアもメガネも曇っていたあの日、隣に立っていたかっ
こいい大学生に白サングラスをかけた姿を見られまいと下を向いていたら、人波にもまれメガネが落下。無惨にもレ
ンズははずれ、行き場のない怒りだけが残った。
またある時は、チカンのおじさんがすり寄ってきたので反撃しようとしていたら、スッと盾になってくれた男性がい
た。すかさずか弱いふりをしたが、まもなく駅に着き、お礼を言えぬまま、人に押されてさよなら。
まだまだあるけど、過去を振り返ってもしかたがないので次回に賭けようと思います。あ・・・虚し・・・。



現在のコメント
ありそでなさそな、いや、なさそでありそな、電車のロマンス・・・。未だなし・・・。ちょっと悔し。