本番日誌 Part1


◆12月16日(月)

朝9時から劇場入り。舞台監督の柳田さんから遅れるという電話が入る。ここ に来て連続徹夜の疲れがでたようだ。柳田さんの代わりに、第2劇場の藤田く んとチーム火の車のとうみやさんが仕込みを仕切ってくれている。舞台の立て 込みには役に立たない天真爛漫メンバーは、ただただ申し訳ないと思いなが ら、楽屋まわりの整理をする。満遊戯賊の内海くんも手伝いに来てくれた。第 2劇場の男キャンディーズこと18歳トリオの少年たちも、一生懸命働いてく れている。ありがたや、ありがたや。 10時過ぎに柳田さん到着。舞台の立て込みは、午後4時頃に終了。



午後4時から照明のシュート(明りの当たり方をチェックすること)が始まる が、最初の明りを入れた瞬間から皿袋さんの顔が曇り、いきなり器材の吊り変え が始まる。音響の金子さんいわく「俺、皿ちゃんと仕事長いこと一緒にやって るけど、明り入れた瞬間に吊り変え始めたん初めて見たわ。」とのこと。 今回の舞台はとても変形で、照明を吊りたいところにすべて、劇場の天井の大 きなはりが通っているらしい。後から皿さんに聞いたところによると、はりに 穴を開けてパイプを通そうかと本気で思ったほど、照明の吊り込みには苦労し たそうだ。しかし、そこはさすがパシフィックアートセンター照明課課長の皿 袋氏。悩みながらも時間通りにシュート終了。 (実は、皿さんが課長というえらい人になっていたということを、打ち上げの ときに初めて知った天真爛漫であった。)


午後6時半からはサウンドチェック(音の響き具合等をチェックする作業。) このときは、劇場内はとても静かにしておかなくてはならないので、みんなそ の隙にお食事タイムとなる。実は、むかしむかし、まだ天真爛漫が初めて金子 さんに音響をお願いしたころ、サウンドチェックの意味を知らなかった天真爛 漫メンバーは横でぺちゃくちゃと騒いでいて、めちゃめちゃ怒られたことがあ るのだ。金子さんは怒るととても怖い。サングラスをかけているとまるで香港 マフィアのようだ。小波は、金子さんを怒らせないように、ポケットにいつも チョコレートを忍ばせている。金子さんは、チョコレートがあると機嫌がいい ので、覚えておきましょう。


午後8時から場あたり(照明や音響のキッカケを中心にした稽古)が始まる。 舞台の形が変わっていることは、もちろんわかっていたのだが(あたらしさん と柳田さんと小波とで相談した結果だから)、実際に舞台が出来て見ると、予 想以上に役者の構図で見ずらい部分がある。やっぱり、正面中心で作ってし まっている部分が多く、急遽変更する部分が多い。客席で3人(あたらし、柳 田、小波)が、色々な場所に座り、構図を訂正していく。やはり読みが甘かっ たか?反省していてもしょうがないが、できるところまで、修正しよう。 午後10時退館のため、1景までで、とりあえず今日の場あたりは終了。