２拍３日合宿研修“精鋭リーダーへの道”
熱い思いを持つ“強い”リーダーはこうして生まれる！

エデュース
川島康史

私達エデュースが主催する“精鋭リーダーへの道”研修は、参加者一人一人にとって、忘れることのできない“気づき”の場となります。“気づき”のきっかけは、参加者によって様々です。思いもしない場面で、何かをつかみ取る参加者も居り、“気づき”の瞬間は本当に千差万別です。
今回は、“精鋭リーダーへの道”研修で、参加者の心の移り変わりがよく見られる場面を紹介します。

１、“自分自身との真剣勝負”が始まる第１日目の朝

研修初日の朝８時（集合時間は８時半）、
ＪＲ大津京駅の改札口周辺には、研修参加者が集まり始めます。この時点で、既に気合いを入れて研修に臨む人もいれば、会社から言われて仕方なく来た、という雰囲気が見え見えの人もいます。”姿勢“の崩れた人は、ポケットに手を突っ込んだり、挨拶も出来ない人がいますが、講師は、そこを見逃しません。
・多少集合時間に遅れて来ても、待ってくれているだろう、と考えている人
・ポケットに手を突っ込みながら、名前を名乗って来る人
・ガムを噛みながら話しかけてくる人
・他のメンバーは既に集合していても、講師が話しかけるまで、何も知らないフリをしている人
そんな人に対する指摘・注意に妥協はありません。
「うるさいなぁ」、
「大変なところへ来てしまった」、
「これから３日間どうしよう」、
という気持ちが、交錯しているのでしょう。

２、心を真っ白にするケジメある研修運営

この研修では、大きな声での挨拶・返事や時間厳守に始まり、身の回りの整頓や、履物・フロ桶の後始末といった日常生活の基本を、当たり前のように大切にします。
・小さな声には、「聞こえない！」、
・間違ったやり方には、「やり直し！」、
・履物が乱れていれば、「揃えて！」、
という具合に、一つひとつの動作にメリハリを求め、ケジメある行動を求めて、徹底します。
「何のためにこんな細かなことまで…」、
と感じる人も少なくありません。
しかし、このケジメある環境の中だからこそ、３日間という時間を、人の話を受け容れ、自分自身を見つめ直す場に出来るのです。

３、やってみて初めてわかる 大きな声を出すことの清々しさ

「とても気持ちがよかった」
「皆に励まされてとてもうれしい」
「大きな声で叫んでいるうちに、感極まって涙が出そうになった」
“檄文連呼”に対する参加者からは、決まってこのような感想が聞かれます。
自分のことばでつくった“檄文連呼”は、何もかも忘れて、ただただ大きな声を出しますが、理屈抜きに気持ちを前向きにしてくれる効果があります。連呼する一人一人に対して、「頑張れ！」と、他のメンバー全員から励ましが飛ぶ中で、参加者の間に一体感が生まれてきます。
初めは「恥ずかしい」、「馬鹿らしい」、と思っていても、実際にやってみると口では説明できない爽快感があります。この時を境に、声の大きさや、表情が一変する人も少なくありません。こんなシンプルなことが、本人に勇気と自信を与えるのです。

４、自分自身との戦い信念強化スピーチ

“信念強化スピーチ”とは、自分が避けたり、探り当てた問題と、その原因、その改善策を、皆の前で発表するというものです。
３日間の研修期間の内、半分近くを費やすこの時に、“気づき”を体感します。
研修という非日常的な環境の中で、自分と対峙する前夜から作成してきた“自分の現状認識”。この内容を他メンバーの前で話し、アドバイスを貰うのですが、
「何とかスピーチ発表を無難に終えたい」、
「どうせ、会社での自分を知る者はここには居ないし…」、
「とにかく時間が過ぎれば何とかなる」、
といった具合に、何とかその場をごまかそうとする人もいます。
しかし、そのような気持ちで取り組んだ発表は、研修中の態度を見ている講師にも、そして他のメンバーにも直ぐに見破られてしまいます。そんな時は、自分が一番みじめに感じるものです。何度も何度もやり直しをしているうちに、今まで避けてきた自分自身の問題の本質に近づいていくのです。
・自分の事なのに、他人ごとのように考えていた自分
・一生懸命な気持ちを忘れていて、愚痴ばかり言っていた自分
・自分の大切な部下なのに、あまりにも無関心でいた自分
・格好ばかりを気にしていた自分
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感じる事、気付くことはそれぞれ違いますが、確実に何かを感じ取れるのがこの“信念強化スピーチ”の時間です。