「己を律することが自立への道」
子供の二、三歳は動物。本能のおもむくままに走り、泣き、笑い、ころげまわる。
人間として、「他人に迷惑をかけない」、「皆と仲よくする」と言った社会性を体得するのは躾。躾は中国語で、教養と表現する。知識・見識・経験は、躾が出来ていてこその教養なのだ。躾には否も応もない。躾は身体で覚えるもの。
「感情のおもむくまま」、ではなく自らを制し律し考え行動を起こす。そうであってこそ、他人は手を差し伸べ協力してくれる。
(書は大阪・加藤和代さんの筆による)

 

前の頁 I 目次へ